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便利屋斎藤さん、異世界に行く・第10話

最期を悟ったモーロックから斎藤への頼み。家族の記憶が無いモーロックには森で拾ったラエルザが唯一の娘。だから自分の亡き後を斎藤に頼みたい。

いきなりそう言われても困惑する斎藤。当然まずはラエルザの気持ちがと言うが、あいつはお前を好いている、それは自分もラファンパンも気づいてる。そう言われてそんな感じの言われ方をしたのを思い出した斎藤。そして意を決してモーロックに言った。

「娘さんを俺に下さい」

喜ぶモーロックだが、多分後で忘れるんだろうなぁ。
そしてそれより先に野犬を探すのだが、その犬が、魔犬が襲って来た。モーロックの魔力で悪魔に使役されていた猟犬から完全に魔犬となって残りの魔力も寄越せとモーロックを襲う。

今のこの二人、特に先制攻撃をしかけられたモーロックと、戦闘力がほぼ無い斎藤では魔犬には敵わない。もうこれはラエルザ達が駆けつけるしかない。

そのラエルザ達はモーロックと斎藤が遅いなとは思っていた。モーロックの魔法ならそんじょそこらのアンデッドなら倒せるとは言っても、ラファンパンはモーロックが疲れていたのを見ていた。だからラエルザが迎えに行く。ギブングルはラエルザでは魔法が使えないので何かの為に一緒に行ってやれとラファンパンに言って行かせた。これが好判断。

モーロックの方に向かいながらラエルザはモーロックがそろそろ体力の限界かもしれないので、大迷宮で一発当てて幸せな家庭生活を送りたいと妄想していた。うん、それは幸せそう。今期三つ目(暗黒兵士とのんびり農家が二つ)の妊娠アニメになるぞ。
参考資料

ラエルザが到着するとモーロックは倒れ、斎藤も腹をやられて倒れていた。その先には魔犬。大切な二人を襲った魔犬を見てラエルザが逆上。魔犬、容赦なく殺す!だがラエルザはそれに先立って断腸の思いのトリアージをせねばならない。未だ動いている斎藤の方のヒーリングが先だとラファンパンに命じた。

ここで突如魔獣狩りのリリーザさんからのお言葉。最初は倒し方が伝授されて無事にと思ったけど、語りが始まってすぐに逆だと気づいた。ああ、ラエルザさん、リリーザの言った事の逆をやっちゃった。いや、そもそもリリーザからは伝授されておらず、ここはリリーザのやっちゃいけない語りをラエルザがやっちゃう場面か。

武器を口に刺そうとしちゃ駄目。やつらは顎が強い。そして接近したままだとファイアブレスの攻撃を受けてしまう。それは鎧も溶かす。それをやられてしまうラエルザ。右腕もやられて大ピンチ。と言うかこの失策をしなかったら後でもっと強力な連中と渡り合えるラエルザが魔獣に後れを取る事はなかったのだろう。

それでも左手で応戦して魔犬を倒したラエルザだが、とどめを刺そうとしたらあの白いオオカミとの仔が親を助けようとラエルザに吠えた。親を助けようとする仔犬を見たのもそうだが、ラエルザが意識したかどうかは分からないが母犬(オオカミ)は多分昔ラエルザと一緒に居たオオカミ。その姿を生き写している。だからラエルザの手が止まる。一方で魔犬の状態から猟犬は意識を取り戻した。この子だけは助けてくれと。

その頃になるとラファンパンが斎藤のヒーリングを終えていた。でもモーロックは動かない。今更この猟犬から魔力を取り戻してもと言う事態だが、そうは言っても落とし前はつけて貰おうとラエルザが剣を振り上げたその時。あ、またあの「手」が出現したぞ。今回のサブタイの「魔界の追跡者」はこの事だったか。前回の右手の兄の左手だそうだ。

結果的にラエルザは猟犬を殺す事にはならないが、それ以上の強敵が出現。猟犬を串刺しにしたまま魔界へ消えようとしたのを斎藤がロープで引き止める。少しでも可能性があるのならあの犬を連れて行かれては駄目だ。

斎藤の覚悟に応えてラファンパンがラエルザの右手を復活させる。この後の防御もそうだがラファンパンの魔法凄いよね。ラエルザの突撃を守る為に金貨7枚を対価に左手の雷を防ぎ、ラエルザが左手を倒す。グレーターデーモンも意外に脆いなとか。

しかしこれで収まらない。悪魔が左手を依り代として出現。そして問答無用で攻撃をかけてくる。これをまたラファンパンが防御。凄いよラファンパン。ただこれで魔力が力尽きた。
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グレーターデーモンも大したことないなどと言うラエルザでも、悪魔本人は途方もない相手。今まで会敵した中でも突出した相手。これは勝てない。ならば、自分が時間を稼いで斎藤とラファンパンを逃がすしかない。それを斎藤に悟られまいと、おまえは足手まといだからラファンパンを連れて逃げろと叫ぶ。そんな事を思っていないのに。
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ラエルザに足手まといだから逃げろと言われた斎藤だが、猟犬を守っている仔犬を見て斎藤は思いとどまる。まずはモーロックの身体を猟犬の隣に。そして踵を返す。悪魔の糸に拘束されたラエルザを助けに。聖水を悪魔にふりかけてひるませておいて、カッターで悪魔の糸を切断。さすが、ドワーフの名工が直しただけの事はある。

動き出せたラエルザが悪魔を一刀両断....と思ったのに、さすが悪魔だろうか。詠唱を開始してラエルザに凍結魔法。それを斎藤が庇う。この魔法はモーロックの魔導書で知っている。人間一人しか凍結出来ない。だったら自分がと。

ラエルザはこれで継戦可能となったが、これは流石に分が悪い。もうここまで来たらモーロックしか居ないと思ったが、やはりモーロックの出番。猟犬の隣に身体を置いて貰ったおかげで猟犬から魔力が戻りだす。意識の深い所でモーロックは猟犬から仔犬と魔力を託された。

悪魔がラエルザと斎藤を切断した、かと思ったら切断されたのは悪魔の方。風斬りの太刀を発動したのはモーロックだ。モーロックが復活したのだ。

完全復活したモーロックさん、すげーぞ。悪魔の魔法を打ち砕いて消滅させた。
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成敗!

いい話で終わる....訳がなくて、オチがケモミミだぞ。
あの仔犬、モーロックと一体化したの?

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