« 不徳のギルド・第1話 | Start | アキバ冥途戦争・第1話 »

虫かぶり姫・第1話

本好きの侯爵嬢。
タイトルだけ見た時は本当の虫を連想したが、違った。本の虫だった。身分が全然違うけどマインと同類。
ところでベルンシュタイン家はアニメでは侯爵家とされているが、Wikipediaでは伯爵令嬢となっていて、でもWikipediaの参照先のコミックナタリーもWeb Archiveで見たら過去から一貫して侯爵令嬢としているので多分Wikipediaの転記ミスなのだろう。

活字にしか興味を示さなかったエリアーナだが、ある時サウズリンド王国王太子のクリストファーから婚約を求められた。自分は未だ結婚は考えていないが、周囲がうるさい、だからエリアーナと婚約と言う事にしたいのだと。その代わりにエリアーナには王宮図書室に自由に出入りして自由に本を読んで構わないと言うのだ。

最初は、侯爵家とは言ってもベルンシュタイン侯爵家はどこの派閥にも属さず、代々の当主も皆本好きのせいで宮廷での席次も低く扱われている家の自分がと戸惑ったが、王宮図書室を好きにして良いと言われてエリアーナは承諾した。

但しエリアーナは見せかけの婚約だと理解して、その立場が続く限りの間に読めるだけ王宮図書室の本を読もうと必死に読んでいた。
参考資料

エリアーナに対して王宮の人達もみんな優しく接していた。
ところがある時からそれが一変する。一変した様に感じた。

エリアーナの侍女の が今度王宮に行儀見習いに入る子爵家のアイリーンは良くない噂のある人なので気をつけて下さいと言われた後だった。

エリアーナが高い場所の本を取ろうとして梯子に手をかけると一部が壊れている。机の上にエリアーナが置いてあった本にその がお茶をこぼす。その時の言い草に悪意がある。「下町の女性の間で人気の本は誰の物でしょうか。この様な物を好まれる方が王宮内にいるのでしょうか」と。

ある日王宮のお茶会にエリアーナが遅れて行くと何か騒ぎになっていた。アイリーンはびしょびしょ。グレンが駆けつけて来たが、その場に居た衛兵らしき者が頭を下げたので「それならそうと」と呟く。これは何だったのだろう。この日はグレンではなく、近衛兵がエリアーナを送った。

その後色々冷たくあしらわれた気がしたエリアーナ。でもクリストファーは温室のエリアーナに以前欲しいと呟いた本を苦労して入手し、真っ先にと持って来てくれた。うん、多分冷たくされていると思ったのは行き違いで、クリストファーの思いは変わってない。

だがアバンで登場した場面が現れる。クリストファーとアイリーンが仲良さそうに話をしている姿を見て、エリアーナはとうとうこの日が来たと思った。かりそめの婚約状態は終わるのだ。

最初は契約だけの関係だと思っていたのに、エリアーナの目からは涙が溢れる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« 不徳のギルド・第1話 | Start | アキバ冥途戦争・第1話 »