ぼっち・ざ・ろっく!・第9話
ライブが観客は少ないものの、その観客を惹きつけて成功して充実した夏休みだった。と思ったけど未だ終戦記念日。夏休みは未だ半月ある。とは言えぼっちなのでいつも通り家に籠もってギターの練習をするだけの日々。ギターの練習は楽しいけど(楽しいって点は良かった)、でもバンドに入ったので結束バンドの皆と何か遊びたかった。自分から連絡するのは怖い。そうしている間にとうとう8月30日。
「強い重力がはたらくと時間が遅れるとされています。」
これ、IBM提供の「コスモス」ですか?(古い、古すぎる)
夏休み最終日、ぼっちがSTARRYの前で負のオーラをみなぎらせている。喜多が今日のぼっちはいつになくおかしいと虹夏とリョウに言ってみたが、おかしいのはいつもの事だと言われてしまった。でも泣き始めたかと思ったらいきなり陽気になってサンバを踊り始めたりして、それは流石に少しおかしい。
星歌がぼっちを何とかしろと言って来た。店の前でセミの墓を作ってる。そう言えばおまえらは夏休み中にぼっちを遊びに誘ってやったのか?
喜多はまあ友達が沢山居るからそっちと会っていて、そこにぼっちを誘うと却ってぼっちが萎縮しそう。虹夏は家の事とか見せの事とか色々。リョウは二人が誘ってるだろうとマイペース。誰もさそっていなかったのか。前にぼっちはわざわざ予定を開けていると言っていたのに。そう、誰もぼっちを遊びに誘っていないのである。おまえら結束バンドって名前変えろ。
そんな事は早く言ってよと慌てて三人はぼっちの所へ行って今から海にでも行こうと誘う。そう、江ノ島なら電車で一本だし。そう言われてぼっちはヘロヘロのまま小田急線に乗せられた。
ただ、電車の中でぼっちは意識があらぬ方向へ。そのぼっちを見て虹夏はこんなにぼっちちゃんって面白いのに学校でもっと知られる様にしたいねと言ってる。ぼっちの事を本気でよく思ってるのがしみじみと感じられた。
あっと言う間に片瀬江ノ島に到着。江ノ島の海岸に来てやっとぼっちは我に返った。だが海の家のリアルパリピにうちの店に来ない?と迫られて、ぼっちの許容度がパンクしてしまった。ヒラヒラのぼっちを担いで江ノ島の島内へ。そこでタコせんべいを食べたらぼっちは満足。良い夏休みだった。未だ江ノ島は始まったばかりだよ!
少し登るとすぐ目の前には江島神社が聳えている。喜多はさあ登りましょうと元気一杯。虹夏とリョウは江島神社に登るだけで疲れ、ぼっちはヘロヘロになった。
ぼっちがエスカー発見。喜多は自分の足で登ろうと主張するものの、三人はエスカーに乗りたいので仕方なし。但しエスカーは有料。うわ結構高いな。金欠のリョウはベースを質にしようとするが、それさっきまで持ってなかったろ。またもぼっちからお金を借りるリョウ。
そして展望台へ。喜多は景色を楽しんでいるのに、リョウ達はバベルの塔の雰囲気に浸って涼んだらもう終わり。
ソフトを食べながらあともう一つ位は何かイベント欲しいねと言う喜多。そんな時、ピーヒョロロとトンビの鳴き声が聞こえる。あれ?今週別のアニメでもトンビ見たぞ。ヤマノススメの鎌倉アルプス回だ。トンビは急降下して一斉にぼっちを襲う。こいつ弱そうだぞと。神奈川県怖い。
ぼっちがボロボロになってそろそろ帰ろう。最後にお参りをして。江島神社迄下りてそこの奉安殿へ。ここには妙音弁財天が祀られていて音楽芸能の神様。喜多は以前からみんなでお参りするならここと思っていた。
と言う事で四人揃ってお参り。ぼっちは人一倍長くお願いしていた。虹夏はこの間のライブの成功ありがとう、次もお願いしますと。次決まってないけど。で、ぼっちは?ぼっち、夏休み初日に時間を戻して下さいなどと言う叶いっこない願いだったとは、言えやしない、言えやしないよ。でも世の中にはエンドレスエイトってアニメもあるので、アニメの中なら仕方ない。
また小田急線に乗って帰途へ。ぼっちは金沢文庫だから藤沢で乗り換え。横浜に戻ってそこから京急か。確かにそれが一番早そうだけど、折角三浦半島の根元に居るのに一度横浜に戻るとはなあ。方角だけなら江ノ電で鎌倉に出て逗子に行ってそこから京急。これはいかにも時間がかかりそう。乗換案内見てみたら、確かに東海道で横浜に行くのが56分程度、逗子経由だと1時間7分程度。あれ?10分程度しか違わない?お値段は横浜経由が858円で、逗子経由が616円。実はもっと安いのがあって、藤沢から大船、そして横須賀線で逗子に行って京急が598円。時間も1時間6分。うーん、なんだかなぁ。
そして翌9月1日。ぼっちは起きてこられない。母はズル休みだと思ったが、いや、江ノ島で全身筋肉痛なのだ。
明日から頑張れると喜多に言ったのに。