ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season・第7話
堀北生徒会長が退任。新任の生徒会長は南雲雅。いかにも悪そうな顔だと思ったら悪そうな声と悪そうなBGMだった。また難事が増えたか?一方掘北鈴音の方は少し吹っ切れていた。自分に足りない物が分かったし、あとは兄が生徒会長の立場では無くなったのは脅される要素が少し減ったかもしれない。
新生徒会長が厄介そうな一方でAクラスの葛城は綾小路にとって良い立場に変わった様子。龍園とも手を切ったみたいだし。龍園は我々共通の敵だとも言う。しかしこの作品、言ってる言葉がどれだけ信じられるか分からないからな。
葛城との会話の後で声をかけてくる女子ありけり。誰だおまえ。ちょっと顔貸してとはにかみながら言う。普通の学園モノなら、何ですか好意持ちましたか、告白ですかと思うものの、やはりこの作品だと裏がありそうで仕方ない。
ただ、顔かせの後の様子は本当に好きになっちゃいましたな雰囲気。そして友達からでいいから電話番号交換して欲しいと言う。好きになった理由は体育祭の最後のリレーでカッコよかったから。こんなもんなの?知らんけど。縁がないから。あれひとつで?
その様子を軽井沢が覗き見していた。
茶柱先生から中間テストの結果発表。何だか凄い見にくいと思ったら名前が中央寄せされている。どうしてそんな書き方を。クラス内のトップ陣は掘北とか平田とか幸村とか。えー、高円寺ってそんな出来てたっけ?そしてちゃっかり綾小路は真ん中付近。そんな中で須藤が喜ぶ。点数低い方だけど最下位じゃなかったので。つまり にしてはかなり頑張ったのだ。頑張った原因はやはり掘北との関係性が良くなったからだろうか。
かくして退学者はゼロ。茶柱先生が担当してからDクラスでこの時期までに退学者が居なかったのは初めて。まるで初めてニコっとしたかの様によくやったと褒める。
しかしすぐにまた特別試験が待っている。期末試験はペーパーシャッフルと呼ばれる。この試験は二人一組のペアとなり、ボーダーとなる60点を下回ると二人共退学となる。片方の結果で巻き込まれる可能性がある。この60点、片方が0点で片方が60点でセーフ。合計点なのか。これって100点満点だとした場合は30点平均で済むの?何だかボーダーが低い。総合点にもボーダーがあり、8科目合計で700点が例年のボーダー。こっちは44点づつか。
ペアの決め方は次にやる小テストの後で発表すると言う。
さらにこの試験の問題を作るのは生徒。各クラスで問題を作って他のどれかのクラスにあてがう。それが衝突したらクジで決める。生徒が作るとしたらトンデモ問題が出来そうだが、それは教師のチェックが入る。問題を提供したクラスと提供されたクラスの間で総合点を比較して勝った方がクラスポイント50を負けた方から奪える。
またクラス間の戦いですね。
堀北、この説明で勝ち筋はもう見極めた、平田達を呼んで作戦会議をしたいとの事。
そんな所へ軽井沢からメール。あんた佐藤さんに告られたでしょう。情報源は誰だとの綾小路の質問に佐藤本人だと言う。女子、これから告るんだとか言うのか。恐ろしい世界だ。だからあの時覗き見に来てたのかと、そっちには気づいている綾小路。
堀北に集められた面子は綾小路の他に平田と軽井沢と須藤。なるほど、手駒二人が早速対策会議に参加させられたか。それをどう目ざとく知ったのか櫛田が参加したいと言う。まさかそこであんたはダメとか言えないので堀北はOKした。ただ、平田達を先にカフェに行かせておいて、堀北と綾小路はカバンを取ってから行くと二人だけになる。
二人だけになった所で堀北から綾小路に櫛田の過去が告げられる。堀北は思い出したのだ。櫛田が同じ中学に居たと。中学卒業間近であるクラスが学級崩壊した。それを起こしたのが櫛田だと言う噂が流れた。そんな事を知ってる堀北の存在が櫛田にとって邪魔なのだろう。事件の真相を知らないのに。でもそれを言って櫛田がはいそうですかとあっさり納得はすまい。堀北は時間をかけて話し合いたいと言う。だから綾小路が提案した櫛田を学校から追い出すのには賛成しない。
堀北がそのつもりなら自分は見守るだけだと言う綾小路に、その見守りは体育祭でも勝手にやられたと言う堀北。だが、あれのおかげで自分は今こうしていられる。珍しく感謝する堀北。
Cクラスでは龍園によるスパイの燻り出しが始まっていた。力を誇示して震え上がらせ、そして真鍋に迫った。裏切り者はお前だよなと。そして真鍋三人組が吊し上げに。あの虐めの場面を幸村と綾小路に見られていた。それをネタに情報提供を迫られたらしい。ただ、その時に相手がどっちなのかは分かっていなかった。龍園、その二人のどちらかだと標的を絞る。綾小路は堀北の近くにいつも居た。じゃあ綾小路か?やけに簡単だなと龍園は櫛田に指令を送った様だ。ところで軽井沢も櫛田もイニシャルはkkなんだね。
さて堀北主導の作戦会議。来週の小テストがペア決めの鍵だ。その結果がペーパーシャッフルのペアを決める事になる。おそらく点数で並べて成績上位者と下位者でペアにして平均になる様にしてるのだろう。その証拠は例年ペーパーシャッフルで退学になるのが一組か二組しか居ないと言う事だ。下位同士だともっと沢山退学者が出てる筈。
堀北の作戦はそれが確実に行われる様に普段の成績で4グループを作り、最下位グループはひとつも解かずに0点を取る。これで一番上のグループとペアになる。下から二番目のグループは1問だけ正解する様にして上から二番目のグループとペアになる様にする。
これで綺麗に平均が取れたら少なくとも全員退学を免れる。
次は標的クラス。総合点で競うのでAクラスとBクラスと競うのは得策ではない。だから相手はCクラスだ。
その晩、綾小路のスマホにKKから電話。軽井沢さん、綾小路の声が聞きたくなる程にのめり込んで来た。連絡は最小限にしろと言われてムッとした軽井沢、聞きたいのは佐藤への返事だと言う。告白の答えが気になる乙女。ただ、あの時は告白とは言えなかった。友達になりたいと言う言葉だった。いや、普通はそれは告白に該当するけど、でも綾小路君、それをあくまでも文字上の意味合いとして友達ならOKだよと連絡先を教えたと言う体を取っている。でもそれを聞いて安心する綾小路さん。これまた乙女。
でも消せと言われた通話履歴、ちゃんと消せたかな、KKさん。
メールの時は削除していたけど。
堀北の熱弁によってDクラスのみんなは堀北の作戦に同意した。本当かなあ。いや、他の生徒は「上出来すぎる程の一体感」だったみたいだけど、高円寺は信用ならんな。
ともかく小テストの結果でペアが決まる。
悪運が強すぎて堀北は佐藤とペア。
堀北のペアが須藤とかも出来過ぎ。
そして高円寺君、今回は真面目にやったみたい。
問題児櫛田の相手は池だった。