スパイ教室・第6話
前回、第4話が8人目エルナの話、第5話がチームの話。だから不可能任務前なのは分かる。じゃあ次からどうするの?と書いたけど、今回はジビアの話で不可能任務前。となると今後は全員について不可能任務前での掘り下げになるのだろうか。意表を突く可能性はあるとしても。
冒頭叫び声。期待通りにリリィだった。リリィに知らせずに料理を作らせてクラウスの所で唐辛子爆発させてクラウスが怯んだ所で参ったと言わせよう作戦。リリィに教えていないから妙に勘ぐられまいと思ったのに駄目だった。リリィは貴重な犠牲に。
狙い目は良かったんだけどね。アホの子を騙して使ってクラウスに気取られない様にと言うのは。
ジビア、部屋に戻って改めてこんなので不可能任務迄に何とかなるのかと思っていた。でも写真立てを見ながらお姉ちゃん頑張るからねと。妹と弟が居るんだな。そこをリリィに見られた。野蛮でガサツなオランウータンかと思っていたのに優しいオランウータンなんですね。
ジビアは次は自分一人でやると言う。クラウスは秘密情報を受け取るスケジュールが入っていて窃盗技術に長けているジビアがそれを盗み取り、クラウスに参ったと言わせる作戦。窃盗に特化するので助けは不要なのだ。
一人で頑張ると言うジビアにサラからお弁当。長丁場になりそうだからと。
ジビアが窃盗が得意と言っても接近しないと盗めない。離れて様子を伺うものの、機会が見つからない。と思って見ていたらリリィがクラウスの様子を見ていた。邪魔だからとジビアはリリィを電灯に拘束して尾行継続。
公園でクラウスにジュースは要りませんかと寄って来る子ありけり。あやしい。怪しいと思ってみていたらどう見てもわざとジュースのコップを取り落とす。ごめんなさいと靴を拭く仕草でカバンを狙ったので、それに気づいたジビアがダッシュ。
手を捕まれたその子は綺麗な絵の具が見えたからと謝り、無理に手を離した反動で今度はクラウスのサンドイッチも地面に落とす。盛んに謝る子にジビアがそんなに謝らなくてもと手を伸ばしたらいやぁと過剰反応。これは何かある。
怯えて泣く子にクラウスが刺繍の猫をやってあげると落ち着いて泣き止んだ。そしてジビアにはあの距離からよくぞ窃盗を阻止出来たと褒める。あとはもっとスピードがあれば良い。
ジュース売りの子、フィーネはお詫びにジュースをジビアにくれるが、これも怪しい。でもジビア飲んじゃった。
ジビアがついでにフィーネを送ってあげようとついて行くが、クラウスも一緒。クラウスがジビアをからかうものだからジビアが怒るが、それを見てフィーネは二人は仲が悪いの?と聞いて来る。うちと同じだとフィーネは言う。怒るのはお前を愛してるからだと折檻するらしい。これを聞いてジビアはピンと来た。
スラム街の様な所に入ったところでジビアに毒が回って倒れる。それを狙ってフィーネがジビアのカバンを持って逃げた。クラウスは先に気づいていて毒消しを用意してあり、ジビアに渡す。これは子供を使った窃盗団だな、公園で網を張っていたと。
フィーネの逃げた先は発信機の反応で分かると向かおうとしたらジビアも行くと立ち上がった。毒消し効いたか。
窃盗団のアジトでは「パパ」がこんな程度の稼ぎでは駄目だとフィーネを叱っていた。そこへジビアとクラウス到着。子供に金目の物を盗ませてるクズが居ると聞いてやって来た。しかしパパはしらばっくれる。身寄りのないこの子達を養ってるだけだと。そして他の子の方も睨む。
そんな男の様子は嘗てジビアが見て来た連中と同じだ。おまえらの様な奴らはよく知ってると言うジビアに男は開き直り。俺がおまえを躾けてやる。
毒を盛られた後とは言っても、スパイ教室の中で格闘のトップではチンピラは相手にならない。あとは刺すようなスピードだ。そう言われたとおりにあっさりとチンピラの銃を奪って大人しくお縄につけと。
だが男は自分を捕まえたところで警察にコネがあるから無駄だと言う。そして捕まるのは逆におまえらだと。その男に、コネとはアンゲラ警部の事かとクラウス。そしてこの男はフリーゼ元兵長。クラウスが受け取った秘密情報とは警察に巣食うスパイを捕まえる為の情報だった。めでたくそこに行き着いたのだ。
あとは警察が来て子供達も保護されるだろう。
港に戻ってからジビアはクラウスに問う。不可能任務を達成したらああ言う子供達を救えるのかと。言うまでも無い事だとクラウス。
そんなクラウスにジビアがデレちゃった?
弁当があるから一緒に食べないか?と。
よし一緒に食べよう、その前に発信機を切ってなと、クラウス。
発信機は弁当箱の方についていたのだ。クラウスはそれに波長の合う受信機を持っていただけ。
そんな馬鹿なとジビアが弁当箱を開けようとしたら、そそっとクラウスが逃げるのが笑える。そして案の定弁当箱は唐辛子爆発。
仕込みはやはりリリィ。ジビアを騙す為に、無知な人間を利用する為に、サラに渡させた。さらには見え見えの尾行をする事でそれを補強。さらには起爆のタイミングを見る為に盗聴器を仕込んであった。だからジビアの初々しいクラウスへの言葉も丸わかり。ひょっとしてそれを怒ってる?それ、火に油を注ぐセリフ。