夫婦以上、恋人未満。・第7話
「ソイネ」と聞いて焦る次郎。前回起きてみたら星が隣で添い寝していたから。
詩織、大量のゴミ捨てで途方に暮れていた。そこにサチとナツミがやって来て手伝おうかと言ってくれた。この作品のギャル、優しい。そしてさらに通りがかりの次郎と貞春を見かけてそこの猫背も手伝えと。
実はアニメを見ていて気になっていたが、老人を除いて他のキャラは全員いつも姿勢が良い。でも実際の世界を見るとそんな事はなくて、スマホを覗いている人以外でも猫背で歩く人がもっと多い。それはともかく猫背野郎として次郎と貞春が呼ばれて分担して持つ事になったが、サチが(多分気を利かせて)大きな袋は詩織と次郎で持ってと言ったものの、詩織が赤くなって拒否しちゃったので拒否られた次郎がへこむ。詩織、前回キスの練習させてって次郎に迫ったからなあ。意識しちゃってる。
星とサチとナツミが浄水緑地でスイーツ食べている。面白い名前の場所だなと思ったら、福岡にちゃんとあるんだね、浄水緑地。
サチとナツミが話があると両方から話しかけて、結局ジャンケンでサチが話す事になる。ぶっちゃけ次郎ってどうなの?ごまかしてるけどなんとも思ってない訳じゃないよね。と言われて星が否定しないのを見て「あーあ、とうとう否定しなくなっちゃったか」と思う。でもこれって星が辛いだろう。親友たるもの星をそんな宙ぶらりんな状態のままにしておけない。嫁が星じゃなくても次郎は同じ事するんじゃないかと、だから次郎に拘泥するなと言う事だ。
二人は今の時点では元々星が岬波にラブラブだったからそっちへ何とか押してやりたいと思っていた。とは言え何かイベントでも無いものかと思案していたら、丁度花火大会の張り紙が目に入る。コレだ。
と言う事で二人はお膳立てをした。岬波が来る花火大会に一緒に行こうと。と言う事で星は次郎に浴衣を着付けさせて貰っていた。浴衣って、帯の下にああ言う紐みたいなのするんだ。和装は全く分からないから知らなかった。
帯の結びは何が良いと次郎に聞いておいて、次郎がリボンみたいなのと言ったらそれは子供っぽい、岬波は好きじゃないだろうからこっちにしろと。そして岬波と二人で花火見てる時、次郎は一人で寂しくベランダから眺めていろと言うのだ。やけに岬波を繰り返す星ではあった。
でも次郎に帯を結んで貰っていて星も意識していた。
現地でサチとナツミと待ち合わせて、このあと岬波のグループが来ると言われた。岬波以外も来る訳で、その岬波以外には既に話をつけてある。星と岬波を二人にさせろと。星が普段から岬波好き好きな雰囲気だからもう言わずともみな分かっているのだ。分かって...
ところがやって来た男子は岬波が居ない三人組。寺船によると岬波はバイト先からヘルプで呼ばれて来ないと言うのだ。寺船、星に頭を下げて謝る。その寺船にじゃあ食べ物買って来いと追い払った。ナツミそれを見ながら「寺船君ってそうだったんだ」と。あれ、いきなり登場の寺船君、実は星が好きなんだけと言う設定か。でも星が岬波好き好きな雰囲気だから何も言えないで居たと。
サチとナツミ、男子に甘い物も追加注文しようと星を置いて追いかける。なるほど、これで星が一人になってどうこうと言う流れか。
ただ、一人になっても今更次郎がここには来ないだろうと思ったら違う方の展開が。岬波と詩織が二人で歩いている。岬波、バイトの筈だったのでは。そこにあの寺船の声がかぶる。やっぱり潔く諦めるべきか。頑張ってるのにな。星の気持ちに被るのだが、寺船君の今までの頑張りようは見えてないんだが。
戻ってみたら沈んでいる星を見てサチとナツミは今日は岬波が来ないんだったら体調悪いならもう帰った方が良いよと帰るのを促された。
その頃岬波は詩織と歩いていたが、予想はしていたけど二人で祭見物じゃなくて、買い物をして(夫婦の組だからね)、このあと岬波がバイトに行くと言う途中だった。やはり星の早合点。ただ、ここまでずっと無表情で全部こなしている岬波、本当はどこまでどう考えているのか。本当に何も考えていないのか。
一人で花火を見上げてなさいと言われた次郎。今頃岬波といい感じになってるのだろうかと懊悩していた。但し次郎は未だ自分は何様だととどまれる。
そこに星から電話。これって「すぐ来て」とだけ言う電話かなと思ったが、それとは違って泣いている電話だった。それを聞いた次郎、今すぐ行くからどこだと言っても場所を言わない。ごめんね、次郎。場所を言わないとは、これはもう家の外に来てると思ったらそのとおりに星がうずくまって泣いている。
ごめんね、次郎が折角着せてくれたのに。折角みんなが準備してくれたのに。
苦しいな、星。
そんな星に次郎はおかえりと迎えてあげる。
サチとナツミが褒めてくれた浴衣、今度は次郎の好きなリボンの結びにして良いよ。それ 岬波の為の浴衣だったのが次郎の為の浴衣になると言う事か。でも次郎がリボンの結び方が分からないと言うので動画を見せてやろうとして星はスマホを取り落とす。それを危ないと次郎が受け止めたらそのまま星を抱く事になった。
次郎が名前呼んでくれたらまた頑張れる。
でもこの花火大会、来年もあるかもしれないけど、夫婦実習は来年はもうない。こうして星と見上げるのは最初で最後なのだろうと思う次郎。