Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-・第3話
ヘリコプターに乗って悠然と湯高に降りた金髪の小さな子。
ところが次の場面では寂しそうに湯高の入口に立っていて、ぷりんが声をかけてもうるさいと行ってしまった。リムジンが来ていて今度は潟高の方に。あれ?何してんだ。
DIY部ではたくみが隣のクラスに留学生が来た、頭が良くて12歳なのに飛び級で入ったんだよと話している。あの小さい子か。ところがその子がDIY部のベンチで泣いている。せるふがトンカチとハンカチどっちが要るかと差し出す。それ、日本語が分からないと通じないダジャレだた。でもちゃんと日本語分かってるから大丈夫。
廃屋だと思ってここに来たと言うその子に、ここはDIY部だよと教えてやった。だがこの子はDIYなんて時代遅れでカビの生えたものだと言うから部長のくれいがムカっとした。一触即発の場面でせるふが止めようとして転んでその子もろとも転倒。今日も保健室へ。法華津先生、またもすこんぶを食べて、その子はそれは何かと言うので食べさせる。あ、それってLaminariaですよ。大丈夫かと思う間もなく、その子は美味しいとよろこんぶ。
しかし次の日もその子はやって来る。この時点ではこの子の母親との関係を知らなかったから、まあ来るかともおもいつつ、懲りないなと思った。ホテルでホームシックみたいになっていて、その辺の事かもとも。
何故ここに来たかと言うと、ハンカチを洗って返しに来たと言う。でもまたもDIYなんてカビ臭いと言う。自分はこのスマホを作ったとか。えー、スマホの組み立てとかやっても仕方ないんじゃ。ともかくそんな感じなのでくれいは完全に怒った。だったらもう来るなと怒鳴って追い出してしまった。
小学生かよと呟いたくれいだったが、たくみは「だって小学生なんですよ、年齢は」と言われると、くれいはそうだったなと反省。今度来たら優しくするよと。
だが、その今度が来ない。来ないのなら探しに行こうとせるふが言い出して、そうだ、簡単な話だとくれいも立ち上がり、たくみも一緒に探しに行く。その子は昇降口から一人で帰ろうとしていた所で、それをせるふとくれいではさみうちにして部室に連れ込んだ。
せるふが電動ドライバをやってみせるが、逆回転だったりトルクが足りなかったりと見ていられなくなったその子が貸してみなさいと手にとって楽々とやってのけた。あれ?DIYの素質あるじゃん。
実はその子は故郷では母からDIYを教わっていたのだ。だから道具も使える。そしてDIYに母を重ねてしまう。重ねてしまってまた泣き出す。泣いたその子にまたトンカチじゃないけどハンカチと言って差し出すせるふ。
一学期の間の留学だと言うので、じゃあその間DIY部に入部しろと言うくれあ。その子は「入ってあげないこともない」ってかなり日本語話者でない場合にかなり難しい言い方してツンデレた。笑ってくれあが差し出したのはあの部員の木札。その子の名前はフルネームでジュリエット・クイーン・エリザベス8世。とても木札に書けないのでせるふがニックネームを考えてあげた。ジョブ子。ジョブ子、それが気に入ってちゃんと日本語で書けたよ。
ところで来たばかりの様子だと明らかに湯高に入ろうとしていたみたいだし、湯高が海外に名前が知られていると言うのは納得するが、どうして潟高に来たのかと聞いてみたら「湯」と「潟」が似ていて間違えたのだそうだ。
手書きかよ!日本人でも「潟」書けないヤツいるぞ、きっと。