ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season・第5話
状況証拠から裏切り者は櫛田だ。理由は分からない。クラスを率いて行くつもりならこう言う事も考えておくんだ。
と言う事で綾小路は櫛田と他のクラスの敵情視察へ。堀北とともに。櫛田からは綾小路君は人が悪いなあ、自分は堀北から嫌われているのにこの三人で一緒だなんてと言われてしまう。そこには答えない綾小路。このあとは堀北にお任せ。
堀北は全く相手の気持ちを考えない。別に嫌ってない、興味が無いだけ。そして直球で聞いて来る。あなたは裏切り者?当たり前だが櫛田はなにそれな返事で、ここでは一応堀北は、そう、ならいいと言う事になる。これ綾小路が堀北と櫛田を引き合わせた意味あったのか。或いは櫛田に堀北が自分を疑っていると認識させるのが大事だったのか。
体育祭始まりました。
須藤、はりきりすぎ。その理由は好きな子=堀北に自分をアピールしたかったから。あれ?須藤ってそうなんだっけ。記憶に残っていなかった。だがこれが今回の体育祭のDクラスのポイント。
Dクラス、序盤は須藤以外は平均以下だったが、須藤一人で稼いでいてクラス成績は順調。堀北も陸上部に匹敵する力を見せ、そして兄の須藤生徒会長もその実力を見せていた。
だが、あいも変わらず高円寺が全くやる気を出さない。こいついつ本気になるんだ。その高円寺には堀北も出場依頼をしたらしい。まあ堀北の説得程度では高円寺は動くまい。でも堀北が高円寺を説得しようとしたと言うのは綾小路に伝わる。
高円寺がやる気出さないので須藤は段々苛ついて来た。そして龍園の仕掛けが発動しだす。棒倒しは須藤を封じて身動き出来なくし、棒倒しの競技の途中に見せかけて龍園は須藤を蹴飛ばす。どんどん怒りが溜まる須藤。段々他人に怒りをぶつける。
そんな時に今度は堀北が狙われた。Cクラスの子(木下)がわざとぶつかって来たみたいで負傷してしまった。足を引きずる程の重傷。この辺りから堀北もへこみはじめた。当然高円寺の説得はうまく行かなかったが、自分が櫛田みたいだったら違っていたかもしれないと弱音を吐いたり。
女子の騎馬戦ではやはり龍園の策略で堀北が集中攻撃。どんどん落ち込む堀北。
須藤が気にして声をかけても平気だ、それよりそっちに期待すると言われるので、ムキになって頑張ろうとする須藤。だがそれも龍園に封じられてますます怒りが溜まる。
こうして赤組の序盤のリードはほぼ無くなった。
ねぇ、清隆、やばいんじゃないの?
って軽井沢さん、とうとう綾小路を名前呼びですよ。理由は付けてたけど。
綾小路はその軽井沢にも裏切り者が居る事を教えた。参加者リストが筒抜け。これで孫子の兵法で有名な孫子が田忌将軍に斉の公子との競馬の戦い方の故事と全く同じ事をされている。一番強い者には弱い者をあて、残りは相手より少し上の者を。さらに龍園は堀北だけは徹底的に潰す方向へ。
ここで綾小路は軽井沢に腹積もりを明かした。手駒にしたら随分と色々話してやるんだ。綾小路は今回の体育祭で勝つつもりは無い。それより徹底的に一度叩かれた方が今後のDクラスの為だと思っていた。
怒り狂った須藤は龍園に殴り込みをかけようとした。それを平田が止める。ここで平田が須藤に今はもうクラスから認められていないんじゃないかと揉めたところでとうとう須藤が平田に手を上げてしまった。茶柱先生は何事かと言うものの、平田が自分で転んだだけと言うのでその場は追求しない事にした。だがこれで民心は完全に須藤から離れてしまった。Dクラス空中分解。堀北はボロボロだし。
昼休みに綾小路は堀北の所へ行った。堀北は綾小路が近づいて来た理由を察して自分に須藤を説得させるつもりか、自分には無理だと言うが綾小路はそれを許さない。おまえは武器を手に入れる機会を放棄しようとしている。今回の事で分かっただろう。一人で戦うには限界がある。だからこの先の為に手駒を手に入れろと。
この堀北の所に櫛田がやって来た。さっきぶつかった木下が大怪我だった。だから保健室に来て欲しいと。いやいや、堀北さん、あんたは綾小路から櫛田が裏切り者だと聞いているだろう。あの場では信じると櫛田に行ったけど、C組からみで櫛田の言う事を聞くのは不用意すぎないか。
案の定保健室に行ったら龍園が居た。ぶつかったと言う木下の足は大きく腫れ上がり、しかも木下の言い分では堀北の方がわざとぶつかって暴言を吐いたと言う。そんな事はないが証明は出来ない。
ここで櫛田が「助け舟」を出すのだ。助け舟じゃないけど。どうしたら不問にしてくれるかなと龍園に聞くと龍園は100万ポイント寄越せと言う。堀北は一回それを蹴るが、それじゃ生徒会に報告するかと言われて兄にコンプレックスを持ってる堀北が100万ポイントを飲むものの、この時点ではさらに相場が上がっていた。土下座もしろ。
但しこの時点では勘弁してやるから体育祭の後で返事を寄越せと龍園は去る。
罠にはまったと思った堀北だが、兄会長がほんの少しだけ自分を気にしてくれたのを見て自分がこの体育祭でやるべき事を果たさねばと心に誓った。