新米錬金術師の店舗経営・第1話
アバンでは主人公が錬金術師になる為の試験を受けようとしていた。
サラサ・フィードの過去の生い立ち。両親が揃って馬車で出かける場面になって、嫌な予感がしたがその通りに。盗賊に襲われて殺されてしまう。両親がやっていた店はチラと出た場面で悪いやつに権利を奪われてしまったみたいで、サラサは孤児院へ。
孤児院ではよくして貰ったが、あまりの事にサラサは勉強にばかりうちこむ。だから友達も出来ない。ある日孤児院にそこ出身の錬金術師が訪問して来て、その時にサラサは質問した。錬金術師になったらお金が手に入るのかと。頑張れば出来ますよとの事で、ここからサラサは錬金術師を目指した様だ。だとしたら今迄していた勉強は何のジャンルだったのだろう。
ところで冒頭では「あーなんかフワフワな日常系異世界物かな」と思ったのに、いきなりサラサの過酷な過去話が出てしまった。Twitterでは原作知ってる人からもっと緩い導入だぞと言うのが書かれていて、何故こんなに重くしたのか。
ともあれサラサは王立錬金術師養成学校へ入学。何故か女子しか居ないみたいだけど、この学校は身分に関係なく入学出来て成績優秀だと学費免除と奨学金制度もある。だからサラサは賢明に勉強した。ここでも友達作らずに。あと途中の試験に落ちたらそこでおしまいだそうで、卒業式に出られるのは1/10だそうだ。これは厳しい。
学園生活では購買のおばちゃんとしか話をしなかった。ああ、これが後で大全を買う時のおばちゃんか。ただ、サラサは凄い出会いをした。偉大な師匠のオフィーリア・ミリスと出会ったのだ。これはとても運が良かった。
そしてもう卒業試験。こうして冒頭の実技試験につながって行く。
「いかなるトラブルが起きても自ら解決しろ」
これがキーワード。
さっそく失敗しちゃったと出て来た子がいる。
その次がサラサ。レシピを使って中級傷薬を作れと言うのが試験内容。
これなら大丈夫だと思ったが、フィリペンドラの代わりに似ているドライアスが置かれている。これは引っ掛けだと気づいて別の材料の組み合わせを考えるサラサ。だがどう組み合わせても中級傷薬の材料にならない。
これがトラブルが起きても自分で解決しろとの事かと、ドライアスを使った上級傷薬があるのを思い出す。師匠の教育のおかげだ。ただ上級傷薬を作るのは難しい。魔力も使うし。それでもサラサは課題克服の為に頑張った。試験官はサラサがドライアスを手にしたのを見て「フフン、ひっかかりおって」みたいな顔をしたので、やっぱりトラブルなんだろうなとは思った。
試験官の予想を裏切ってサラサは見事に上級傷薬を作成。そしてあとから入って来た係員が材料まちがえたーと叫ぶ。出題ミスだったのだ。しかしこれは隠蔽せねばと言って、サラサについては合格。この時、外の廊下でさっき「失敗したー」と言う子がわざわざ居たのは何だろう。
こうしてめでたくサラサは錬金術師の資格が取れた。サラサはオフィーリアの所で働くのではなく、外で修行するのを選んだ。卒業にあたってサラサは錬金術大全を買いたいと言う。但し750万。オフィーリアを通したら500万で買えると言うので、オフィーリアに付き添って貰って学園の購買部へ。錬金術大全凄いな。でも日本古典文学大系はもっと凄いぞ。
そして次は修行先の求人募集を見に。でもオフィーリアがよさそうな(良い?)空き店舗を見て1万の物件を見つけて勧めた。王都から一ヶ月の旅程で離れた辺境だが、材料になりそうな物がある見込み。だからもし店舗経営に失敗しても材料をオフィーリアの所へ送ってくれたら生活費程度は見込める
と言う事でサラサはその辺境の物件を契約して行ってみたが、ボロボロになって到着してみればボロボロな店が待っていた。あー不動産ってやっぱり現物見なくちゃ。一ヶ月旅程の物件じゃ見られないけど。