英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~・第5話
帝都の騎士アカデミーへ行く途中、アールメンに到着。ここの大聖堂にはプリズマーが凍結されて保存されていた。そこに大聖堂を建てて監視しているとの事だった。プリズマーを見てこれと戦いたいと思うイングリス。
そこに騎士がやって来て、街中に魔石獣が出現したので危ないからここにいろと言われたが、イングリスは逆に街に飛び出した。そこでは沢山の魔石獣が出現していて騎士もまた沢山がそれにあたっている。って、一つの街に魔石獣の出現がいくら何でも多すぎだろう。
ともあれ、適当な魔石獣を見つけて戦おうとしたイングリスだが、それに先んじて魔石獣を斬る紫髪の騎士ありけり。OPで見た子だな。イングリスに対してルーンもアーティファクトも無しで魔石獣に向かおうなど自殺行為だと責めるが、これはまあ仕方ない。誰だってそう見えるから。
大剣を振るうその子の戦いにイングリスが参戦。お手伝いしますって言うけど剣の上に乗ってからジャンプしたよね。踏み台にしたなとか言われないのか。ともかくイングリスとの共同作戦で魔石獣は全部倒せた。これでイングリスを認める紫髪の子。あっさりさっきの非礼を詫びるので、この子はちゃんとした子だ。レオーネ・オルファーと名乗った。オルファーって誰だっけ。そこにラフィニアも追いついた。ラフィニアがビルフォードと名乗るとレオーネは驚いてラファエル様の妹さん?と確認する。でも逆にラフィニアが兄と知り合いなのかと尋ねたら何か口ごもる様な反応。
そこへ騎士がやって来て恩賞を支給したいと言うが、レオーネには出さない、裏切り者の一族には出さないと不穏な事を言いだした。ラフィニアが抗議したら、こいつは逆賊レオン・オルファーの妹だからと言うのだ。ああ、あのレオンの妹なのか。おまえたちの父兄はおまえたちが逆賊となると聞いて泣いておるぞみたいな状態か。
ラフィニアとイングリスはその騎士の対応に怒るが、逆賊の家族はこう言う扱いになるだろうな。そこにラファエルが到着。ラファエルは先程の騎士にレオーネに対してそう言う扱いはやめてあげろと言う。ラフィニアは久しぶりの兄との再会で抱き付くし、すると後ろに居るのがイングリスなのかとラファエルが赤くなってしまった。英雄王の今の姿、大変な美少女だからね。でも英雄王のおっさん、ラファエルを見て「良い若者に成長したな」と完全におっさん目線。
ラファエルと一緒に来たのはリップルと言う、ハイラルメナス。長生きなハイラルメナスなのでこう見えても相当の年長者。それもあってラファエルはリップル様呼び。
食事をしながら話をしようとラファエルが全員を誘う。相変わらずイングリスとラフィニアは大食いだが、ラファエルもかよ。
レオーネの兄が逆賊扱いされているのは確かに聖騎士の地位を蹴って血鉄鎖旅団に入ったと言うのもあるが、以前のラーアルの件の王都の使者を殺したのが全部レオンのせいにされていたから。ハイランダーと言う地位だったラーアルも死んだのでやむなくそう言う報告になっちゃったのかもね。外交問題になるから。ただレオーネに対してだけは王弟のウェイン殿下が謝罪に来たらしい。
その償いにレオーネが騎士学校へ行って正式な騎士になる予定だと言うので、イングリス達と一緒に行く事になる。
街中にあんなに魔石獣が出現するのは、例の凍らされたプリズマーに呼び寄せられているみたいで、運び出して国境付近に移動させる。
王都の騎士アカデミーに入学。ウェイン王子のご挨拶。あれ?Wikipediaでは王弟って書いてあったんだけど。まあ王子扱いは嘘でもないか。
新入生にミリエラ校長からのご挨拶。外で。外で、と言うのがこのあと何かありそうなのを語っている。おっとり口調だけど校長をやってるだけあって特級印持ち。
面倒なオリエンテーション無しで準備運動しましょうと、地面ごと持ち上げて次に重力負荷を全員に与えて、鍛えまくってあげますよと。そして魔石獣みたいなのを三匹出現させて今から10分間逃げ切ったら学生食堂を一ヶ月間無料で食べ放題にしますと言うのだ。
よっしゃぁとイングリスが瞬時に鬼さんをぶっ飛ばしてしまった。と言う事は全員が学生食堂無料?これに焦ったミリエラ校長、これは鬼が場外に出てもセーフと言うデモンストレーションだとごまかす。だからもう一回。でもまたもイングリスがぶっ飛ばす。困ったミリエラ校長はイングリスに三ヶ月分無料にするからゴーレムを外にぶっ飛ばすなと。じゃあ自分とラフィニアとレオーネもと言う事で手を打った。
と言う事で、改めてゴーレムからの鬼ごっこ。あらかた落とされて、残ったのはイングリス以外では騎士科4名と従騎士科1名。OPで登場するもうひとりの金髪の子も居るな。あと60秒だからとミリエラ校長が重力負荷をアップしてイングリス以外は全部はじき出されて、じゃあ残ったのは自分だけだとイングリスは改めてゴーレムを蹴散らす。
部屋割りで揉め事。あの金髪のリーゼロッテが校長にクレームを入れていた。逆賊の妹のレオーネと同室など我慢出来ないと言うのだ。またレオーネに対する偏見出たよ。今度はラフィニアはイングリスの制止を受けずに校長に言う。自分達の部屋に迎えると。レオーネはこんな扱いを受けても魔石獣と戦っていたのだと。それを聞いてリーゼロッテは、あれ?と言う顔をした。このリーゼロッテも公式の話しか聞いてないのだろう。
これで今日から三人部屋。今日は三人で同じベッドに寝ようとレオーネを迎え入れた。