ヤマノススメ Next Summit・第12話・最終回
あー、とうとうヤマノススメ終わっちゃう。
須走ルートで富士登山開始。富士山と言っても2000m付近だと未だ森林地帯なんだね。そして段々樹木が少なくなって来る。なんだかあおいの元気が無さそうだけど、やはり不安なのだ。またリタイアしてみんなに迷惑かけるんじゃないかと。これ、私は常に単独登山なので遭難しない限りでは誰かに迷惑をと考えた事が無かった。でもひなたは言ってくれる、楽しんで登ろうよと。
六合目に到着。晴れて来たね。六根清浄。高山病の予防にも良いみたいです。
そして樹林帯を抜けて富士山ぽくなって来たね。
本六合目に到着。食材どうやって運んでるんだろう。専用の道でブルドーザーで運んでる。と言う場面、スーパーカブで登場したし、ブラタモリでもタモリさんが乗った(筈)のヤツ。
江戸時代から富士登山って盛んだったんですね。うん、あおい、ひかりと一緒に荒幡富士と言う富士塚に登ったよね。その時に認識していたのでは。
標高3000mを超えました。ここまで来たんだ。本当に来てよかったと思ってるあおいを嬉しそうに見てるひなたの様子が良い。
見晴館まであと5分。この時にあおいに頭痛が襲った。愈々高山病が出始めた。ただ、前回までの様な深刻な状況ではない。それでも前回の様にそれを隠して進まず今回はみんなに明かして相談した。かえでの判断では軽い高山病が出た様だ、今のまま先に進むのは良くないのでこの本七合目で休めるか山小屋に聞いて来ると言う。その結果、ひとり残って誰かが残ろう。それを聞いてひなたが今回こそは自分が残ると言う。
前回みたいな重症じゃないのであおいも普通に夕食のカレーが食べられる。ひなたも明るくしてくれるし。あとは休んで体調がどうなるか。
翌日、未だ暗いうちに再出発。あおいの状況は悪化していなかったので山頂へ向かう。全く大丈夫と言う訳でもないけど。山頂へ....うわぁ、こんなに大人数が。
段々苦しくなって来た。この一年(一年しか経ってないんだけど)であおいの体力も伸びた筈だが、やはり酸素が薄いとね。こんな疲れた時はガツンと羊羹だよ。
そしてとうとう山頂の狛犬が見えて来た。ここなとかえでとほのかは先の小高い丘で待っていた。あとはご来光を見るだけだ。
雲が切れた先に太陽が出て来た。
ばんざーい。
来られて良かった。みんなありがとう。
さらに剣ヶ峰へ。最後の登りがキツいけど、一歩づつ一歩づつ、登山を始めた時のあの気持。山頂に到着した時は思っていたよりもあっさりした感慨だったが、それはこれまでの沢山の積み重ねがあったから。ここに最後のピースを拾いに来たんだ。
山頂に到着してNext Summitは終わるのかなと思ったら、ちゃんと原作にある砂走の下山も宝永火口もあった。そして去来する過去の自分と、先を行く未来の自分。
あ!スタッカート・デイズが始まっちゃった。始まっちゃったよ。もうこれで終わりなんだ。
そして衝撃のここなの高校の制服姿。そこまで時間が進んじゃったか。
しかも最後の最後の場面ではあおいとひなた達が卒業証書持ってるし。
終わりなんだな。
ヤマノススメ四期、これまでのあおいの集大成だった。富士山再挑戦を果たしたし、過去と未来を見つめたし、そして卒業しちゃったし、完全にこれで終わりですかね。
個人的な話だけど私は中学時代に登山遠足で全学年の中でたったひとりだけ登ってる途中でへばって暫く休んで先生付き添いでやっと登れた過去があり、元々体力が無くて体育の成績は最下位レベルだったから未来永劫登山なんて出来る筈がないと思っていた。
それがヤマノススメで恐る恐る天覧山、高尾山と登っているうちに今では毎週の様に山行していて、そんな姿を自分も私を知る全部の人が想像出来なかった。それをやれる様にしてくれたヤマノススメには感謝しかない。ありがとう、ヤマノススメ。