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シャインポスト・第6話

TiNgSに入った仕事のオファー三つの中でも最も重要な三つ目。池袋のショッピングモールでのミニライブ。このミニライブで新曲を発表する。やったー新曲、私センターやりたいと春と杏夏が手を挙げる。センターなんて絶対やらないと言っていたあの杏夏も。そしてこの理王様以外ありえないと言う理王。見事に輝きながら。

直輝はもう新曲のセンターを決めていた。この先必要な強さを得る為、それは理王だ。当然よねと言った当の理王がえええーと驚いた。
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さらに直輝が付け加える。今度の曲ではほぼダンスが無い。これは理王を強く刺激した。TiNgSはダンスをメインにして来た。それが無い。無い理由は自分がセンターになるから。そんなの許せない。でも春と杏夏は問題ないと言う。大切なのは楽しいライブをする事。

そう言われて理王は飛び出した。それを追う紅葉。理王なら出来ると言う紅葉。でも理王は自分はダンスが下手っぴーだからダメだと言う。その理王に紅葉はなら自分が教えると言うのだ。ハッと思った理王だったが、春と杏夏がそこへ追ってきて紅葉の手を振り払って駆け出した。逃げられたかー、ってあんな腕を横に広げた走り方だったら全力疾走したら絶対追いつけるとは思うのだが。

小学校の頃から失敗は多い理王だったが、友達の田中葵がいつもフォローしてくれた。だから自分も誰かの力になりたいと思っていた。そしてある日葵が螢を好きだと聞いてチケットを当てたので一緒にライブに行く。ライブ自体にはあまり興味がなくて友達が好きで一緒に行くと言うの、杏夏と同じ。って、その眼の前を杏夏が歩いて行ったね。

運命のライブが始まって理王の意識が変わる。みんなの力になっている。これ良いな。そしてそれ以降何度もオーディションに応募して不合格になるのは杏夏と同じ。理王の場合はブライテストのオーディションも受けて、そしてダンスに失敗して、でもそれを見ていた優希が理王の中に他の応募者にない優しい輝きを見出す。おや?ひょっとしたら優希は素質の輝きが見えるのかな。親族の直輝が嘘をついた人に輝きを見る様に。

これでアイドルになれたと喜んだものの、それは最初の一歩に過ぎず、一緒のグループの春と杏夏の方がずっとちゃんと出来ていると思ったのは杏夏と同じ。結果を出せない日々を送る中で「理王様」キャラが生まれた。自分がちゃんと出来ないのを根拠の無い自信のポーズでカバーしようと。それを笑われても構わない。二人に迷惑をかけたくないと。
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夜の公園で時間をつぶして、もう事務所には誰もいないだろうと戻った理王。レッスンルームは空室。ひょっとして中で誰か待ってるかなと思ったけどレッスンルームには誰も居なかった。でもその背後に直輝が立った。

練習に来たのだろうと直輝が言うと理王は輝かせてそうじゃない、忘れ物を取りに来ただけと言う。理王がこれまで何度も何度も輝いた場面から直輝は漸く理王の問題点を見つけた。さっきの理王の回想のとおり、周りに心配させまいといつもそう言っている。傲慢に見えるとの言葉は優しさの裏返し。ダンスは誰かに教われば良い。しかし理王はそんなの自分がしちゃダメなのだと言う。自分は下手っぴ。わがまま言っちゃいけない、迷惑かけちゃいけない。やっと直輝に隠せず言える。そして泣きじゃくる。自分には何も無い。
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確かに理王は春や杏夏が持ってる物が無いかもしれない。でも何も無い子がアイドルになんてなれない。君は二人が持っていない物を持っている。でもここでそれが何かはやはり直接言わない。それは自分で理解しろと。それが今のTiNgSを救える。

そしてついに理王はセンターをやるのを決めた。輝かずに。

実は夜のレッスンルームに直輝が紅葉を連れて来てるかなと思ったけど、紅葉はあの夜理王を追えないまま翌朝うつむき加減で事務所に来た。紅葉には理王が自分からお願いした。甘天堂のプリンを進呈して、今度のライブで成功したらダンスを教えて欲しいと。

そして愈々サンシャインシティでのTiNgSのミニライブ。相応の反応は受けていた。ただ、その場を通りすがる人々からは注目を浴びていない。普通の人には春の対応力と杏夏の安定感は伝わりづらい。通りすがりの人の足を止める力がTiNgSには必要だ。

そして次に新曲の発表。新曲と聞いてファンは喜ぶ。春がセンターの曲だろうか、それとも杏夏に新しいセンターの曲が出来たのだろうか。だが、立ち位置が入れ替わって理王がセンターに立つと反応が微妙になる。

緊張する理王。でも両側から春と杏夏が応援メッセージ。そして紅葉が見ていてくれた。イエローローズが始まる。あたりの照明が落ちるが、サンシャインシティでそんな事出来るの?ふむ姉さんなんてバラードでまずくないのかとか思ったり。

でも理王の歌が始まったらみんなの反応が変わった。そしてサンシャインシティを歩く人も足を止めた。これが理王の歌の力。人々を振り向かせる優しい歌。EDにして前回の阿佐ヶ谷駅前の場面重ねるとかずるい。

歌が終わって一瞬静まり返ったが、ファンのみならず立ち止まって聞いていた人達からも歌うまい、なんてグループなのと注目を浴びていた。これがTiNgSを広める理王の歌。湧き上がる理王様シュプレヒコール。

やっとアイドルになれて泣く理王。
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