うちの会社の小さい先輩の話・第1話
ちっちゃくないよ!
まさにこの一言で全てを表現出来る様な、とある会社の片瀬詩織里先輩。
池袋西口の東京芸術劇場の前を篠崎拓馬が会社に向かって歩いていたら詩織里が茂みに向かってニャオーニャオー鳴いていた。猫が見えたのでニャオーニャオー鳴いたら出て来るかもしれないと。
詩織里先輩、背は小さいけど胸はでかい。しかも拓馬をお姉さんみたいに甘やかしてくれる。先輩として。
そんな先輩に拓馬はドキドキするのだが、幼馴染の早川千夏とタメ口で話していると羨ましそうに見て来る。これはもしや嫉妬?と思った拓馬だけど、詩織里は早川の方に気があった。早川、小動物に懐かれる性質らしい。
「先輩がうざい後輩の話」と似た方向性かなと思ったけど、この作品は竹書房でままあるちょっとエッチィギャグ系か。
ところでこの作品の発表が3年前でまさにCOVID-19のパンデミックが始まった頃なので未だ未だオフィスがそれまでと同じ雰囲気で描かれているけど、会社にはよると思うが勤務してる会社ではそれまでも浸透していたチャットツールでの仕事に仕方にそれ以来は完璧に変換されたので、例えば資料が完成して提出する時にたとえすぐ近くに相手が居てもチャットで「出来ました」と連絡する。ドキュメントの場所を指定したリンク付けて。だからすっかりオフィスでは会話もしなくなった。なので今後のオフィス物って会社で会話してる姿を見たら違和感感じちゃうだろうし、会話しないと物語にならないかも。