スキップとローファー・第7話
期末テストが終わりました。その過程で美津未がかなり聡介を意識する様になったけど、現時点ではとっても良い人がたまたま自分と友達になってくれたと言う段階。
ところで、頑張らねばと言っていた美津未の順位はどうだったんだ。
美津未、前期生徒会の書紀に任命されました。あ、生徒会の改選があったんだ。それによって正式に生徒会メンバーの入れ替えもあって、美津未が書紀になれたのか。会長はあの高嶺が....と思ったら選挙結果は風上と言う2年生が生徒会長に当選したらしい。高嶺さんの気落ちはいかばかりか。
兼近、あんな性格だけど相当真面目な側面があって、座談会にはまめに出てるし美津未の片付けを手伝ったり。同じ2年で高嶺に残念だったねと声をかける。あの場面、結構良い事言ってるじゃんと思ったけど、高嶺が涙目になってしまっていた。美津未の方は経緯をよく知ってるから兼近の言葉が実は高嶺を刺激したと理解している。それを気づいていない兼近へ説明。
会長選挙前日まで会長の立候補者は高嶺以外には居なかった。前生徒会長も美津未も次は高嶺だと思っていたし本人もそのつもりだったけど駆け込みで風上が立候補届けを出したのだ。この風上、サッカー部の次期キャプテンとも目されていて、2年の志摩ともミカ達からは言われていた。勿論美津未はそんな事を言っても高嶺はこれまで生徒会の仕事を一生懸命やって来ていたし、生徒会長になったらやりたい事をノートにまとめていたし、だから高嶺の方が適任者と理解していたが、何しろ選挙って人気投票に近い。さらには高嶺が何をやっていたかとか他の生徒には全く伝わっていない。それだと勝つのは無理だ。
その風上、怪我でサッカーをやめて生徒会長に立候補したと思われていた。だから高嶺は生徒会長になったらやりたい事ノートを風上に見せよう、それで学校の為にと思っていたのに、たまたま通りがかった風上の会話からサッカーは最初からもうやめるつもりで、先生からの覚えもめでたい生徒会長をやっておきたかったと言う、これだけ聞いたらかなりいい加減な言葉を聞いてしまった。だからこそ高嶺の傷は大きかったのだ。それは兼近のあずかり知らぬ話で、まさかそんな事があったとは思っていなかったのであの励ましだと思った言葉を告げたのだ。
そうだったのかと深刻な感じの兼近。
当直?泊まる訳じゃないよね。美津未と高嶺がやる日で、それを聞いた聡介が自分も行って良い?と。簡単にOKするんだからやはり宿直とは違うね。
と言う事で、三人で生徒会室で勉強していたら兼近が入って来てビデオ上映の準備。制作も原作も撮影も出演も全部兼近のビデオ。兼近が子供の頃に作った自主制作ビデオだった。でも誰かが撮ってる感じだけど。
恥ずかしいけど見せてくれてる兼近。自分が子供の頃から努力してでも未だに実現してないけど、いつかは実現させるんだと言う気持ちを、こんな恥ずかしい思いをしてでも高嶺に見せたかったんだ。おかげで高嶺に気持ちの整理がついたよ。高嶺らしい整理の仕方だけど。そしてその気持が今度は風上に少しは伝搬したかな。花壇からは芽が出たよ。
夏休みになります。美津未の計画が全部小学生のそれ。でもその美津未からは頻繁に「志摩くん」の話が出て来る。一体どんな男だと気になるナオちゃん。
京王線のホームに降り立ったら聡介が女の子に頭を下げている場面に出くわした。何か謝ってる?連絡先聞かれたけど、意味なく教えられないからねと断った聡介。
そして休み時間にみんなが見つめる聡介へ2年のマドンナ八木からの告白らしき場面。今がラッシュなのだと言う。夏休みに入ったら当分会えなくなる。だから今のうちに連絡先聞いたり告白するラッシュが起きると言うのだ。それを聞いて気持ちがざわめく美津未。連絡先なんてそうそう教えて貰えるものではない。でも美津未は、聡介から連絡先交換申し込まれたんだよね。偶然に偶然が重なったと言うのが美津未の認識。
結月からは女子会するよねと言うお誘い。美津未は盛り上がってミカも来るよねと声をかける。ミカ、自分が入ってるとは思っていなかった。そして誠はそんなの初めてだからと緊張していた。
生徒会から学級代表への連絡会のあと、聡介が朝に美津未と動物園の話をした時の訂正があった。例のパンダ見物、夏休みでも平日ならそうは混まないみたいだよと。そうなの?それはさておき、そんな会話をしてる場面をミカが見かける。
聡介が美津未に誰かと行くの?と聞いた時、美津未が頭ではみんなと行きたいと言おうと考えたのに、口=心は二人で行かない?と言ってしまった。なんて事を言ってしまったんだと思った美津未だが、聡介があっさり良いよと。美津未の帰省前に行こうねと予定を見始めた。
二人で?ミカはそれを聞いてしまった。二人だけを言い出したのは美津未。そしてそれを聡介が受け入れた。ふーん、そうなんだ。
なんて話になってる時に予想外のイベント発生。聡介に校門から電話を入れる女性ありけり。ミカがこの人を見て驚愕。なんだこの驚き方は。その人はミカに聡介のクラスを案内しろと連れて行った。美津未がそれを見てミカのお知り合いの方?と聞いたら、その女性は「なんか分かっちゃった」と。
慌ててやって来た聡介がその人をこのままだと不法侵入だと言って連れて行く。美津未はポカーンとしていたけど、ミカは驚いた理由を雑誌を出して説明する。雑誌の表紙を飾る程のモデルさん?
西城梨々華と言う名前なので、聡介の姉とかそんなのではないみたいだが、日頃から聡介に学校におもしれー子(美津未)が居るんだって聞かされていたのかな。それで美津未を見てピンと感じた。
ナオちゃんの方は美津未が普段話題にする志摩くんって誰だと思ったが、こちらはこちらで聡介が普段話題にする美津未ちゃんって誰だと思って学校まで来たかな。