私の百合はお仕事です!・第12話・最終回
ようこそリーベ女学園のゾンマーへ。
ああ、Sommerか。
リーベ女学園も今日から夏服です。その他に生徒おすすめティーやシュヴェスターティーも復活するのでみんなでゾンマーを盛り上げましょう。
冬服と随分印象が変わったな。貴重となる色が緑からグレーになって。辛うじて襟に緑が残る程度。
陽芽とか果乃子とか似合うとか似合わないとか気にしていたけど、美月の場合はそんな問題ではなかった。まあ冬服の時から胸が大きかったよねとは思っていたけど、この夏服だとかのアンミラの制服みたいに大きな胸が強調される。
あまりの事に純加が美月に対してそれで大丈夫かと聞くと美月は全然意識せずにかわいいですねと気に入っていた。でも純加は舞に囁く。このままサロンに立たせて良いのか。舞も悩む。エッチぃ路線にはしたくない。
舞が一生懸命説明しようとするが、美月にはそれが理解出来ない。私、そんなに似合ってないでしょうか。そのまま行きそうなので陽芽が他の人が見たらどう思うかと言うが、でもそれをやはり美月は理解出来ない。
と言う事で取り敢えずそのままサロンへ。純加、果乃子とシュヴェスターになったのを改めてアピールしてみなさん見て下さいと言うが、一方のシュヴェスター、逆に陽芽が何とか美月の胸を隠そうとする。注文も給仕も賢明に行う。美月この時点では未だ陽芽が給仕を勉強しようとしてるんだと思ってる。
見かねた純加が美月を控室に連れて行ってストールを渡そうとした。陽芽は美月の気持ちは分かっている。この夏服がかわいいと思って着ている。だから様子を見に行った。今回は純加はストレートにゲストからセクシーに見られるからと渡そうとする。やっと意味は分かった美月ではあったが、入って来た陽芽にあなたも私の制服姿がやらしいから隠せと思っているのかと聞く。陽芽、答えられなかったけど雰囲気でやっと美月は理解したらしくストールを着てサロンへ。でも違和感あるなあ。
美月がすっかり気落ちして陽芽に恥ずかしい姉でごめんねと言うから陽芽が懸命にそれを否定。美月またちょっと勘違いしてありがとうって、こいつ面倒だな。
結局陽芽の提案でベストを着る姿に落ち着いたけど、美月は怒る。さっき恥ずかしくないって言ったのにこれは何?と。陽芽は美月みたいなプロポーションになりたかったと言うのを言葉の選び方が悪くて「矢野の身体が欲しかったの」って、そりゃいかん。
次は生徒おすすめティーとシュヴェスターティーです。各々に色々な葉を選んで淹れたから飲んで味わって覚えてゲストに勧めてね。はて、ダージリンとかセイロンとかアッサムとかニルギリとかそれで行くのかなと思ったら、フレバリーティーだった。ああ、こう言う店だとフレバリーティー出るよね。
でも陽芽はどれも紅茶味としか思わない。いやいや、ダージリンの茶園別の味わいを区別しろとかじゃなくて、嫌でも香りなどが違うフレバリーティーなんだから分かるだろう。チラと見えた表だと美月のはモーントローゼ、陽芽はエンゲル、果乃子はアップフェルヴァルト。
陽芽は舞から感想を求められたが何も言えない。美月はこれは仕事なんだからとまた責めて来た。ただ舞はこれは仕事、みんなのおかげで営業が好調なのでどんどん行きたいと言うのだ。それを聞いた陽芽はそれって自分が参加したからでは?と思っちゃった。
舞に言わせると陽芽の人気を10だとしたら自分は6か7。でも陽芽の仕事力を10としたら私は100だ(ドス
美月や果乃子のおすすめが順調に勧められているが、陽芽は未だ表現出来ない。だから聞かれてうっかり飲んでみて教えて下さいと返したらこれがウケた。これで気を良くした陽芽だったが、客の間で中に入ってるのがラズベリーなのかストロベリーなのかで争いになってしまった。ここは美月が助けてくれたけど、またあとで叱られた。
陽芽、素直にありがとうと言って、そして美月がいつも見てくれているのもありがとうと。矢野って結構私のこと好きでしょう。
ここはまた照れた美月に否定されて陽芽はなんだよーと思ったが、サロンで純加が演じる果乃子とのシュヴェスターを見て思いついた。
自分のおすすめ紅茶もシュヴェスターの美月が選んでくれたんだと言う演技の方向で。狙いどおり。この場は美月が抱き抱えてくれながら、好きなわけないでしょと言うものの、でも美月言葉どおりの意味ではなくなっている。
小学校時代の行き違いは取り敢えずは修復出来たよね。
わたゆり、まあまあだったかな。
みんな色々問題のある子ばかりだったね。
ところで舞の腕の怪我は?今回も冒頭でギプスしてなかったけど。