【推しの子】・第2話
衝撃の第1話から数年後。アイ亡きあと、アクアとルビーは高校受験を控えていた。
ルビーは母の様なアイドルになるんだと言う強い気持ちを持っていた。そして某大型アイドルグループの追加メンバーオーディションを受けた。一次の書類審査は通って二次の面接審査を受け、通知待ち。
二人は苺プロダクションの社長の斉藤ミヤコの保護の下に入っていた。何故かあの社長の壱護は失踪したのだそうだ。何だろうなさり気なく通ったけど、後から何か影響して来るだろうか。
でもここで某大型アイドルグループに合格したら普通の道を歩みそうで、恐らく不合格なんだろうなと思ったらやはり不合格。泣いちゃうルビーをミヤコが政治力とか働くものだよと慰めてくれる。
アクアは監督の所へ行ってくると出かけたが、監督ってあのアクアを見出した監督だ。そこに入り浸っていたのか。そして驚くべき事実。アクアが何から何まで手を回してルビーが落選したと言う事にしたのだ。前世が医師だったと言う資質があるとは言ってもずっと狡猾になってる。
アクアはアイの悲劇を見て大事な妹のルビーを同じ目に遭わせたくなかったのだ。その一方で自分は五反田の所で芸能界に接触出来る場所に居た。それはアイを殺させた張本人と推測出来る父親を見つける為だった。DNA分析する材料は自分も入れてこちらの情報はある。だからあとはそれっぽい相手に接触して髪の毛なりを入手してDNA分析すればそいつが分かる。
ただ、五反田に言わせればアクアが自分の所に来た時は役者になるつもりで来たのに、今はそれを諦めた風になってる。それが気に食わない。役者の練習をしてあの時は芽が出なかったかもしれないが、子供はもっと夢を見ろと言うのだ。だが子供部屋おじさんに言われてもなあと思うアクア。
そうやってルビーがアイドルになるのを阻止したアクアだったが、ルビーは目黒駅前でスカウトされてしまったのだ。
だがその事務所は地下アイドルの事務所。アクアもミヤコもどんな事務所かと疑った。そこでアクアが一計を案じる。その事務所の子に対してスカウトのフリをして苺プロダクションに連れて行ってうちならもっと良い条件を出すよと切り出し、今はどうなのと話をふった。
するとその子はその事務所につて盛りだくさんの不満を吐露した。ああ、こりゃ少なくともルビーを入れるのは駄目だ。そしてミヤコもあの子は採用しないと言う。仲間の悪口を言う子は駄目だと。
ルビーがアイドルになりたいのは避けられまい。そこでルビーは芸能科のある高校へ進学する事になった。ただその為にはどこかの事務所に所属しなくてはならない。だから書面上苺プロダクションと契約する事になった。
そのルビーを守る為にアクアも同じ学校へ行く事にした。一般科で。
ただ面接で驚かれた。偏差値70でうち(偏差値40)を何故受けようとしたのか。校風に惹かれまして。アクアの前世は国立の医学部を出ての医師だったから中学の勉強なんて改めてやらなくても問題なかったろう。
面接が終わって廊下で二人で話していたが、落ちるとしたらアクアマリン、略して星野アクアなせいだろうと笑っていたら、その名前を聞いて立ち止まる子ありけり。
あ、この子、重曹を舐める天才子役だ。ワロタ。
有馬かな、アクアがこの高校を受けると聞いてやはり芸能科かと思ったのに一般科と聞いて衝撃。