最強陰陽師の異世界転生記・第6話
武術大会も二回戦目。やはりセイカが相手では対戦相手が雑魚になってしまう。それはメイベルについても同じだし、邪眼使いのカイルもそうだ。そしてもう一人、四属性の魔法を操る金髪イケメンのレイナスも。金髪イケメン、セイカに大層な口をきくので、これは間違いなく当て馬だろう。
その日の夜、いかにもな男が鳩に何か通信文をくくりつけて放つ。が、それはあっさり鷹か何かに捕まり、そしてセイカ出現。あれに何を入れて誰に連絡しようとしたのかとセイカは問う。男はすっとぼけるものの、セイカに見逃して貰えず、植物の蔦で縛り上げられて拘束。
それでも何をされても喋るものかと言うが、セイカは、あ、そんなのいいからと、覚(さとり)を召喚した。覚は相手の心を読むので男が喋らなくとも全部語られる。男に直接命令していたのはボルボヒツ(?)男爵、そしてその上にはエルエルデントラーダ(?)大公爵。勇者を狙っているのだ。
だが男の思っている勇者はメイベルだった。それは男が集めたこれ迄の情報の結果から出たもの。でも勇者はアミュの筈だよね。ともあれ帝国はちゃんとした情報が得られなくてメイベルの方を勇者だと思っている。それならそれで好都合と思ったセイカ。全部話させてから覚にその男を食べさせた。
三回戦、これもセイカとメイベルは難なく対戦相手を倒してしまう。これで最初にセイカがトーナメント表を見て予想したとおりにセイカとメイベルの準決勝になる。メイベルはセイカに試合を放棄しろと言う。
一方邪眼と四属性魔術師の方は対戦相手が恐れをなして棄権してしまった。折角来たのに対戦が見られないと文句のある観客の為に運営は邪眼と四属性の準決勝を本日用意した。いや、それじゃ別の日に準決勝があると思っていた準決勝の日のチケットを買った人はどうなるのよ。この世界の文明度だと事前には売られないのかな。
ともかく、邪眼と四属性魔術師の対戦となったが、やはり金髪イケメンは当て馬。邪眼に全く歯が立たたずに負けてしまった。
その夜、セイカが寝付こうとした所をメイベルが強襲。メイベルはどうしてもセイカを棄権させようとする。メイベルの言い草ではセイカが強いので手加減出来ずに準決勝で殺してしまうかもしれないからと言うが、今やっても同じでは?
ちょっとメイベルの動機とか目的が分からないね。