スパイ教室・第5話
今回も不可能任務実行前の時の話。
ずっとこのパターンなのだろうか。実行前でそんなにネタあるかな。前回は8人目エルナの話で、これは分かる。今回はチームとしての話なのでこれも分かる。では次は?
今回もみんなによるクラウス襲撃に失敗して8人全員がワイヤーロープで縛り上げられてしまった。全然ダメだーと言う声にクラウスは、いやちゃんと上達している、自分が強すぎてそれが分からないだけだと言うのだ。
風呂に入ってみたらワイヤーロープの跡が全く肌に残っていない。これがプロの技なのかと思うジビア。しかし筋肉ゴリラなのにそんなの気にするんだとモニカに言われてしまう。その会話を聞いてベッドの上では縛り上げた跡がそそると言う男も居るのだと言うティア。
そしてここがポイント。
「エッチなのは苦手です!」
リリィの初心さが良いなあ。
それよりもとリリィが次の作戦を提案しようとしたらジビアもモニカもティアも何も集団でやる必要なんてないじゃないとチーム行動を抜けてしまった。
次の入浴は年少組(いつの間にかそう言う区分けが出来ていた)。あれ?じゃあグレーテさんはさっきの四人の中に居なかったのでどうしたの?ともあれリリィからチームが分裂気味なのを聞かされた。
リーダーとして悩めるリリィにティアから声がかかる。風呂でリリィが初心だと聞いて興味を持ったのだ。経験あるなし関係なく養成学校で習った筈だからと、自分がプロディースするからリリィがクラウスを誘惑してみろと言う。リーダーとして出来るよねと言われて抗しがたくやってみたのだが....
助けて下さいお兄ちゃん!
いや、どこからどう見てもこれは駄目だ。
このお遊びにはいつまで付き合えば良いのか。何か悩みがあるのか(これ実は本心だったんだな。後で分かる)。
リリィ、今度はサラと相談。年少組はみんなまとまってるから良いよねと言うリリィだったが、そこにエルナがフラフラとやって来てそんな事はないのーと。アネットがトラップを仕掛けまくりでこんな状態だと。
あれ?エルナさん、あなたは不幸を感知して避けるのでは?
エルナはアネットが自分を狙って意地悪してると言う。おかしいなとリリィとサラが後をつけて見てみたらエルナがどう見てもわざと自分でひっかかってるので、この二人はこれで良いのかと思った。
陽炎パレスに誰か男が入って来た。ああ、クラウスの変装だったか。遅い帰りにグレーテが部屋まで食事を届ける。ところが給仕しましょうと言ってもクラウスは頑なにそれを拒むのだ。この場面、クラウスの拒否もさる事ながらそれを凄く残念そうに見るグレーテの方が気になった。
ところがこの出来事からリリィが思いついた事がある。そう言えばクラウスはいつも自分で調理して一人で食事をしている。もしかして、もしかしたら。
偏食大王ですか?
いや、偏食大王だとそう言う行動は分かるんだ。食べられない物しか作らない様に自分で作る。作られた物を大量に残すと申し訳ないからできれば一人で食べて処理したい。だから出来たら作った人とは一緒には食べない。
天才リリィちゃんからの新しい提案。バラバラで良いんじゃないかと言っていたジビアとモニカも、つい最近のクラウスの化け物じみた能力に参っていたのでそれに乗る。みんなも乗る。
クラウスの街での行動を全員で監視。まあ当然尾行はバレバレではあるんだけど。
とは言っても新たな情報を得る。どうもクラウスには食べられない物があるのでは。ホラ、偏食大王だ(違った)。みんなの分析では食品アレルギーがあるのではないか。そこを攻めよう。いや、アレルギー物質入れたらまずいのではと思ったけど、露骨にアレルギー食品だと見せれば「食べられない、まいった」と言うかもしれない。
と言う事で全員で料理開始....リリィだけ何もしてないんですが。年少組、特にエルナとアネットの一緒の作業が良い。
そしてクラウスの為の食事完成。牛肉とエビと乳製品が避けられていた。さあ、これを食べてみよ。と思ったらクラウスが普通に食べ始めて、これは極上だ。
落語の「まんじゅうこわい」かよ!
まあ、クラウスにしてやられた訳ですが。わざと間違った情報を掴まされた。作りすぎた料理は全員であとから美味しくいただきました。そしてこれはクラウスの作戦でもあった。今回のチームプレーでどうグループ分けしたら良いのか、そして食事を全員でするのがチームの連携を向上させる。
グレーテさん、作戦は失敗したけどクラウスが美味しいと言ってくれたらそれを放って嬉しそうにしてたよね。やはり....
今回の件でみんながリリィをリーダーと認めてくれた。雑用係リーダーとして。でもこれでリリィが満足してる。その満足そうな顔を見てクラウスは「悩みは解消した様だな」って、やはりあのリリィのお色気作戦を何か悩んでると思っていたんだ。これがクラウスの弱点では?