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とんでもスキルで異世界放浪メシ・第3話

向田、冒険者ギルドに登録したので有効期限の一ヶ月の間に一つクエストをこなそうと薬草採取の依頼を受ける。今日は採取びよりだと思った朝だが、さっそくフェルが飯を食わせろと言って来た。でももう食材が無いので少なかった様だ。

草原に到着。食材が無いと言うのならと向田が採取してる間にフェルは食材確保へ。しかし向田が一人だと魔物にやられるかもしれない。と言う事でフェルが結界をはってくれた。

向田は薬草採取。植物の同定なめんな、形が同じに見えても全然違うのあるんだぞ。有名所ではゴールデンカムイで肉の味を二倍にすると言うニリンソウは花が無いと素人ではトリカブト(あの毒を持つ)と区別が難しい。しかし向田は異世界からの転生者として鑑定スキルがあったか。そのおかげで簡単に集めてしまった。
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と言う事で昼食の準備。ネットスーパーから仕入れた材料からこれはミートソーススパゲティだなと思ったけど、ちゃんとひき肉や玉ねぎを準備している。とこれだけやっていたらもうフェルがロックバードを捕獲して来た。他にもあるが一度に運べないので森の端に置いてあると言う。

フェルはなんだこれは蔦か?と言う。食べてみたらツルツルして面白い。さらに粉チーズをかけてみたら味が濃厚になったと大喜び。フェル、すっかり口の周りから身体をミートソースで汚してしまう。

で、フェルが猟った食材だが、言ってみたら山盛り。ジャイアントディアー、マーダーグリスリーとかヤバそうなのが大量に。そして挙句の果てにオークまで。オーク、食べられるのかと思ったら街の人間も普通に食べていると言うのだ。現世日本の向田には二足歩行する動物食べるの抵抗ある。

すぐ帰ろうと言うのでフェルの背中に乗るけど、多分早すぎて大変だろうと思ったらその通り。よく振り落とされなかった。

冒険者ギルドに採取した薬草を持ち込んだらあの無愛想受付嬢がやけに多いと少し驚く。きっと群生地を運良く見つけたのだろうと。向田は他にもオークを引き取って欲しいと言ったら、こいつが?と言う顔をされたので、自分じゃなくてあの従魔がと外を指すと、この受付嬢、モフモフの動物が好きだったみたい。

魔物の受付は別で大塚さん声の体格の良い解体屋が聞いてくれる。まずはオークをと向田が言い出したので、他にもあるなら裏の小屋だと連れて行かれて、そこで全部出す。解体屋は呆れてしまった。これ全部やるのは明日までかかる(明日で終わるのか)と言われたが、まずは今の食材が必要。

解体屋はフェルを見て向田に噂になってるぞと言う。フェンリルを従魔にした冒険者が出現したと。向田、あまり目立ちたくなかったので困ったなと思ったが、世間ではフェンリルを獣魔に出来る筈がないからグレートウルフではないかとも言われていた。なるほど、グレートウルフならフェンリルよりは騒ぎにならない。今後はそれで行こうと思う向田。

解体屋、取り敢えずオークを解体しようと肉にしてくれる。

さて、大きな意味では豚肉。何にするんだろうと思ったら卵と小麦粉が出たのでとんかつかなと思ったら違う。揚げ物の鍋とか無いのではと思っては居た。出来たのはポークピカタ、ミートソース添え。ポークピカタ?知らない料理だった。
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フェル、あっさりとして柔らかくてうまいと言う。オークの肉は柔らかいなと言うので、ウッと思った向田だが食べてみたらまるでブランド豚。そうなの?(笑

翌朝解体屋に言ったら大量の肉。解体費用を差し引いて金貨202枚(20,200,000円?)になってしまう。驚く向田に素材の価値を教えてくれる解体屋。

向田、大金も食材も手に入って、噂になってしまった街からはさっさと退散。廃墟の様な場所で今晩の拠点。大金があるので今回はネットスーパーから完成品を注文。唐揚げとか温かいままで到着。フェル肉団子とかメンチとか大喜び。

そのフェルに大奮発の国産黒毛和牛肉。250gで銀貨2枚(2,000円?)。小さいなと思ったフェルだが一口噛んで驚愕。なんと柔らかい肉なのか。これは美味しくなる様にこだわって育てた牛と言う動物の肉だと言うとフェルは驚く。おまえの世界では動物を食べる為に育てるのかと。何しろこの世界では魔獣が溢れているので育てる必要が無い。その溢れる程の魔獣が食べる食料って何なのだろう。生態系はどうなっているんだ。マナとかそんなので済んでるのだろうか。

今回、食べ終わった後でダンボールとプラスチックパックが大量に出たが、そう言えば廃棄物はどうしてるんだろう。プラスチックなんてこの世界に持ち込まれたら大変なのでは。

あまりにうまい料理でフェルは活力がみなぎる。これなら以前引き分けに終わったエンシェントドラゴンでも倒せそうだと。え?と思った向田がフェルのステータスを確認したら軒並み5割増し。以前冒険者にふるまった時もステータスを上げる力があるのは知っていたが、今回は凄い様だ。

あまりに力がみなぎってフェルは向田が寝ているうちに狩りにでかけた。どんな魔獣が出て来ようとも全部一撃で退治。普段だと少し手こずるキメラも一撃。そして向田の眼の前にはまたも大量の魔獣の山が。
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向田は思った。こりゃやばい。もう黒毛和牛は無しだ。

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