勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う・第1話
タイトルどおりの第1話だった。それ以上でもそれ以下でもない。
冒頭でビーストテイマーのレイン・シュウラウドがいきなり勇者パーティーから追放される。役立たずどころかマイナスだと言われて。
しかしそこに至る迄にレインが全く気づいていないと言うのはどうなのか。パーティーのみんなが辛く当たるのは頑張れと言う意味だと理解してたと言う。まあ若いうちはそう言う風に悪い意味を考えずに良い方でだけ捉えようと言う傾向はある。ちょっと仕方ないと言えば仕方ない。
一方で勇者パーティーのメンバーが酷い。これは人間性が悪い。あとでその人間性の悪さから街の市場で物資調達する時に嫌な顔されていたと言う描写があって、あの人間性の悪さはレイン相手だけじゃないんだな。
勇者パーティーの中でレインは役立たず扱いされていたけど、でもレインだけが街の子供とかに受け入れられていた。仮契約で動物を動かしてみせたりして。あれ?だとしたらレインを追い出すと今後あの性格の悪い勇者パーティーは物資調達に困るのでは?
レインは仕方ないので冒険者ギルドに登録して冒険者として何とか生計を立てようとする。受付嬢から冒険者登録には一定の試験があるのでそれをクリアしろと言われた。魔物を10体倒し、それから薬草を採取して来る。と言う事で畑を荒らすゴブリンを退治。レベルの低いゴブリンなら役立たずと言われてしまったレインでも倒せる。ただ、ゴブリン発見の為に仮契約した動物を使っていた。この辺はレインならでは。
その時に悲鳴が聞こえる。駆けつけてみたら女の子がキラータイガーに襲われているみたいで、戦闘力が低いレインでも見捨てておけないとキラータイガーに果敢に攻撃をかけた。が、あっさり剣が折れ、逆にピンチに。
その時にあの女の子が起き上がってかかと落としでキラータイガーを倒してしまった。あれ?じゃあなんで女の子は悲鳴を上げたの?
ともかく予想通りにこの女の子が最強種と言われる猫霊族。キラータイガーを倒した後で倒れるが、お腹が空いて動けなくなっていただけ。ただ、三途の川が見える程に空腹だったのでごはんをくれたレインを良い人だと認識した。と言う事で、自分を使役しないかとカナデの方から言い出した。これで無事にテイム成立。
街に帰る前に冒険者登録のもう一つの課題である薬草採取をしようとレインはウサギ達に仮契約をして薬草を集めさせる。この時にカナデが「えええ」と言う顔をしたので、自分と言うものがありながら別の動物とも契約するのかと怒る方向かと思ったら、この世界ではテイマーは一体としか契約出来ないのだそうだ。レイン、実は凄い力持ってた。ただ、レインの故郷ではみんなそうだと言う。