女神のカフェテラス・第8話
夏が来ました。FAMILIAは海の家をやります。よって盆休み以外の休みは無し。
カフェの営業は軌道に乗ったんじゃなかったのか。何故そんな無茶をするのかと思ったら夏はカフェの客が減るからだと言う。そう言うものなのか。でも設営費がお高いんでしょうと言われると、大丈夫だと隼は言う。あれ?また株やったの?いや春からの四ヶ月間の利益を全部ぶち込むのだそうだ。やべーな。
この場に紅葉が居ないなと思ったら、隼にアイスコーヒーをいれてくれていたのだ。
商店会もおばあさんの店ならOKと海の家の許可を出してくれた。ホント、隼のおばあさんの人徳は凄いね。そして桜花が海の家の為に準備したのは海の家用のコス。コスって言ったな、制服じゃなくて。いづれにしてもほぼ水着。隼が目を逸らすと、あれー裸は大丈夫なのに水着は恥ずかしいんだとツッコまれる。いや裸は事故だろう。でもそれを横目に流星が不満げだった。さっきアイスコーヒーがこぼれてスカートにかかったのを理由に引っ込んだかと思ったら、モロ水着で来た。流星の対抗意識強い。
そんな事をしてる時、紅葉はバンド仲間にやっぱりやめるのをやめると言っていた。仲間はヒゲモジャガールと言うバンド名にしなかったので抜けようとしたんだと勘違いして、バンド名はヒゲモジャガールで行こうと言ってくれる。おまえらそれで良いのか。でもこれが決まったせいで後から流星の焦りを招く。
紅葉が帰って来たら、白菊が消毒ティッシュで酔っ払ってしまっている。いやその程度で酔うとは店内の消毒出来んぞ。この惨状を見て紅葉がどう反応するかと思ったら特段の反応も無く、バンド名が「隼の言った」ヒゲモジャガールになったよと告げて戸を閉める。これに流星が反応する。やはり紅葉は本格的に隼の事を....
海の家のメニューとして白菊がスイカパフェを考案した。スイカをボール状に切るの大変なのでは。宣伝の為に写真をと思ったが、秋水が妙なメガネで顔出ししたのしか撮れなかった。その前に何枚も連写した様に見えたのだが。でもまあバズったのでヨシ!
ついでに皆が制服を着て海で遊んでいる場面も撮る。てっきり海の家用の制服で写真を撮ると思ったのだが。
海の家初日はどうなるか不安だったので店の方をお休みにして全員でやる事にした。これは正解で、和菓子屋達が客を連れて来たのもあって、盛況になった。盛況すぎて品出しが遅くなる程で、流星が駆け回っている。
なのにカウンターで隼と紅葉が仲良さそうに話をしているのを見て、流星はカチンと来た。思わず文句を言う流星。二人が話していたのはコーヒーをストックしておいて、手早く品物を出せる様にする方法だったのだが。何を話していたにせよ、客から聞こえそうな場所で声を荒げるのはいかんよ流星。ところがその流星は目眩を起こして倒れてしまう。
流星が倒れて寝ている間に見たのは何だろう。流星が抱える問題はその辺にありそう。おいていかれる強迫観念か。でも行かないでと抱きついて目を覚ますとその相手は隼。
倒れちゃった流星に隼はもうこんなのはごめんだみたいな口調で言うが、それは心配のあまりに取り乱したからだと言うと、そんなに心配してくれたんだと流星は喜ぶ。
やはりチョロい。