私の百合はお仕事です!・第7話
陽芽と美月の件はお互いの思い違いが解けてうまく行ったが、今度は果乃子と純加の意識のズレ合い。
果乃子がスマホを忘れて純加に陽芽の写真が満載のを見られて、純加は果乃子が陽芽を好きなんだな(どこまでの好きと理解したか分からないけど)と思って、陽芽だけでなく自分とも話して欲しいと思って動き出したのが始まり。
ともあれまずはブルーム選挙が始まる。ぶっちゃけフロア担当の人気投票なのだが、それをリーベ女学園のブルームと言う制度を見立てて行う。それを知る為にこの本を読めと「乙女の心臓」上下巻が渡された。コンセプトカフェ面倒くさい。
ともあれ陽芽から見たら一番かわいい子となるのは外面を作る子としては是非勝たねばならぬ。
陽芽はリーベ女学園では順調に行ったけど、果乃子は相変わらず陽芽以外とはうまく話せない。特に純加と。なのに純加はあのスマホ以来結構話しかけて来る。そんなうまく行ってない果乃子に階段に出て陽芽はちゃんと話せる様にしようねと言うのだ。ここ、後から考えると果乃子がリーベ女学園でうまく行ける様にと言う話を純加とかの居ない所で話すのに場所を変えて外階段でやった訳で、別に二人としては悪口とか言ったつもりではない。でもこの習慣が他の人からはそう見られないと言うのは分かっていない。
企画はうまく行っていて、来校者(客)は対象メニューを選んで投票してくれる。そしてそのコンセプトに基づいた会話も弾む。さらには陽芽が給仕したら来校者からは白鷺さんはどうなのと聞かれて陽芽は自分がブルーメに選ばれたいと答えるから、一年生のブルーメ見てみたいと言う盛り上がりも見せる。
ここで純加がさらに話を膨らませようと陽芽にちょっかいを出すのでそれを見た果乃子があの人は一体何を考えているんだと言う不信感が広がる。今度はこっちの方で思い違いが広がって来たよ。
翌日、果乃子が陽芽より先に一人でカフェに出た時、純加と出会う。カフェに来る場面だから当然純加は素の状態。でも果乃子はこの素の状態の純加を初めて見たから思わず悲鳴を上げてしまった。誰、この知らないギャル。
ちょっとは慣れが出て来たかと思った純加かと思ったのに、また馴染めなくなってしまった。リーベ女学園の姿は伊達メガネだし、本はいつも読んでる風で読んでない。なんだギャルがお嬢様ぶってるのかとこの時の果乃子はそう思った。
ただのギャルが本を読んでる風を装ってサボってるだけかと思った果乃子だが、フロアで純加が本を勧めて来たのでいい加減な知識で本を勧めるとかどうなんだとこの時は思った果乃子。
でもうまく話せない件をバックヤードで果乃子と陽芽が話していたらそれを聞いた寧々がそれは陰口だと指摘。そして純加の素の状態を見てないのは純加が君たちより早く来て遅く帰ってるからだとも言う。つまり純加はそれだけ仕事してるのだ。
そんな指摘を受けて果乃子は純加が勧めてくれた「驕慢と偏見」を開いてみた。するとあらすじは純加が言ったとおりだ。別にいい加減な事を言ってる訳じゃない。純加があんな風に見えて実は色々しっかりとリーベ女学園の事をやっているのだと初めて知る。
そんな純加が果乃子に話しかけるのは果乃子と仲良くしたいだけだと言うのだ。ちょっと果乃子の純加に対する誤解が解けたかもしれない。