« 【推しの子】・第3話 | Start | 女神のカフェテラス・第4話 »

私の百合はお仕事です!・第4話

綾小路美月は小学校時代の「嫌な奴」の矢野美月だった。美月の方はどうも陽芽がリーベ女学園に来た最初から気づいていたが、小学校時代の様に嘘とか演技をしてるのかと思って切り出していなかった。ああそうか、妙に最初から当たりがキツイと思ったら小学校時代の過去によるものか。

ここから今回は小学校時代の回想。

矢野とどんな過去があったのかは前回チラと出たとおり。陽芽は嘘つきだよと言われてそれ以来友達との関係が壊れてしまった。あの時もあの一言で壊れるの?とは思ったのだが、今回の回想で根深い理由があったのが分かる。

陽芽は矢野と同じ小学校に転校した。その頃にはもう陽芽は自分は可愛いから外面を良くしたら可愛がられる、そう言う風にして行こうと決めていた。

だからクラスで最初に集まって来た4人にもその通りにしていた。しかしそんな時に矢野は違った。掃除の邪魔だから早く片付けろと。そう言う矢野の言い方はその4人から嫌われていた。話題が音楽の時に今度合唱コンクールがあると言われる。ピアノの伴奏は矢野がやる。その時に一人が陽芽にピアノは弾けないかと聞いて来た。目線は矢野の方。
参考資料

ここで陽芽はこの質問が矢野への当てつけだと気がつく。だからちょっと置いて弾けないよと答える。ここから話がこじれ出す。

職員室からの帰り、音楽室からピアノの音が聞こえた。行ってみたら矢野がピアノを弾いていた。そして陽芽は合唱コンクールの譜面を見つけて弾いてみた。弾けるじゃん。さっき全然弾けないって言ってたのに。

ここで陽芽はそんなにうまくないから謙遜したんだよと言っておけばよかったのに、嘘だよと言ったのがうまくなかった。でも陽芽は当てつけだからそれを避ける為に嘘ついたと言ってしまった。

でもこれだとこのあとずっとピアノに触れない。その解決方法として合唱コンクールはピアノ連弾にする事になる。

そうなるとあの4人組と遊ぶのはなかなか出来ない。ずっと合唱コンクールのピアノの練習になる。ところがある日4人組が陽芽を遊びに連れ出そうとした。それに矢野が嫉妬したか話を遮って陽芽を連れ出す。

矢野からどうしてあの4人と仲良くするのかと問われ、陽芽はまたここでクラスのみんなから好かれる為の嘘、演技だよと言う。

その日は矢野の家に連れて行かれて「グランドピアノ」で練習する。いやあ、アップライトピアノを持ってる友達は居たけどグランドピアノを持ってる友達は居なかったなあ。そもそも高い上に置く場所のある家なんて普通は無いから。
参考資料

しかしある日先生から思いもよらない事を言われる。陽芽がいじめられているのではないか、矢野から無理やりピアノをやらされているのではないかと。断ってもいいんだよと。当然陽芽にとってはそんな気持ちが無くて強く否定。先生が最後に他の人からそう見えちゃったのかなと言われたのが誰がと言う疑惑を持たせる。

その後、4人からプールを誘われた時の言葉から陽芽は気づいた。こいつらが矢野を先生に悪く言ったのだ。この先の陽芽のやり方もまずかった。一旦プールに行くと答える。それを矢野が聞いて一緒のピアノの練習を捨てられたと感じてしまった。

ひとり音楽室でピアノを弾いて、でも涙が出て来た矢野。
参考資料
でもそこに陽芽がやって来るのだ。そして矢野の眼の前で嘘の断りの電話を入れる。見ててこのとおりだよと。好きでもない連中と遊びたくないと。

その先に陽芽が打った手がまた悪手だった。今のままだと矢野が悪者になる。だから自分は合唱コンクールのピアノを降りようと。でもその理由を言わないまま先生にだけ断りの話を入れたので突然それを聞いた矢野がショックを受ける。そして教室に行ってみたら陽芽が4人と話していた。やっとピアノから解放されるねと。

ここで言葉の断片が悪かった。陽芽は矢野のピアノの上手さについて行けないと言った筈だったのが矢野について行けないだけを矢野に聞かれて矢野は裏切られたと思った。だからああいう場面になった陽芽は嘘つきだ、自分と一緒に居る時に好きでもない連中と遊びたくないと言っていたと指摘する。

4人は陽芽と矢野の付き合いも見ていたからなーんだやっぱり陽芽は自分達とは仲良くなりたくないんだと突き放す。あんな一言で破綻した理由はそこまでの経緯があったから。

そして矢野は一人で合唱コンクールの伴奏をして、その後転校して行ってしまう。残された陽芽はハブられたままとなる。陽芽から見たら矢野は裏切り者。

お互い、少しづつの積み重ねと、最後の行き違いで「裏切り者にして嫌いな人」のレッテルを相手に貼ってしまった。

あれ?
これってどうやったら修復出来るの?

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 【推しの子】・第3話 | Start | 女神のカフェテラス・第4話 »