シャドーハウス 2nd Season・第9話
シャドーハウスのとんでもない秘密が次々と暴露された第9話。
ローブ様がマリーローズだった訳だが、確かにマリーローズは背が高いけどそれでもローブ様は随分背が高いのではと思ったらまさかのこびりつきに乗ってると言う仕掛け。
しかしケイトが言った様に、生き人形を道具として扱うのシャドーハウスの仕組みが許せないと言いつつ、マリーローズはローズマリーにこびりつきを飲むのを強要したのはどうしてか。それこそ道具扱いではないか。
その回答は実際にローズマリーが出て来て説明した。煤病が重症で未だに発端となったローズマリーから話は聞けないと言われていたが、そのローズマリーが松葉杖をつきながら出て来た。そして言う。これは自分が望んだ事なのだと。
ローズマリーが回復しなかったのはマリーローズがこびりつきを操って胃の中で洗浄されない様にしていたから回復が遅れたのだ。
そうやって時間を稼いだのだ。
何故か、マリーローズはお呼ばれしてしまったからだ。
お呼ばれとは何か。シャドーハウスの最終目標はシャドーと人間の一体化。ケイトとエミリコはそれを聞いて驚くが単純なジョン君はヒャッハーこれでショーンといつも一緒だぜと一度喜ぶ。だからショーンとエミリコに睨まれるが、ちょっと考えて気がつく。あれ?一体化しちゃったらもうショーンとはお話が出来ない?そんなの嫌だ。
シャドーハウスではシャドーが人間の身体を乗っ取って一体化する為の仕組み。そうなったのが「おとな」なのだ。だがモーフの記憶を持っているマリーローズはローズマリーがそうなってしまうのを避けたかった。だからシャドーハウスからの脱出方法を色々探っていた。煤量の少ないマリーローズはそうこうするうちにこびりつきを操る能力に目覚める。これは使えるのではないか。同志を見つけられるのではないか。
亡霊騒ぎで余計な事を考える者が見つかるのではないか。そんな時にお呼ばれが来た。もう時間が無い。だからローズマリーを煤病にして二度目の亡霊騒ぎを起こして時間を稼ぐ。その間にメインハウスから外に出る玄関を探す。しかしそこを開けてみたら断崖が待っていただけだった。やはりおじい様と共にある棟からでないと出られない。
その説明をしてローズマリーがエミリコの方に近づいて来る。これは怪しいなと思ったけどエミリコはローズマリーを思いやって支えに行く。そしてショーンまで。するとやはり怪しいと思ったとおりにこびりつきが二人を襲う。
マリーローズは明日またお呼ばれされる。だから今ローブ様の犯人としてつきだされる訳には行かない。ケイトとジョンを拘束する。そう言って大量のこびりつきが襲って来た。マリーローズは操れるから。
最後の授業、レッスン1。年長者を侮らない事。
ここで変だなと思った。何故レッスン?
ともかくケイトとジョンはどうにも出来ない、エミリコとショーンに近づく事も出来ないので一旦逃げるしかない。
マリーローズとローズマリーがこびりつきに乗って迫って来た。体力の無いケイトやばいな。だが水路の上に作った煤の橋を壊してマリーローズのこびりつきを水路に落として消滅させた。
レッスン2。敵に情けをかけない。どうしてマリーローズをこびりつきごと水路に落とさなかったのか。
ジョンはだったら情けなどかけないとジョンパンチを繰り出すが、その時にケイトは違和感を感じ、そしてこびりつきが増えている疑問を解いた。亡霊騒ぎでこびりつきは大方消した筈なのに何故さっきの大広間にあんなにこびりつきが居たのか。それは挑発されて沢山出たケイトの煤を使ったのではないか。だとしたらジョンパンチは逆効果。
ジョンの煤を使ってさっき以上のこびりつきを生成するマリーローズ。
レッスン3。真の能力は出来る限り隠しておく。
こびりつきが亡霊サイズになってマリーローズは水路を越えてやって来る。
こんなにマリーローズには力があるのに、それでもシャドーハウスからの脱出を諦めねばならなかった。
さて、エドワードさん。
箱を確認しに行くのが気が重いと言う。どうも話の内容から例のシャドーと人間の一体化の為の箱の様だ。一対は成功でももう一対は失敗だろうと。どうやら二対お呼ばれした様だ。
そしてそのエドワードに「こどもたちの棟の新管理者」と呼ぶ男。髭のトマス。やはり口ぶりからして前任の管理者だったらしい。それが一体化の失敗続きでエドワードに替えられた。
そう言えばお披露目の時にエドワードは人間の姿とシャドーの姿の両方をしていた。あの時は何故だと思ったが、シャドーが一体化して人間を取り込むと分かった今なら納得。
今回二対をお迎えして片方が成功して片方が失敗だと差し引きゼロではあるが、次のマリーローズは失敗するだろうとアイリーンが言う。だがエドワードは疑っていたのだ。マリーローズは煤量が少ないと言われて評価が低い。でもおかしいのではないか。嘗てバーバラとペアを組んでいた頃は「優秀」だったのに。
お迎えがあったすぐ後に煤病になる。まるでおじい様と共にある棟に来るのを拒んでいるみたいではないか。反乱分子なのではないか。こどもたちの棟に留まるのは新人への反乱の教育をしてるのでは。それがケイトではいのか。これ、やはりマリーローズがレッスンと言っていた意味がこっちにもあるのだろう。
だからマリーローズをお迎えして洗いざらい言わせる。そうして三階の連中に納得させる。
そうして「完成の箱」のある部屋へ。シャドーの煤の力で繭が作られその中で生き人形はシャドーに乗っ取られる。煤の力が弱ければ失敗。そして今回の二対のうちの一対は失敗だった。これは酷い。