ぼっち・ざ・ろっく!・第7話
何故か虹夏と喜多がぼっちの家に行こうとしている。そしてぼっちがクラッカーと宴会部長みたいな襷をして立っている。これは多分二人が来るからと迎えようとしてるとは思ったが、それは想像を遥かに超えていた。
そりゃ蝉の鳴き声も一瞬消える。
この分だと何かのフェスに参加する事になったら「結束バンド、XXフェス参加決定!」ってどこかの学校の垂れ幕みたいなの出してしまいそう。
そして案の定、ぼっちは襷をしてパリピメガネをしてクラッカー持って玄関で待っていた。「イ、イェーイ」
流石の虹夏と喜多もすぐさまフォローする言葉が出なかったものの、ちょっと経ってからちゃんとしたフォローの言葉が出るんだよね。ぼざろ全体とおして結束バンドのみんながこのぼっちの痛々しい仕草を全部受け止めてくれるのがこの作品の良さだと思う。
今日虹夏と喜多が後藤家に来たのは他でもない。今度のライブで着る服のデザインをする為。分かった?遊びに来たんじゃないからね。と言いながら虹夏がぼっちの部屋に入ろうとしたらこれから遊びます感満載の飾り付けが。
ぼっちの部屋、普通じゃあるまいと思ったが(そう言えば何回か前にアー写を部屋中に貼っていた)、盛り塩とか封印とか何だそれ。それを部屋に入って来たふたり(ぼっち妹)が解説してくれる。ぼっちがこの間お化けに取り憑かれたから貼ったとか。なんだそりゃ。
このふたりと飼い犬のジミヘンが虹夏と喜多と馴染んでしまった。入りづらいぼっち。
ふたりをアイスで釣って追い出したぼっち。それじゃ本題のTシャツのデザイン描いてみよう。ロゴだけじゃないのにしたい。そのままグッズにして物販にしたい。
そうか、そうですか、そのままですか。
なるほど、だから今日公式で結束バンドのTシャツ3,000円が物販で出たのか。そのままのデザインのが。
階下では父と母がふたりからぼっちの友達が本当に来てると聞いて驚いた。妄想じゃなかったのか、って、うーん、どうなの家族から妄想する娘と思われているのは。
喜多のデザイン完成。友情・努力・勝利、体育祭で見る感じの。体育祭と聞いてぼっちの鉛筆の芯が折れる。体育祭、それは陰キャトラウマ学校イベント第1位。あ、うん、確かに体育祭は居場所が無いのは分かる。居場所無さ過ぎて私は体育祭を完全に無視した様な記憶が。練習とか出る訳ないし、当日も学校に行かなかったんじゃ。中学校迄は体育祭で学校に行った記憶はあるんだけど。
これでぼっち完全に溶けちゃった。
そこに両親が友達を見に来た。あ、本当だ。そしてふたりを階下に食事に誘う。両親、嬉しくてごちそう奢っちゃうよ。娘の妄想かとか思う両親だけど、良い両親だよ。レンタル友達じゃないよね。
そして益々虹夏と喜多が家の人達と馴染んで戻れない雰囲気に。
そしてTシャツのデザイン案は捗らないのであった。
でもぼっちのデザイン出来てた。
これは...
だ、だせー。
ひょっとしてぼっちの私服ってこんな感じ?いや、私服は母が買うので全く違う。ちょっと着てみてよーと、この二人に迫られたらぼっちが断れる筈も無し。
あら、かわいい。
普段、奇行してるからそう思ってないけど。
前髪上げたらいいんじゃない?と虹夏が前髪を上げてみたら「ら、らんらら、らん」の歌と共にぼっち崩壊。粉となってしまった。でもそれを吸った虹夏と喜多がぼっち化。
結局Tシャツのデザインは虹夏の案になった。割りと無難。
明後日はライブ。でも何だか台風来てるみたいですよ。前の場面で天気予報やってた時は台風の進路は本州の遥か南の海上を東進するみたいだったけど。
一時てるてる坊主作ろうかと言う事になって、その気になったぼっちだが、あの予想進路では関東に来ないからいいやとなりかけた。でもぼっちは強く主張した。てるてる坊主作りましょう!
念には念を入れててるてる坊主作ろう。いや、てるてる坊主、自然現象に影響しないけど。
そしてぼっちがてるてる坊主の作成を強く望んだ結果、台風は喜多^h^h北に進路を突如として変え、ライブ当日に接近して来たのであった。
どうなるTシャツ作って初のライブは。