便利屋斎藤さん、異世界に行く・第5話
サイトウの横穴から辿り着いた先では現世日本にあった様な物が山積みになっており、そこに辿り着いたモーロックがギブングルに師匠と呼ばれたものの、知らんと言っちゃう。
モーロック、記憶が駄目だから忘れたのかと思ったが、ギブングルによると20年前に禁断の魔術を探しに出かけてそれですっかり記憶を失ったみたいだった。単なる耄碌とは違う記憶の消失っぽい。
だからギブングルがあなたこそは大魔導師ベルガイム、ベルガイム....と言いかけたところでクナイで刺されて倒れる。またあの忍者か。
ラエルザが戦闘態勢に、斎藤が盾を持ってギブングルを防御、ラファンバンが治癒を開始。
忍者と妖精だけなら勝てると思ったラエルザだが、グレーターデーモンまで引き連れている。グレーターデーモン、忍者をすっかり兄貴扱い。
以前忍者がグレーターデーモンと魔女を探した時、すっかり老いさらばえた魔女が居た。それは以前会った魔女ラーヴェラだ。なぜこんな状態にと思ったら、プリマスが教えてくれる。昔ラーヴェラは悪魔に魅入られて歳を取らない魔法をかけられたが、その悪魔は他の魔術師に殺されて魔法だけが残っていた。しかしその魔法は誰かに恋する事で解けてしまう。それが忍者のキスだった。
ところで悪魔を殺した魔術師ってまさかモーロックでは。
ともかく忍者は魔女を助けるべく、大迷宮の奥に居ると噂される時間を操る魔術師を探していた。
グレーターデーモンを伴っているので忍者側の戦力が大きい。ラエルザは忍者と対峙、グレーターデーモンの方は治癒されたギブングルが盾で防いで、その間にモーロックが魔法でと言う流れの筈だが、何しろモーロックが魔法忘れちゃう。
斎藤からもっと深度の大きい魔法をと促されてモーロックは七つの御神槌を使う事にする。斎藤がちゃんと暗記してるので使えそう。モーロックは詠唱を始め、途中で詰まったものの斎藤に教えられて雷の電撃をグレーターデーモンへ。
ところがグレーターデーモン、未だ生きてる。そして斎藤の頭をつかんで握りつぶす。あ、これヤバい?あれ?消えた。身代わり分身の魔法。
ギーブルがやって来て魔法を使ってくれた。リリーザに言わせると斎藤が心配で追って来たらしい。やべーなこいつも。
そこにさらにフランリルも参戦。なにこの全員集合。最終回?
モンプイと勇者とライチも来たぞ。
流石に忍者は形勢不利と見て逃げようとしたが、二ニアはあいつらを逃したらまたぞろ他の冒険者が犠牲になると二ニアとラファンバンが共同で魔法を発動。これでグレーターデーモンがやられる、と思ったところを忍者が何故か庇ってその神霊光弾を受けた。
あまりの戦闘に斎藤はもうやめようと言うが、フランリルに言わせればこの忍者は他の冒険者を暗殺した者だから逃がすわけには行かないと聞き入れない。そしてまた忍者側でもプリマスがここで終わらせる訳には行かない。どうしてもキスルギには時間を操る魔術師を会わせるのだと。
プリマスは妖精の中でも珍しい黒晶妖精。その珍しさから冒険者達に追われ、太ったら追いかけられないと思ったのにそれでも捕まり、危ういところを魔女ラーヴェラに助けられた。自分を救ったのはラーヴェラ。だから今度はラーヴェラを助ける。この黒い羽を捧げれば魔神が呼び出せる。さあ、自分の羽をもぎ取れとキスルギに羽を差し出す。
だが躊躇うキスルギ。羽を引きちぎれないキスルギにプリマスはキスルギはクナイを操作して自分で羽を斬った。
魔神召喚。すぐ目の前に居たフランリルが撃たれた。