山田くんとLv999の恋をする・第13話・最終回
雨の日、椿から今日は私の事だけ考えてと言われて茜のバイト先に行った山田。あれで心が決まっただろうか。今日は山田からの回答を貰える日。そして椿は今日私はふられるんだと思っていた。
やって来た山田に椿は今までの想いを吐露する。ずっとずっと山田が好きだった事を隠して来てその日の朝を迎えたけど、今日からはもうそれが終わる。どんなにか山田が好きだったか。うん、めちゃくちゃ列挙したね。山田がびっくりする程。でも悲しいかな人と人の恋愛は思ってる強さだけでは決まらない。
その時椿が山田の手に書かれた絵を見つける。
それ描いた人、山田くんの好きな人だね。
「はい」
あ、ここで明確に言葉になったか。
今日はギルドのオフ会。鴨田主催で焼肉屋で実施。あれ?ギルドったら椿も今やギルドメンバーなんだけど、流石に来られないか。山田は未だ来ていない。だから瑛太はあとで二人になれる機会を作ってあげるよと。未だ告白してないんでしょ。これ、前回は椿の告白が茜の告白だと勘違いしていたからFOS内でこないだ告白出来なかったよと聞いて「あれ?」と思った瑠璃姫。
焼肉屋と言ってもファミレスっぽい焼肉屋でなくて高そうな焼肉屋。鴨田の友人がやってる店だそうだ。そしてその場に居た色々な人が鴨田社長にご挨拶。顔が広い。私はこんな大人になれなかった。と言うか何をどうやっても付き合いの悪い私がなれる筈がなかった。
部屋に入って食べ始めたら隣の部屋のお方からと次々と差し入れが来た。酒まで来たのかと思った。この中では鴨田だけ飲めるのではとこの時は思ったが、ああ、違った。この話、酒で始まったんだった。そして酒が減ったカット。
山田がやって来る。お世話係が来たと瑠奈が言うが、茜が飲んじゃったのだ。
山田、少しは肉が食べられたのだろうか。次の場面は山田が茜を送っていく場面。手を繋いで。ヒールも抜いてあげて。
茜の部屋の玄関前で分かれるけど、帰ろうとした山田を茜が思わず止める。でも告白する、じゃなくて山田は自分の事が好きなの?と言う疑問文で言ってしまった。それで良いのかと思ったけど、この後の山田の返しがにくい。
「バレたか」
なんだよこの色男。こんな返しあるかよ。
ただ、酔はもうかなり覚めているだろうとは言っても茜は今晩の事が本当なのか明日の朝になって確証が持てないかもしれない。だから明日の朝になったら電話すると茜は言うけど、山田の方から電話する。
晴れて茜と山田はお付き合いをする事になったけど、それを聞いて茜の友達が大人を演じるのは無理とか言っていた。そして桃子は彼氏居ないのは自分だけ?とも。
そう言われて桃子は何となく大人っぽい雰囲気で行こうとしたけど、全然言葉でうまく表現出来なくてあっさり諦める。
茜はそれでいいんじゃないですかね。
山田くんとLv999の恋をする、茜の性格が楽しかったので全編とおして楽しめた。
でも恋愛部分に深く突っ込まれてしまうとそう言う方面と縁がない爺さんは「そうなの?」しか言えなかったな。