アキバ冥途戦争・第5話
実は昨日まで。まさに昨日、このアキバ冥途戦争ってなごみが主人公ポジションだけど、あくまでもポジションで振り回され役しかやらない作品なんだなと思っていた。
とんとことん、ゆめちが頑張って稼いでるけどやはり売上が。とは言っても客の眼の前でおかしな歌を歌いながら内職して揉めるとかヤメロ。それにしても確かにとんとことんの内装は綺麗とは言えないものの、個性のあるメイドが揃ってるし、飲み物だって先日の調教師の回でもっと薄くしろと言われるみたいにちゃんとした濃度で出してるみたいなので、もうちょっと客が入っても良いのでは?
今月中に延滞してるおひねりちゃんの「利息」50万円を払わなければうちは閉店です。追い詰められてるな。既に匙は投げられたー(匙投げてどないすんねん)。
自ずとなごみのチラシ配りも暗い。しかもねるらに指摘されたが、モノクロのチラシになってる。インク代払えないのでカスカスな印刷だそうだ。うちのEPSONの、インク無くなったら印刷も出来ないぞ。
どうやったらお客さんが来るかとねるらに聞いてみたら、イベントとかどうかと言われた。イベントをやって盛り上げて集客する。定番ならバースデーイベント。ケダモノランドグループの系列店に協力して貰ったらどうか。ねるら、ひょっとしたら未だグループ間抗争とか経験してないのかな。いつまで仲良しで居られるだろう。
店に帰ってバースデーイベントをやったらどうかと提案。でもゆめちとか誕生日バレ嫌だと言う。近い未来で誰か誕生日の日がいないかと聞いてみたら、嵐子が明後日36歳だそうだ。以前もアラフォーじゃんと言われていたけど、嵐子はその年にしては若いよね。
店長、やるのは承知した。但し金は無い。金を使わず頭を使え。こうしてなごみが手伝って嵐子のバースデーイベントをやる事にした。
とんとことんのまかないはもやし。味があるだけありがたいと思え。ホント切羽詰まってる(とこの時は思った)。
嵐子が考えたバースデーイベントのチラシ。どう見てもヤクザの回状。演目も考えた。うん、沢山考えた。チンチロリンだけ強調されてるけど、どこに入れるか悩んだ結果。だがなごみがチンチロリンを勘違いしちゃう。
なごみが店長達の所へ行ってケーキを用意出来ないかと提案した。ここ、ちゃんと見ていたら実は違和感あったんだな。まずなごみに声をかけられてビクっとした感じで振り向く。そしてケーキと言われてそんな金がどこにある、嵐子のバースデーイベントを盛り上げるとか誰がやるのかと。妙に酷い事言うなとはこの時思ったけど。あのゾーヤですら。
これを聞いてなごみがそんなのってないよと怒る。その夜、なごみが目が覚めて店に行ってみたら嵐子が装飾をやっていた。なんだその龍。そして嵐子の生誕祭の予約表はゼロ。5月9日が誕生日か。さらにこの時点ってGW頃だったんだ(あとで分かるなごみの誕生日は4月2日)。
どうしたら嵐子生誕祭に人が来てくれるだろうか。考えたなごみはねるらの言葉を思い出した。系列店に協力して貰えるかもしれない。そこで行ったのがメイドシープ。
今回は同じ系列店と言う事もあって、チラシを配らせて貰えないかと言ったら勿論良いですよと責任者らしき薫子が言ってくれる。うん、多分そのまま良い感じにはならなさそうだけど。
メイドシープの客にチラシを渡して、今日18時から嵐子のバースデーイベントをやると告げると客が苦笑い。そんなに駄目?と思ったら理由があった。メイドシープの薫子も今日が誕生日でバースデーイベントやるのだそうだ。そりゃメイドシープの常連ならとんとことんの方に行く訳無いよね。
ここから薫子の言葉が棘だらけになる。嵐子の年齢を聞いて自分の15歳上だと強調。いや、何故そこで干支を数える。単に引き算したら良いだろう。嵐子の反論は聞いてないと言うし、チラシも馬鹿にするし。なごみが怒って反論。それを制して嵐子は帰り道へ導いた。
帰り道、嵐子は自分の為に怒ってくれたのが嬉しいと言う。自分が怒るのは自分の為ではなく店を侮辱された時だけだと言う。でもその店、なごみから見たらそんなに思い入れる程の物ではなかった。そりゃそうだ。今までが今までだから。でもこれが今回変わるとはなあ。
この時になごみは「メイドは戦うものだと分かっているけど」と言ったが、分かったのは入ってからだよね。入る前はまさかこんな世界だとは視聴者と一緒で思っていなかったのでは。そして嵐子の回想では若き嵐子もそうだった。それを認めてくれたのが当時の店長。あの第1話冒頭でやられた店長。
そんな話をして、嵐子がいきなりなごみの足をすくう。倒れるなごみだが、それは鉄パイプで殴られるのを回避させたのだ。あのメイドシープの薫子がやって来た。雑魚メイドは嵐子が片付けたが、薫子がなごみを人質に取った。
薫子は店のどこかの巨大な樽の中に嵐子となごみを縛り上げて、そこに血...じゃなくてトマトジュースを流し込んだ。アキバで自分と同じ誕生日とは気に食わない。ここで誕生日と命日を一緒になって貰おうと。
その頃、とんとことんでは一階のラーメン屋の大将がバースデーケーキを作って持って来ていた。大将だけは嵐子を買ってるのかな?と思ったが(何しろ第1話で銃を渡したのが大将だったから)、違うんだ。これとんとことんのみんながもやしでお金を工面してその費用で作って貰ったんだ。そうかサプライズだったのか。やけに冷たいなと思ったら。いや、店長はあれが素だろうとは思ったけど。
とんとことんでは嵐子となごみが帰って来なくてどうしたんだと怒っていた。だがそれはゾーヤのケーキが無駄になってしまいますの一言でガラっと変わった。あのもやしの日々を我慢して用意したケーキが無駄になる?それは許せない。
その時に御徒町が紙を差し出す。ここから何かを察知したみんな。インクを買え、じゃないよ。
メイドシープでは売上が新記録を達成した。薫子のバースデーだものー。
そこにカチコミやー!
うちのなごみと嵐子を返せ!
マジとんとことんは武闘派になったな。
その頃、なごみはトマトジュースに埋もれて気絶しかけていた。ゆめち達の突撃で寸前で助かる。ゾーヤは別にしてゆめちも強いんだな。メイドシープ壊滅。かろうじて生きていた薫子が終わりはお前らだ。系列店を潰してグループからどうされるか分かっているのか。自分と嵐子、グループにとって必要なのはどちらか分かっているのか。
それを最後まで聞かずにゆめちが撃つ。
おめでとう、誕生日と命日が一緒になったよ。
とんとことんに戻って店長がケーキを持って来てハッピーバースデートゥーユー。
でもケーキの一部が無いぞ。
なごみ、今日まではとんとことんは...と言っていたけど、この日やっと良い店に入れたと思った。私も今回になる迄なごみは主人公として何もやらないなと思っていた。ちょっと変わった。
御徒町が発見したメイドシープの売上金。ごっそり持って来て店長が出どころは知らないけどこれでOKと喜んだが、ゾーヤからメイドシープ潰して貰って来たと聞いて愕然。
そうだよねー。
他のグループの店潰したのとは話が違う。
次回これでまたとんでもない事を本部から課せられるんだろうな。