Buddy Daddies・第8話
零がスーツを決めて外出しようとしている。トイレに起きていたミリが今日は早く帰って来てねと言って何か言いそうだったのを一騎が止めた。ははぁ、誕生日か。
零が実家に行ったみたいだが、金持ちの実家と言う雰囲気は以前描かれていたが、極道の家か。だから零の父親は怖いらしい。杏奈先生みたいに?ってミリが聞くので杏奈先生のどこが怖いのかと思ったら歌の時に豹変しちゃうの?
零の父は極道のボスっぽさが漂う。ちゃんと久方ぶりの挨拶が出来たのを見て、来栖一騎みたいな下賤の者と一緒になって少しはそんな事も出来る様になったかと言う。だがあくまでも一騎は下賤の者だ。一方で諏訪家の血筋は選ばれた暗殺者の血筋。この家に戻れと言う。
だが今の零は戻る気持ちは薄い。一騎、就中ミリが居る今は。しかし父は許さない。おまえは諏訪家を継がねばならぬ。ただ、時間が欲しいと声を絞り出した零に後始末の時間は必要だろうと少し与える。その一方で今回の仕事をして来いと資料を投げ渡す。
今回のターゲットは零の見知った男。見知ったと言うか、自分にテクニックを教えてくれた男だ。見知りすぎだろう。
ところでミリを本格的に引き取ってからは一騎と零は殺しはしていなくて、このままミリが居たら贖罪の様に誰も殺さないのかと思ったが、今回は本気で殺しに行ったな。
ターゲットは足抜けして組織を裏切った男、梶。そんな見知った男を殺せるかどうかを試したのだろう。
そんな仕事があるから遅くなると電話を入れる零。その向こうではミリが盛んに電話に出たがっていた。こんなミリが待っていたら益々後ろ髪を引かれる。
零が外に出たら車を用意していた男九棋が居る。乗れと命令する程にただの運転手ではなく監視者か。渡されたファイルを見たら女と歩いている写真があった。これが理由かと思ったが、次のページを見たらその女が殺されていた。
九棋はターゲットの役割を想像しながら殺し、最後の言葉を聞いて答え合わせをすると言うのだ。趣味の悪い奴。末期の言葉を集める様な奴。
埠頭で女を待つ梶。だがそこに零がやって来た事で全てを察した。ここから銃撃戦。相手は師匠みたいな人間なのに零は結構頑張る。これが諏訪家の血筋?
ナイフ戦で負けた零だが銃は未だ持っていた。そのまま撃てば目的を達せられたのに撃たない。その結果が梶が落下だった。最後の言葉は「今行く」だった。だが零は聞こえなかったと九棋に告げる。梶には待っている人間、守るべき人間が居たのだ。零は?
埠頭で佇む零だが、そこに一騎が来てしまう。おまえのスマホを設定したのは誰だと思う?今日中に帰るぞと一騎。
家に帰って零は初めて今日が自分の誕生日だと気づく。ミリはもう寝ていたけど。ミリが朝からずっと手伝って待っていたと聞くと、やはりミリが守るべき相手だと零は思ったか。
しかしそうは行かない。九棋が久太郎の所へ来た。組織はお前を信用している。こいつを調べろ。一騎の事はもう分かっているのだから一緒に写真に写っているミリの方だ。