はたらく魔王さま!!・第6話
犬吠埼灯台の霧笛が鳴り霧の向こうに不気味な影。激しく泣くアラス・ラムス。あの影が何か不吉な物なのかと思ったら、そうではなかった。部屋に戻った魔王さまの所にちーちゃんからメール。この霧の中を天祢が「どこかへ出かけた」と言う。
改めて部屋から霧の中の大きな物を見たらこちらに近づいて来る。でもあの小屋を破壊したら今後面倒な事になると思ったら、それはサイクロップスで小屋の手前で倒れる。まさか人間にあんな力があろうとはと。その後ろにはビーストデモノイド。そっちは魔王さま達を見て人間どもめ一戦とか言い出すのでアルシエルが怒る。日本語で。だから通じない。
やっと魔界の言葉で話が通じそうになったら竜巻が襲って来てビーストデモノイドとサイクロップスを攫ってしまった。そこにまた烏天狗みたいなのが落下。魔王さまがカミーオと呼びかけるとカミーオはちゃんと日本語で話せた。またも竜巻が襲って来たので今度はカミーオを抱えて小屋の中に退避。
小屋に連れて来られたカミーオ、魔王さま達が人間の姿になってしまったので誰だか分からないがルシフェルだけは翼を見せたら理解出来た。カミーオはサタン様に魔界を守り切る事が出来なかったと詫びる。また乱世に戻ってしまったと。そこまで言って魔力を失ったカミーオはちっちゃい小鳥になってしまった。
カミーオは魔王さまとアルシエルがエンテ・イスラに侵攻してる間の魔界の留守を任せていた。カミーオは力こそ正義の魔界にあって唯一知恵で悪魔大尚書になれた者だった。カミーオ達の様子から魔王さまを探しに人間界に来た訳ではなさそう。でもその話を聞かずにもう翌日は魔王さま達は戦場へ。海の家と言う過酷な戦いの場へ。
魔王さまが睨んだとおりに海の家大黒屋は繁盛していた。しかし繁盛しすぎ。特に魔王さまが何かした訳でも無いのに(ベルの砂の城は呼び水になったかも)客が多すぎる。客を待たせすぎてこのままでは破綻してしまいそう。
ここに来るのはちーちゃんだろうなとは思ったが、やはりちーちゃんが手伝いに来てくれた。ちーちゃんに従ったのかエミリアとベルも。ちーちゃんが言い出さなかったら二人は来なかったんじゃないかな。
三人の参戦でなんとか海の家大黒屋はまわる様になった。
15時過ぎて一段落。ちーちゃんの助力に感謝する魔王さま。水着も褒めるのではにかむちーちゃんだが、天祢に言わせれば、ちーちゃんだけ特別扱いでエミリアとベルの方にも何か言ってやれと。確かに感謝はした。でも魔王さま、自分がエミリアの水着褒めたってエミリアは嬉しくないだろうとか言い出したので、アルシエルが踏み込んで説教始めたからベルの方が怒った。
ところでカミーオなどが人間界に来て、人間にやられたと言ったその人間とは、誰だろうか。ここまでで思い当たるのは一期のオルバしか居ない。あいつが黙って牢に入ってるとは思えない。あいつはルシフェルとエミリアの聖剣を狙っているのではないか。
魔王さまはエミリアとアラス・ラムスをカミーオと引き合わせてみる。アラス・ラムスがぴーぴーとカミーオを気に入る。ちーちゃん、カミーオをニワトリさんって呼ぶ。それでアラス・ラムスはニワトリさんとなかよしに。
エミリアを連れて来てカミーオを見せたのは、昨晩カミーオ他三体の魔族が来たのにエミリアがそれを検知出来なかったのを知りたかった。それが結果的にどうしてカミーオがこちらに来たかに繋がるかもしれない。と言うか、まずは直接聞いてみれば良いのに。
カミーオにちーちゃんとエミリアを紹介してるうちに時間が経つ。やっと紹介が終わってカミーオに聞き始める。お前たちがここに来た理由、そして持ち込んだ剣が何なのかと。だがそこに天祢が来たのでまたも一旦話が途切れる。
天祢は片付けに魔王さまを呼びに来た訳だが、その時に箱の中からカミーオが天祢を見ていた。天祢が居なくなった後で、我々をここまでボロボロにしたのはあの天祢だと。天祢、普通の人間じゃなかったね。