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新米錬金術師の店舗経営・第5話

採集者向けの商品だけでは経営が成り立たない。村民向けの商品も作らなくちゃ。と言う事で今回は村民向け商品開発をするのだが、このヨック村の人口ってどれだけなんだ。1000人居るのだろうか。ただ、大工のゲベルクや鍛冶屋のジズドがやって行けているので一定の人口は居そう。100人とかじゃないだろう。

そう言いながら井戸からの水汲み装置を設置してる。これがあったら便利とロレアが言うけど動力源の魔力を結構使うのだそうで、普通の人には無理っぽい。この時に村に井戸が10個も無いと言うので、そっちから考えると人口多くなさそう。
参考資料

などと話をしてる時にロレアが蜂にさされた。うわ、痛そう。薬を付けて貰ったが、その程度で済んだのか。これから虫が多くなるから気をつけてと言うロレアの言葉がヒントになった。

スパイトワーム募集。あとでロレアがアンドレ持参のニョロニョロの虫を手づかみするが、これがそうだったか。そしてこの虫から虫除けのベールが作れるらしい。スパイトワームが分からないのでこの辺の流れが分からなかった。これも人口次第だよね。1000人程度だと10枚とか40枚とか売れたらもう終わっちゃうよね。

冷蔵庫も欲しくなりました。ロレアから言わせると超高級品。分かる。三種の神器だったからな、冷蔵庫。但し高いのは冷却回路。それはサラサが錬金すると言うので、器の発注だけとなる。ただ、冷却に使う魔力源は氷属性の素材が必要。

手っ取り早く調達出来そうな氷属性の素材は氷牙コウモリの牙だそうだ。でもその素材はヨック村で出回っていない。そこでアンドレ達に聞いてみた。北の洞窟には居るらしい。でも狩った事がない。狩りやすい筈なのにどうしてかと聞くと、以前採集してサウス・ストラグに持って行ったらこんなもの使えないと買い叩かれたからもう採集してないのだそうだ。それってあの悪徳錬金術師じゃん。

サラサの描いた氷牙コウモリ、見た目がまるでペギラではないか。その牙で対象を噛むと凍りつく。但し人や動物は普通は襲わない。果物を凍らせて保存してる。

と言う事で、ロレアを留守番にアンドレを案内にしてサラサやアイリスとケイトで採集へ。寒くなりそうなので普段よりは防寒装備で。洞窟に近づいたらもう寒い。氷牙コウモリを狩るコツは追い詰めない事。普段は逃げるが、追い詰めると死にものぐるいで集団で襲って来て、それでやられる採集者も居るのだそうだ。

中は氷牙コウモリのフンで臭い。ここでもサラサの薬が活躍。匂いを和らげる。それから上空からの落下を防ぐ防御も。

進んで行くと氷牙コウモリが居た。氷牙コウモリの牙は幼い個体の物では能力が低くて価値がない。だから大人の氷牙コウモリを狩る。氷牙コウモリは洞窟手前に若い個体が居て奥ほど大人氷牙コウモリが居る。見分け方として近くの氷牙コウモリを落として牙を見せた。年輪みたいなのが何年経ったのかの区別となるし、大人氷牙コウモリの方が色も濃い。

アイリスが素手で触ろうとしたらサラサがそれを避けた。万が一牙が刺さったら指が凍りつくからだ。それを聞いてびっくりしたアイリスが後ろに下がったら今度は氷漬けになった人骨が。いや、氷漬けなら死体のままなのでは?

とにかくアイリスが大声を上げて走り出したので氷牙コウモリが群れで襲って来て、しかも地面が凍って滑落。使えんな、アイリス。

でも落ちた先は氷牙コウモリが大量に居た。大きな群れなので少しづつ落として行く。ケイトの弓とサラサの攻撃で。群れが騒ぎだしたら剣と槍で防御。あれ?ちょっとだけなら氷牙コウモリは逃げるのでは?

ともかく氷牙コウモリが大漁。牙は結構簡単にもげる。でもサラサが手際よいのは柔軟グローブと言うアーティファクトだから。そんなに厚くなくても刃物を通さない。ちょっと試しにアンドレが試してみたら大変良い。いくらなのかと聞いたら3800レア。レアが円と換算したらまあちょっとお高い手袋だろうか。でも採集者にとってはこれで安全が買えるなら安い。まとめて買ってくれたらお安くしますよとも。

氷牙コウモリの牙の分配。最初から案内してくれる約束で山分けにしたのでアンドレ達にも均等に。そしてアイリスとケイトにも。と言うのも無理して採集で危険を冒して死んじゃったら借金回収出来ないからです。にっこり。
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村に戻ってサラサは氷牙コウモリの牙を素材にした帽子を作った。これなら熱中症にならないよ。柔軟グローブも作っておきました。

そろそろ次のステップかな(にやり)とした所へゲベルクが冷蔵庫を持って来た。
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次のステップとは、経営を順調にやって行く為にはそもそも村の経済が発展しなくてはならない。お金の流通が無ければいけない。その為のアイディアを出してくれたらお高いお菓子を提供します。

これを聞いて食いしん坊アイリスとケイトとロレアが目の色を変える。お金を外から持ち込むには仕事を発注出来る何かを作ろう。冷却帽子の帽子部分だけなら村に発注出来る。でも人口少ないからすぐに市場が飽和しちゃう。そこでロレアの父に外商して貰おう。

こうしてサラサが発端で村の経済が動き出した。
あれ?でも今日の収支は赤字だね。素材の買い取りが大きかったか。でもこれって先行投資だから売れたら回収出来るよね。

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