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転生王女と天才令嬢の魔法革命・第1話

ラノベ原作だろうなとは思ったけど、これもなろう系なんだ。なろう系、アニメ化された中でも玉石混交だ。この作品はとても良い。

パレッティア王国の王女アニスフィア・ウィン・パレッティアは普通の王女ではなかった。冒険者と共に狩猟に出かけて血まみれになって獲物を引っ提げて王宮に帰って来る。でもこの世界、王族なら使えて当たり前の魔法をアニスフィア(以降アニス)は使えない。魔法を使えないから王位継承権を放棄して弟王子のアルガルド・ボナ・パレッティアが王太子となっている。だがアルガルドはそれが気に食わない。魔法が使えない以外、人心がどうにもアニスに向いていて自分はおこぼれの王位継承者と言う劣等感を抱いていた。ああ、駄目だよ、そう考えてもそれを外に出しちゃ....と思ったけどWikipediaで見たら未だ15歳じゃ仕方ないか。

アニスはタイトルで想像出来る様に転生者らしい。それは「WinWinの関係だよ」と言っちゃってそれを聞いた人が何の事か分からない顔をしたので慌てて言い直すと言う場面で転生者かと理解した。ただ、その点は未だはっきりとは描かれていない。そして過去の回想を見るとある年齢の時に転生者の記憶が覚醒したらしいのだ。それ以来、魔法を使えないけど何とかそ空を飛びたいと魔法科学を始めた。それどう言う科学だ。転生前の記憶があるなら飛行機の様な形状で推進力だけ頑張れば良いのに魔女の箒で飛ぼうとしていた。そしてそれは何とかかんとか少し飛べる段階迄来ていた。

アルガルドには政略で決められた婚約者が居た。マゼンタ公爵の令嬢のユフィリア。しかしアルガルドはそれが気に入らなかった。その当てつけにされたのが男爵令嬢のレイニ・シアン。アルガルドがレイニを必要以上にエスコートするので、功績男爵の身分で王族とその様な付き合い方をするのは世間に憚られるとユフィリアが他人の目を憚って窘めたが、それが仇となった。

ある夜会の席でアルガルドはユフィリアをエスコートせずレイニをエスコートして会場に入って来てそしてユフィリアに婚約破棄を宣言する。ユフィリアは影でレイニに悪事を働いてあまつさえ暗殺も企んだと。それを証言する二人の貴族も出現。

あれ?これって前期に悪役令嬢ラストボスで同じ様な場面を見た記憶が。

悪役令嬢ラストボスでは婚約破棄された公爵令嬢アイリーンを助けたのがクロード第一王子にして魔王だったが、こちらは来るぞ来るぞと期待したアニス。箒に乗ってちょっくら飛行して来ると飛び出していたからきっとこの場に突入して来るなと予想したら期待どおりに最後のガラスをぶち破れとばかりにアニスが飛び込んで来た。
参考資料

アニス、奇行(この世界の王族の基準で)は多いけど頭の働きは良い。すぐにその場の状況を読んだ。ユフィリアがアルガルドに婚約破棄されて泣き崩れているのだと察知したアニスは、だったら私が救ってあげるとばかりにユフィリアを抱き上げてこの子は私が貰ったと飛んで行ってしまった。

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