ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season・第9話
前回、堀北は櫛田を説得しようとしたが、説得には応じなかったので勝った方の要求を飲ませると言う条件の勝負を提案した。龍園と組んでいる櫛田は絶対勝てると見てこれを飲む。そして龍園に数学のテスト問題の横流しを求めた。
とは言っても交換条件が無ければ龍園だって飲めない。櫛田はCクラスを勝たせると言う条件を提案した。その一方でいつまでDクラスの黒幕に手こずっているのかと櫛田が言うと龍園はうってつけのヤツが居るから大丈夫だと言った。何だうってつけって。今回登場した椎名ひよりがそれらしいが。
幸村と綾小路と三宅と長谷部が一応順調に勉強会。長谷部がコーヒーか何かのおかわりを貰いにと立ち上がってカップを落としたが、それを踏みつける乱暴者。勿論龍園だった。贈り物は届いたかと言ってその場の幸村と綾小路の反応を見たかった様だ。そしてその判定を椎名にやらせる。幸村は当然何の事か分からないし綾小路は相変わらずのポーカーフェイス。この場では椎名は何ともと龍園に答える。椎名、洞察力の鬼か?
四人は勉強会後にコンビニに寄ってアイスをいただく。ここで長谷部が予想外の提案。これまで自分や三宅は一人でやって来たが、この勉強会は良かった。だからこの四人で新しいグループを作ったらどうかと。三宅は乗り気。幸村も悪くないと言う答え。綾小路も同意した。
幸村があだ名呼びは嫌だと言うので、じゃあ下の名前呼びと長谷部が提案するが、幸村は自分の下の名が嫌いだった。自分達を捨てて出て行った母が名付けた名前だから。ああ、そりゃ嫌だろうが、その程度だと改名は出来ないし。と言う事で、父が名付けようとした「啓誠」(けいせい)と呼んでくれと。お、これってひょっとしたらこの場の人間しか知りようがない情報になるか?
と言う事でこの四人でグループとなりそうだった所に佐倉が駆け込んで来た。自分も綾小路君のグループに入れてくれと。いきなり来たな。前回からストーカーみたいな事をしてたけど。まあいいかとなりそうなのを長谷部が今のままだと駄目だと言う。何故なら下の名で呼び合う事にしたからだと。にくいな、こいつ。と言う事で佐倉も加わって綾小路グループが出来た。いや、綾小路にしてみたら何故自分の名前が付くのかと。
綾小路から軽井沢に連絡。明日映画に行くと。これを聞いて綾小路さんが可愛い勘違い。二人でデートかと。しかし違う。またも手駒としての依頼事項。映画の後で堀北グループとの試験対策の打ち合わせがあるのでやって欲しい事があると。電話が終わったあとで軽井沢(KK)からメッセージ。気づくの遅れたけど誕生日おめでとう。いや、軽井沢さん、何か準備してたみたいですが。
堀北グループとの打ち合わせ。順調そうな感じで、それを受けた櫛田が良かった誰かが欠けるなんて嫌だとかいけしゃあしゃあと言い出した。ただこれが軽井沢の呼び水。櫛田は気休めを言うが、自分や須藤が大丈夫なんて保証は無い。ここで軽井沢が櫛田に難癖をつけだした。そして怒ったふりをしてジュースを櫛田にぶちまけた。
流石に平田や堀北が何するんだと止め。平田が間を取り持ってくれる。こいつはそう言うヤツだ。ここで軽井沢が我を取り戻した風になってお詫びに制服をクリーニングさせてくれと言う。ああ、櫛田の制服が欲しかったのか、綾小路。何か仕込むのか。
翌日、櫛田は茶柱先生にDクラスの出す問題を提出する。そして秘密を守る為にこれ以降に自分以外の誰かが問題を持って来ても受理したフリをして処分して欲しいと言う。これが櫛田の言うCクラスを勝たせると言う方法か。
と言うのを仕組んで今度は龍園からはCクラスが出す問題を受け取る。これで万事うまく行った筈。
そして当日、佐藤が綾小路におはようのご挨拶。だがそこに軽井沢が介入。佐藤が綾小路と仲良さそうに話しているのが気に食わない。と言う事で、飲み物を一緒に買いに行こうと言う口実で引き離す。相変わらず綾小路には乙女。
それを見ていた平田があれは軽井沢のヤキモチではないかと。するどいな。平田としては以前の偽りの関係よりも軽井沢が心の底から綾小路が好きになったのならそれが良いと言う。
そしてテスト開始。数学の問題用紙を見た櫛田が呆然。
櫛田が龍園に文句をつけに行った。龍園はおまえは堀北を出し抜いたつもりかもしれないが、逆にしてやられたのだと。まあ堀北は櫛田が龍園とつながっているのは分かっている。だから龍園から問題を受け取るだろう。だから先回りした。堀北は先にDクラスが出す問題を茶柱先生に提出。そして櫛田が言ったのと同じ事を言っておく。この後誰が問題を持って来てもそれは受理したフリをして破棄して欲しいと。
こうなると櫛田が龍園に渡した問題は本来の意味をなさない。つまり櫛田は龍園との約束を履行出来ないのだ。だから龍園は櫛田に本当の問題を渡さない。
一方綾小路が軽井沢に指令して櫛田の制服を手に入れたのは、櫛田の制服にカンニングペーパーを仕込む為。堀北の作戦が発動しなくとも綾小路の作戦で櫛田が負ける事になっていた。しかもその解答は龍園が櫛田に渡した問題の解答。龍園は櫛田ではなく、黒幕Xの方を選んだ。
櫛田は負けを認める。だからもう堀北の邪魔はしないい。堀北は今後は信じる方に行きたいと手を差し伸べてもそれを受けない。賭けの対象はあなただけで、それ以外には束縛されないと。つまり綾小路の敵としての櫛田が生き残ったか。
綾小路は龍園にCクラスの出す問題と解答を寄こすか、櫛田に提供する問題を変更するかどちらかにしろと取引を求める。当然龍園は最初の条件は飲めない。綾小路としては堀北が櫛田に先手を打っていると言う情報を交換条件とした。
龍園はしてやられたとは思ったものの、条件を飲む。だが、俺を利用したツケは払って貰うと軽井沢の写真を送る。
今期の終盤は愈々龍園と綾小路の真っ向勝負ですかね。