夫婦以上、恋人未満。・第4話
前回、星は詩織が岬波の為にアップルパイを作ってうちひしがれ、一度は次郎に夫婦やめよっかと言ったけど、もう一度夫婦になってくれとまるでプロポーズの様に次郎に言われて復縁した二人。
とは言ってもモヤっとしたものはある。それで次郎は詩織を見るとも星を見るともな感じで見つめていた。星は友達とワイワイやっていたけど。この時のワイワイで先生に叱られるの、あとの片付けに繋がるんだ。
そしてさらに気になる岬波。気にする二人とも岬波と関係してるから。
次郎には貞春から、星にはサチから岬波と詩織ペアはAランクになったけどペア替えしないみたいだと噂が流れて来る。Aランクになったら普通はみんなペア替えするのにね。学校だって色々な相手と夫婦実習するのを望んでいるらしい。将来の練習として。うーん、どうなのそれ。そもそも次郎と星のペアって先月Aランクになったけど交換しなかったのでは。
サチとナツミがこのままだと詩織に岬波盗られちゃうよと煽るので、未だ一ヶ月、大丈夫だもんと言うから、星かわいーと二人が抱きついて来た。それでいい加減にしろーと叫んだから、ここで二回目の騒ぎに星だけが先生に目をつけられた。
体育終わって、詩織が話しかけてくれたので今詩織の事で悩んでいるんだと言いかけた次郎。このままずっと岬波と一緒に夫婦なのかと切り出した。
一方で星の方。あそこで先生に目をつけられたので一人で後片付けをさせられていた。そこへ岬波がやって来る。びっくりして後ろに下がって、その衝突で荷物が落ちて星にぶつかりそうになったのを岬波が庇う。身体を密着させて。
ドキドキしちゃった星。でもこれで岬波にドキドキする自分にホッとしてしまった。でも良かったとは?
思わず星は岬波にAランクになったのにペア替えしないまま詩織と一緒なのかと聞いた。岬波はそうかも、彼女がそのままで良いと言うからだと答えるのだ。そうなんだよ、だって詩織は自分達がAランクになった時に次郎がそうじゃなかったからそのままを選んだのだ、きっと。でも詩織の気持ちを推し量れない側からしたら詩織は岬波と一緒に居たいと言う意味に捉えちゃう。
思わず涙が溢れる星。星は目にゴミが入ったとごまかすが、そう言われたから岬波は星に近寄った。多分目のゴミ見るのだろうなとは思ったけど、そこを貞春が目撃してしまった。
慌てた貞春、次郎の所へご注進。折角次郎と詩織がお互いAランク同士になったら...と言いかけたのを駄目にしてしまった。
改めて貞春はタイミングをはかって次郎へご注進。見ちゃったんだよ、星と岬波がキスしてるのを。次郎、ショックを受けてゲームの選択肢間違えちゃった。自分では良かったなとか言い聞かせたけど。
マンションに帰ったら星が漫然とソファーでスマホ見ていた。返事をしないから思わず岬波じゃなくてすみませんでしたねと。そんな口をきくから星がナニソレと問い詰めて来た。だから思わず星が岬波と抱き合ってキスしてたんだろなんて言っちゃう。
そんな勘違い笑えると笑っちゃう星。笑っちゃうけど、でも頑張ってるけど思い通りにならない星から思わず涙。それを見てこれまた次郎が思わず抱きしめる。泣いてるの見てないから。見てないよ。
立ち直った星、風呂上がりに次郎のシャツ来て出て来た。彼シャツってこんなに来るのかと慌てる次郎。そうなの?そんなものなの?しかもそのまま接近してアイス食べるんだから次郎君興奮しちゃった。
星は、自分が岬波とキスしてたと次郎は勘違いしてたけど、キスは次郎とのあれが初キスだからねと赤くなりながら明かす。あれが初キスなんだからねと揺らす星に対して、次郎は必死に自分に言い聞かせていた。勘違いするな。あれはたまたま起きた初キスで、それ以上の意味はないのだと。