女神のカフェテラス・第9話
お、今回のサブタイを見ると流星の過去ですか?
前回頑張りすぎて熱中症で倒れた流星。気を失ってる時に誰かを追いかけて行かないでと言う場面があったけど。そして気がついたら隼が居て、心配で取り乱したんだぞと言うのでデレっとした訳だが。
改めて白菊から流星が倒れた時に110番だとか言うのを聞いて、隼ってそんなに慌てたんだ、悪い気はしないわねと。
なんて思って店の中に行ったら隼が水着の客に迫られていていい感じだったのでムカッとした流星が怒る。
海の家の方は盛況だったが、普通の店の方は客が来ていない。本当に夏は来ないんだな。海岸に近い筈では。隼が海の家に行っていると必然的にコーヒーを淹れられる紅葉が店の方を任される。そして今日は桜花が一緒だった。桜花、相変わらず口うるさい隼と一緒じゃない方が良いとか言ってるのか。と、ここで紅葉が思いついた。桜花、折角だからコーヒーの淹れ方を覚えないか?(桜花がコーヒーを淹れられる様になったら自分は隼の居る方へ行けると思ったか?)
海の家では相変わらず流星が八面六臂の活躍。あれは天賦の才なのだろうか、修行でもしたのだろうか。白菊は大学でもあんな感じだよと言う。そう言われて気が付くが白菊と流星は大学三年生。就活しなくて良いのかと隼が聞くと、白菊はもうアテがあると言うのだ。それってひょっとして。
そんな話をしていたら秋水が急を告げてきた。チャラ男が来店したら無条件で殴り飛ばしても良いかと。物騒な事を言いだしたなと思ったが、見てみたらあの不破の孫が来ていて流星の腕を掴んでいた。あ、あいつなら。しかももう迷惑行為してるし。ただ、いきなりの暴力沙汰はと思って隼は威嚇して来いと言う。
秋水だったらあの夜道の時に痛いほど思い知らせているのでそのまま行けば良かったのに何故か仮面をつけて脅しに入った。ただ、仮面をつけても相手はもしかしてこいつはと薄々気が付く。そして逃げてしまった。
その頃、桜花はコーヒー淹れるの全くダメだった。狂犬の桜花と言われてるのも知らずに。
不破の孫を追い払った秋水、さっき隼が流星に怒られて落ち込んでいたよと言うので、ここでまたも悪い気はしないわねと思う流星。
また女の子に寄られていたけど。
お盆前は休み無しと言っていたのに、急に海で遊んで良いと言われた五人。午前中雨だったからねって、ああそうか、ちょうど今日みたいに、画面に警報テロ入れる程に朝まで大雨だから海辺に誰も来ていないんだな。
隼の方は一人で防波堤で釣り。それを聞いた紅葉が一人隼の方へ行った。新曲作ったんだよ、バラードで。なんて会話をしてるのを流星が遠くから見ている。と言うタイミングで釣り竿に強い引きが。秋水が引っ張ったらしいが、おかげで引き込まれた隼が秋水と衝突。また隼に怒られたな。
秋水は店の方へ行かされて、今日は桜花が海の家。だから紅葉は今度は秋水にコーヒーの淹れ方を教えようとする。
海の家の方ではまた流星が頑張りすぎて隼が無理矢理休ませる。そこにテレビの取材班がやって来た。海の家特集で取材してるが、評判の良い店員が居ると聞いてやって来たと言う。流星の事かな?流星が休憩を終えて戻って来たらディレクターが流星の事を知っている。もしかして月島流星?ディレクターの野村、流星の事を15年前に大ブレイクした天才子役なんだよと言い出した。あ、以前はもてはやされた天才子役の設定が来たのか。
でもそれが流星の思い出したくない過去だったのだ。外に逃げちゃった。野村も別に悪気は無かったが、周囲がそう言う目で見てしまう。逃げた流星は白菊に追って貰った。
夕食の場に流星が居ない。食事はみんなで一緒にの約束なのにと言う秋水。あの場に居なかったからなあ。
流星は子役時代に目一杯頑張っていた。それは母が喜ぶから。でも父はそうは思っていなかった。あまりに大変そうで見ていられなかったのだ。だから常々言っていた。無理はするなよと。そうか、隼が言っていたみたいな事を言ってたのか。そして流星がテレビにあまり出なくなった頃に両親は離婚した。多分売れなくなって苛立った母親と、これでいいじゃないかと言う父親とでもめたんだろう。ところで子供が生まれてからの離婚はただただ子供に不幸を押し付けるだけのものだからね。
一人海岸に居る流星の所に隼が来た。流星がいつも社交性が高いなあれは天賦の才かなと思っていたのは間違いで、生きる為に努力して身につけた渡世術だったんだなと言う隼。でもその力は今後うちの店の為には必要不可欠なもので、子役の頃からやって来た事は全部今の力になっている。ありがとう、ばあさんの店を守ってくれて。
そして繰り返して言う。流星だけ無理するな、心配なんだからと。嘗ての父の様に。
泣きつく流星。ずっと隼の所に居る。
「分かった」って言いましたね隼。
ずっとお前の淹れたコーヒー飲みたいって子と、ずっと一緒に居たいって子と、二人になりました。