スパイ教室・第8話
3月に入ってそろそろ終盤に突入だよねと思ったら、とうとうクラウスを狙う敵のスパイが登場。
そう言う時系列だとやはり例の不可能任務後の話になるだろうかと見ていたら、相変わらずクラウスをみんなが狙っていた。リリィがお食事を用意していましたとか、リリィがそんな事を言った時点でもうトラップに決まってるじゃないか。クラウスはテーブルクロスだけを引き抜いてみんなを拘束してしまった。
みんなは灯がチームとして認められて初任務を楽しみにしていると言うのだが、クラウスは初任務ならもう終わったと言う。ライラット王国(出張先)で三つ、国内で二つ、クラウスだけで終わらせた。
ただ、クラウスのこの姿勢は上司のC(ツェー?)には不満だった。クラウスは現時点では彼女らは実力不足だと考えている。ギードの時は彼を欺くのに使っただけ。
Cからは「灯」にさらに仕事が出てる。クラウスが休みたかろうが敵は休んでいない。味方のスパイが次々と消されている。
お疲れのクラウスの所に今回もグレーテがお茶を淹れてくれる。ところでグレーテがクラウスをボスって呼ぶのを、クラウスは好きじゃないんだな。そして意外にもクラウスはグレーテが好意を寄せているのが分かっている。分かってるけど、それが何故か分からない。近い過去の記憶を思い出してみたが、あれは単なるラッキーすけべだった。それで好意を寄せるか?いや、ToLOVEるのリトとか、とあるの当麻とか、ラッキーすけべキャラは何故か好かれると言う前例があるな。
ここでグレーテが大胆な発言。
「よろしければ胸に抱かせて下さい」
クラウスでなかったら飲んでる紅茶を吹き出したところだった。
でもここでグレーテは気づいていたのだ。クラウスがとても疲れていると。そこまでは良いのだが、夜這いのお誘いとか反応がおかしい。ティアに何か言われたのか。ただ、クラウスはギードを思い出して彼女たちは何としても守らねばと思う。それはCに言われたのもある。焔は守れなかった。灯は何としても守る。
Cから与えられた任務は共和国のスパイや要人を殺す暗殺者「屍」を殺すと言うもの。これが今度の不可能任務になる。そしてCが言うには、クラウスの情報はもうあちらに割れている。ギードの件があった程に。だからクラウスが動くと屍が隠れてしまう。だから彼女たちを使えとの事だ。
そう言われたのにクラウスは彼女たちは屍に殺されるだろうと思っていた。
またクラウスを襲撃しようとして失敗し、その時にリリィだけ連れ出す。車の中でリリィに灯としてどうしたいかを聞いてみる。楽して儲けてチヤホヤされたい。それはそれとしてでもやはり世界を救う事はしたい。
クラウスが会いに行った相手は潜伏していた敵のスパイ。しかしクラウスはあっさり相手の仕掛けを見破って逆に捕らえる。それは良い。ところがそれを見ている者がいる。
外に出たクラウスが大きな音を聞いて行ってみるとパンクした車。なのにクラウスには銃声に聞こえた。つまりこれは誰かがおびき出した。それで戻ってみたらリリィが腕をやられている。リリィは敵は西に逃げたと言うので追って行くが、途中でクラウスは違和感を覚える。
戻ったクラウスにリリィは自信満々で追いかけたのに逃したんですかと言われた。自信満々とは。そしてそのリリィに背後から毒針を刺される。刺したリリィの方はこれって先生の指示ですよねとキョトンとしている。
つまり最初に敵が西に逃げたと言ったリリィが偽物。
一方本当のリリィに対して帰って来たら鎮痛の為の毒針を刺せと命じたのは偽物クラウス。
こんな変装の芸当が出来るのはグレーテ。
そしてリリィの解毒剤はジビアに盗まれていた。
クラウス、万事休す?
実は今回のサブタイトル「愛娘」は、クラウスが灯のみんなを過保護にしてる点の愛娘かと最初は思っていた。だが、今回のメインプレヤーがグレーテ「愛娘」だったのか。
グレーテがここまでやった理由はクラウスが働きすぎているのを心配しての事だった。疲れすぎのクラウスに疲れていると言う事を自覚して貰いたいと言う事。なるほど、その思いは伝わった。これを聞いたグレーテが嬉しそう。
ところがその後クラウスは例の「このお遊びにはいつまで付き合えばよい」を出す。あれ?動けるじゃん。クラウスは車のパンク音が人払いだと気づいた。そうなの?おびき寄せだと思っていた。一方で今回クラウスを倒そうとした敵は両隣の部屋が同時に退去したので何かあると気づいたと言うのだ。それと同じ。共和国の対外情報室、杜撰な計画だったな。
てっきりクラウスが降参して灯で次の任務へと言う流れかと思ったけど、これでまたクラウスは未だ任せられないと言うのだ。ありゃ、違ったか。
陽炎パレスに戻ったクラウスは流石に疲れが出てうたた寝してしまう。そこにまたグレーテが紅茶を淹れてくれた。そのグレーテに直球で好きなのかと聞いちゃうと、グレーテがまた直球で動揺。
グレーテは今回の任務の報告書の下書きも作っておいてくれた。前回クラウスは「なんとなく遂行」と書いて報告書の出し直しをくらったと聞いていたのもあったし、お疲れだろうからと書いてくれたのだ。クラウスの行動を最初から見張っていたので書けた。
一旦クラウスはありがとうと受け取るが、気がついた。今回の任務を誰にも言ってない。リリィを連れ出したのは気まぐれでリリィを選んだだけだった。あのドアに毒針を仕組んだのでリリィだけが一人フリーだったからと言う場面。
では何故今回の作戦が立てられたのか。
グレーテ、リリィに発信機をつけておいて、それが移動して、状況を見張って、それで2秒で作戦を立てたと言う。
事前に大量のシミュレーションがあって、その中の一つを選んだ。それは思いを寄せる相手が身体をすり減らして全く頼ってくれないからずっと考えていた。自分は想い人の負担にしかなっていないのが歯がゆい。
これでクラウスの考えが変わる。もう未熟なチームじゃない。
今度の暗殺者殺しの不可能任務に協力してくれ。現時点で最強の4人を選んで作戦に臨もう。
ああ、これって4人で行くけど、残されたメンバーが勝手に後を追って窮地を回避させてくれる流れかな。多分最終盤は全員参加だよね。