オーバーロードⅣ・第13話・最終回
マーレきゅん、王都を見下ろして頼り無さそうな言葉を吐くものの、やる事は王都の人間を根絶やしにする事。
王城ではクライムがラナーに引き連れられてランボッサIII世王の所へ。ラナー曰くやる事が出来たと。ランボッサはクライムにラナーを引き連れて逃げよと言うが、ラナーは逃げる必要は無いと言う。王と王女の命令の板挟みになるものの、ラナーは「クライムは私のモノ」と言う言葉で王はそれ以上言うのをとどめるが、一方でここまで忠義を尽くしたクライムに王女を娶るのを許すと言った。
忠義のクライム、過分すぎるとお断りした。それを聞いたラナーがニヤリと笑った。
こいつ...
ラナーがクライムを引き連れてランボッサの所に来たのは王冠をはじめとしてリ・エスティーゼ王国の王位を示す物は全部隠したと魔動王に告げたい。それによって無謀な破壊は避けられるだろうと。ザナックが用意した倉庫へクライムは行って、そして必ず無事に帰って来いとラナーは命令。
アウラは魔術師組合に到着。OPに出ていたサムライ風の爺さんがアウラの前に立ちはだかるものの、瞬時にして殺されてしまった。OPに出ていたのに。アウラはワールドアイテムがここにあると理解して中へ。
クライムが王族の印を倉庫に隠し、帰り際にマーレに遭遇。しかしラナーから絶対逃げて帰れと言われていたので戦わずに逃走。それを見てマーレがほっとしていた。ほっとするのポイント。あとから見たら。
戻るとラナーの書き置きで玉座の間に居ると言う。そこに向かうと魔族が前に立っていて、入りなさいこの宮殿の最後の人間と言う。最後の。だが中では王は殺されていたが、ラナーは生きていた。おや?最後?
クライムはおのれ魔動王と剣を抜いて向かおうとしたが、デミウルゴスの言葉によって平伏させられる。しかしアインズ様は自由にしてやれと。その上で一騎打ちを受けてやろうと言うのだ。クライム程度の騎士にやけに寛容だ。だが当然全く歯が立たない。物語なら覚醒したいところだろうが、現実はこんなものだとアインズ様はクライムを投げ捨てる。
世界は不公平だ。それは生まれた時にもう決まっている。それが人間社会。だが自分だけは違う。どんなに金持ちだろうとどんなに貧困だろうと等しく死を与える事が出来る。それがアンデッドのアインズ様。
クライムが預かった指輪のアイテムを用いての渾身の攻撃も全く魔動王には歯が立たない。そしてあっさり魔法で殺された。
だが復活するのだ。「わん」語尾の新井里美さんの声がしたのでペストーニャの復活魔法か。目が覚めたらそこにはラナーが居るものの、姿が違う。魔動王によって悪魔にされたと言う。そしてラナーはクライムにも悪魔になって欲しいと。クライムを生き返らせる為に魔動王に服従をした。あなたも魔動王に従って欲しいと言うラナー。
別の部屋に移動したラナー。アルベドに平伏しておかしな事を口走る。食べ物に入れる毒、王座の間での演技。そしてアルベドからとうとう種明かしの一端が語られた。今回の王国を滅ぼす計画の9割はラナーが立てたと。アインズ様はラナーを高く買っている。それに応えるようにと。そして褒美として堕落の種子を下賜。
これで晴れて望みがかなったと言うラナー。王国全部程度を代償にして手に入れたとは何と幸福なのだろうか。これでクライムと永久に一緒に居られる。
あまりの嬉しさにラナーの喜びの歌と舞。
そして回想によるここまでの種明かし。
ラナーが手引しての王国滅亡への道。その過程でデミウルゴスはみんなに彼だけは殺すなとクライムを示す。これがマーレが殺さないで済んだと言うほっとした表情か。ラナーもクライムの鎧を変えるなと指示したのはその意味だった。
レエブンが魔動王に呼ばれて王都に到着。そこは生きる者の居ない瓦礫の山であった。平伏するレエブンにアインズ様は残りの貴族は始末するがおまえだけは旧領を安堵しようとのお言葉。アインズ様がレエブンを見込んだのはいつ何の時だったっけ?
アインズ様はレエブンに問う。これで自分に逆らう事がどんな事か世界に知れただろうか。レエブンは未来永劫知れ渡ったでしょうと奉答。
それを聞いたアインズ様、それならリ・エスティーゼ王国を滅亡させた意味があったと言うものだ。
「私はかなり満足しているよ」
うーん、あまり満足していなさそうな。
劇場版が公開されるそうで、そちらは聖王国の話らしい。
確かに聖王国の件はチラと出ただけなのでそちらも知りたいが、そんなに満足していないアインズ様の次の手はもっと知りたい。