Buddy Daddies・第11話
一騎と零のミリロスが酷い。特に露骨に出てるのが一騎で、あれ程料理にはこだわりがあったのにカップ麺とかシリアルとか瞬時に出来る物しか用意しない。
前回久太郎の手打ち策で組織にやられる前にミリを母の所へ戻そうとして、葛藤はあったものの一騎と零がそれを飲んでミリは母の美咲の所へ行った。でもそれはこの場の大人が飲んだだけで、ミリは何も知らないし、それよりも組織がそのまま放置するかと言う問題は残っていた。
この状況を動かすのは多分組織の動きだろうとは思った。ミリの存在自体はもうバレている。だからいくら零の所を離れたと言っても黙っていないだろう。
ミリの方は何も知らずに楽しく過ごしていた。美咲が心を入れ替えたのは今までのレトルトハンバーグではなくてミンチ肉から手作りしたと言う点に出ている。
ところで実家に帰ったのではないの?silent nightを杏奈先生と歌うと言ってるところを見ると相変わらずあの保育園に行ってるみたいで、実家に戻らずに近くに部屋を借りたのかな。保育園が変わったらミリの動揺が大きいからね。パパ達どうしたのとか。
実家と言うと零が実家に戻る。しかし予想通りと言うか零の父は未だ零の身辺整理が出来ていないと言い出した。そしてミリと零と一騎が写った写真を放り出す。つまりミリを片付けると言う事だ。この時点で最悪の展開は零にミリを殺させる命令かと思ったが、流石にそれは不確定要素が大きすぎると思ったのか始末は小木埜に命じていた。
すぐに理解した零が一騎に連絡。一騎は零の声がただ事ではない状態でミリの所へ行けと言われたので一騎もただちに察知した。久太郎に電話をしてミリの所に電話して欲しい。すぐに逃げろと。
その電話は確かにすぐに美咲のスマホに着信したが、しかし同時にもう小木埜が到着した。宅配便ですと。心当たりの無い宅配便は普通は疑うがここで送り主が「来栖」だと言うからこれで心当たりが出来てしまってドアを開けてしまった。
すぐさま撃たれる美咲。ただ、小木埜はターゲットの最期の言葉をメモしたいと言う悪趣味があるから初弾は腹部だ。まだ話せる様に。そこに一騎が飛び込んでくるが、一騎は実働部隊ではないから小木埜には敵わなかった。
零の名前を叫ぶハッタリはかわされたものの、少し時間稼ぎにはなった。パトカーのサイレンと、久太郎の声での警察だ!の声。小木埜にとっては警察に露見するのだけはまずいのでここは一旦引き下がる。
でも美咲は助からなかった。最期の言葉は「ごめんねミリ」。一騎は久太郎の言葉に従ってミリを連れて離脱するしかなかった。
久太郎が連れて行ったのはリコリコでおなじみにの言葉になったセーフハウス。ここなら組織には現時点では知られていない。暫くはいられる。そして血相を変えた零がやって来る。
久太郎と零とで俺のせいだ、とはいつまでも言っていられない。どうにかしなくてはならない。ミリを。一騎はミリを死んだ事にしてどこかの施設に預けると言うが、零は引き取りたいと言う。俺たちがミリを守らなくちゃならないんだろ。考えろ一騎。おまえなら何か考えつく。
目が覚めたミリを抱いて一騎は零にこれからのルールを告げる。ミリを引き取る気になった。俺たちはもう殺し屋稼業をやめる。そして三人で本当の家族になるんだ。
とは言っても、どうするんだ。
あと一話でどうにかなるのか。