ぼっち・ざ・ろっく!・第12話・最終回
文化祭での結束バンドのステージが始まる。
割合すんなり普通に演奏出来てる感じ(ロックの事が分からない。全然分からない)。でもぼっちの学校での初ステージにしてこのアニメ最終回のステージが普通に進む訳が無いよね。演奏しながらぼっちが「あれ?」と思い始めていた。
ただ、星歌と廣井がなんだそれみたいな顔をせずにうんいいねと言う表情だったから演奏がまずい訳ではなさそう。それに途中で生徒が別の生徒を誘って体育館に向かう場面も挿入されたので良い感じは行ってるのだろうと思った。
一曲目が終わって虹夏のMC。未だ次の演奏決まってないけど、よかったらボーカルの喜多ちゃん、ギターのぼっ...後藤ひとりちゃんに声かけて下さい。ぼっち、とうとう学校で名前が知られる。
二曲目でぼっちがギターの異常を感じていた。廣井もそれに気づいた。まもなく一弦が切れる。さらには二弦のペグも故障してる。廣井、それを見てあれではソロは無理だと思った。ソロ、そう、ぼっちの為に今回のセトリはリョウがぼっちのソロがある曲をわざわざ選んだのだ。どうするぼっち。
恐らくぼっちのソロが入ると思われた場面では喜多がアドリブを入れてくれた。みんなに見せてあげてよ、本当は「後藤さんは凄く格好いいんだ」と言うのを。ぼっち、廣井が転がした酒カップを拾い上げてネックに当てる。
あのギター、何やってるんだ。よく分からないけどすげー。うん、分からない。でも音がちゃんと出てるのでは。
星歌とか廣井は分かってる。弦がやられてしまってその代わりにボトルネック奏法を土壇場でやるかよ!
二曲目もうまく行った。ウケてる。
喜多が三曲目に移る前にどうしても一言、ありがとー、将来この演奏聴いて良かったと思える様になるよーと言うと観客も応える。「なんとかさん」も良かった、弦切れたのに頑張ったね。ちゃんと見てたぞ。
その声に応えなよと喜多がぼっちにマイクを向ける。これはヤバい。ぼっちにシナリオになかった突然の発声なんて出来ない。頭の中が大混乱。そしてバグった。
その結果、一度見た奏者が客に持ち上げられている場面が脳裏をよぎる。そしてそのままの事をしようとする。しようと、しようと、いきなり客の方にダイブだ。そんなの誰も受け止める用意なんて出来ない。モロに落下して気絶するぼっち。
これ、廣井とリョウに大ウケ。
またも見知らぬ天井に落ち着いてよく聞いて下さい。ぼっち、自分で何をしたかちゃんと覚えてる。だから何故ここに居るのかも分かってる。あれはあれで盛り上がったよと言ってくれる喜多。確かにその後の場面でぼっちは校内の生徒に強烈な印象を残したみたいだ。外部の人として。
ぼっちは喜多に驚いたと告げる。それは喜多が知らないうちに上達していたから。喜多、ちゃんとぼっちに分かって貰えたと思う。
これからももっとギター頑張るから教えてね、後藤さん...ひとりちゃん。
何を隠そう私は生まれてこの方親族以外からは名前で呼ばれた事がなくてずっと名字で呼ばれていたし友達も名字で呼んでいた。だからアニメでよくある「下の名前で呼んで」は「ああ、そう言うレベル上昇の儀式みたいなものですか、RPGで呼称が変わるみたいな」と言う冷めた目で見ていた。でもこれは違ったな。不意打ちだったせいか未だ嘗て無い名字呼びから名前呼びに変わって関係性が大きく変化したんだなと思わされた場面だった。
家に帰ってぼっちが父に土下座してる。何してるの。ああ、父からの借り物だったっけ、あのギター。そして壊したと思ってるんだ。ペグが壊れただけならどうにかなるよね。逆に父はライブ中にペグが壊れるとか興奮したと言うし。
父はこの機会に自分のギターを買ったらどうかと勧める。でもバイト代はライブのノルマに消えるからお金持ってないと思ってるぼっちだったが、何と、ぼっちちゃんねるの収入が30万円もあるのです!マジかよ!ちょっとギター演奏するだけでそんなに貯まるのか、音楽やってるとボロ儲けだな(そんな訳ない
10万円前後のギター買っても20万円残る。20万円あったら2年はバイトしなくて済む。働かなくて済む!
バイトやめられると思ったら気分が変わった。キラキラしてる。目があったらお辞儀する。でも店長の所にバイトの話をしに行ったらやめるの切り出せない。またゴミ箱に入っちゃった。
ぼっちがギターを買うとなったので、みんなで御茶ノ水へ。楽器を買うならやはり御茶ノ水。御茶ノ水駅から駿河台の交差点迄の坂道に沢山あります。どうしてと言う喜多にリョウが早口で解説を始めた。明治時代の日本のオケ発祥の時かららしい。そうだったのか。あれ?N響の前身の新交響楽団はもっと後だったんじゃ。じゃあ何かな。
虹夏が品揃えの良さそうな店を見つけて中へ。でも店員に何か言われたらどうしようとぼっちはイヤフォンしてノッてるフリしようと頭をガンガン振って入店して来た。ヘドバンと言うらしい。
リョウはベースを物色。試奏して良いですかとか。試奏で本気出してドヤる。喜多もギターに目移り。でも虹夏だけはそう言う訳に行かない。これがマンガでよく見るドラマー孤独問題。そんなのあるのか。そしてドラム専門店って別なのか。
そんな中、ギターを眺めていたぼっち、ある黒いギターを見てかっこいいと感じる。あれだ、ヤマノススメであおいがザックを一目惚れしたのと同じだ。そしてこのギターこそは店長オススメ。店長の攻撃にぼっちは無力。なので喜多が後ろにまわってぼっちを腹話術の人形のごとく操って返事させる。
ぼっちがこのギターを気に入ったのは本当で、レジへ。店長、このギターは自分で検品してメンテもしてた物だと言う。良いの選んだね、ぼっち。
何か食べて帰ろうかと言うのに対して、リョウは今日はもう解散しようと。だってぼっちが一刻も早く買ったギターを触りたいだろうからと。
翌日、新しいギターを持って鏡を見てカッコいいとニヤつくぼっちだが、背後には以前のギターが。君の事も忘れてないよ。私も黒に金縁のあるギター好きだな。
金沢八景駅に向かって歩くぼっち。
今日もバイトか。
最後、これで一区切りと言う感じではあるものの、これで終わったと言う感じではない。まだまだぼっちちゃんの活躍は続くと期待して良いよね?
二期はいつかなー。