お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件・第1話
タイトルを見た時は本当の天使様によって男性キャラが駄目人間の烙印を押される、と言う話かと思ったが、駄目人間にされると言うのは、クラスで天使様と言われている何でも出来る美少女によって世話をやかれるので全部甘えて駄目人間になっちゃうと言う意味みたいだ。
ところでメインの二人の名字が男女でどうも逆の印象なんだよね。一週間フレンズの藤宮さんの印象が強すぎるのか、藤宮って聞くとどうしても女性の方に感じちゃう。
ともかくだらしない一人暮らしをしていた藤宮周はある日雨の中で公園のブランコにクラスの天使様がずぶ濡れになって座っているのを見つけてしまった。みちゃった限りはほうっておけなくて傘を渡して自分は濡れて帰ってしまう。
ところがこの藤宮君、風邪が一晩で治る頑強な身体のくせにその程度の雨で風邪をひいちゃうのだ。だから責任を感じた椎名真昼が藤宮の看病に訪れた。実はこの二人、マンションでお隣同士なのだ。だが今まではそれを周囲に黙っていたし、接点も持とうとしていなかった。
これをきっかけに椎名が毎日藤宮に夕食のおかずを作ってくれる。さらには部屋の掃除も洗濯もしてくれる。こりゃ駄目人間になるわ。
その椎名だが、学校では完璧超人をしているものの、どうも家庭の事情で何かを抱えている様子がある。それで雨の中でブランコに座っていたのだろうか。そして仕送りをして貰っている以上は節約しなくちゃと質素な生活を送ろうとしているのか。実家が裕福そうな話をしていたのに。
そうやって自分を作っていた椎名ではあるが、経緯から藤宮の前では地が出せて心が楽になったみたいだ。