もういっぽん!・第1話
タイトルとキービジュアルで柔道の話なんだなと言うのは想像出来た。
中学3年の最後の大会で一本勝ちして柔道を終えるつもりだった園田未知だったが、対戦相手は見たことも無い子だった。そしてその子が強い。未知は健闘虚しくその相手に負けてしまう。しかも最後は落とされてあぶくを吹く状態で。
未知はこれを最後に柔道をやめてあとは受験勉強に専念。何しろ「偏差値って何?」とか言う状態から結構な学校の青葉西高校に行こうとしたのだから。青葉西高校を選んだ理由は家が近くて朝は8:30迄寝ていられると言う、それだけの理由。
柔道をやめたと言う未知を寂しそうに見る滝川早苗。そして未知とは小学校からの同級生の南雲安奈が同じ高校に居て、安奈はずっと剣道部でやって来たので未知が柔道をやめたからには剣道部に入れと武道場に連れて行ってしまった。早苗も未知には本心では柔道をやめてほしくなかったみたいで未知が武道場に入る片棒を担いでします。
中ではトラブルが起きていた。ある子が強引に畳を武道場に入れていたのだ。昨年で青葉西高校の柔道部はゼロになったからもう畳は不用だと外に出したのを無理矢理入れたのだ。そしてその子には見覚えがある。中学最後の大会の時に未知を負かした子だ。
その子は三人いれば部が成立すると言って未知と早苗の方を見る。早苗はこれで理解した。未知を安奈とその子が引っ張り合いをしてるのを安奈の足をはらって未知とその子が組む状態にした。そしてそのもつれ合いの中で未知はその子氷浦永遠を鮮やかに投げて一本勝ちする。周囲の剣道部員も思わず拍手してしまう程に。
これで未知はまた一本勝ちの快感を思い出してしまった。
また柔道やるしかないじゃない。