アリス・ギア・アイギス Expansion・第11話
ある雨の日。のどかが成子坂製作所に来ていない。おかしいなと思ったら薫子から突如として「一身上の都合により退職すると言う連絡があった」と言われる。理由はって言っても一身上の都合で分からない。のどかに電話をかけても繋がらない。のどかの家人言っても反応がない。これはおかしいのではないか。だってあの海辺でのどかは成子坂に来られて良かったと言っていたじゃないか。ロッカールームに戻ったら紙片が落ちている。電話をしてみたら辺見が出た。知らない、私からは何も言えない、それ居るけど言えないみたいじゃないか。
案の定、のどかは御成屋総合技術開発室に居て新型ギアの開発実験が行われていた。のどかの順能力が優れていると言うけど、そんな人を選ぶ機体で今後使えるのか。シモンが心配したけど今ののどかはシモンを弾いてしまった。
夜露の勘ではのどかが御成屋にいると言う見立て。そこにシモンがやって来たので夜露と文嘉はシモンの後を付いて行くとそこは御成屋のビル。でも受付ではアポイントメントが無い人は入れられないと拒否されてしまう。
一方シタラは薫子が誰かと会議室で話しているのを聞いていた。なんだか御成屋でおかしい事が起きている。のどかと繋がった。
その頃のどかは早くも御成屋のエリアに出現したヴァイスと戦闘していた。
夜露達は薫子にのどかを連れ戻しに行きたいと言うが、確たる証拠が何も無いのに勝手に踏み込む訳には行かない。薫子はうんと言ってくれなかった。でも夜露は待っていたらダメなんだと。夜露はもっと早く自分が気づいていたらと言うけど薫子はそれは背負いすぎだと言う。三人がどう言っても薫子は許可出来ない。
それでも何とかしたいと思っているのは薫子も同じで、真理に何か御成屋の情報はないかと聞いてみた。真理自身には何も無かったが、でも真理はアドバイスしてくれた。ここぞと言う時になんでもしてくれる黒幕がそちらには居るではないか。そこであの「隊長」がクローズアップされるのだが、隊長が動くの?
薫子にダメと言われた夜露は自分の荷物をまとめている。組織の中に居たら何も出来ないなら成子坂をやめて独断でやるしかないと。
そこに薫子。隊長から許可を貰った。全責任は隊長が取ると言う。事情を話したら二つ返事でやれと言うのだ。
と言う事で成子坂製作所で全力をあげて御成屋からのどかを救出する作戦を開始する。御成屋の実験施設はここ。そこって南高尾山稜なのでは?シャードとしては東京シャードの外壁。宇宙空間に接した部分。そうなるとギアで宇宙から迫るしかない。
ただ成子坂製作所は業務停止命令を受けているので成子坂自身のギアは分解した状態。整備の為に預かってるギアはあるが、それは他所様の物。整備部の部長の磐田はバラしてるなら組み立てれば良いと言う。朝までに一機なら組める。みんなが夜露に行かせたいと言うので、夜露の機体を徹夜で組む事になった。
モニタを睨んでいたら成子坂が受注出来るヴァイス駆除依頼の案件が入って来る。いや、成子坂って業務停止中だったんじゃと思ったら、どうも隊長が架空の依頼を作ってくれたらしい。
夜露のギアは組み上がった。しっかり仲間を助けて来いよ。