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オーバーロードⅣ・第8話

冒頭、ザナック王子とラナー王女は何となく覚えていたが、聖王国のくだりはすっかり忘れていたのでwikipediaを見てみたら、ああそうかヤルダバオト(デミウルゴス)に襲われた国か。リ・エスティーゼ王国はローブル聖王国からの援助を断った。ヤルダバオトはモモンの名声を上げてやられた事になったが、聖王国は荒廃。そこで今は魔導国が聖王国に食糧援助をしている。

その食糧援助にあたって輸送の為に王国を通過する為の条件を魔導国は全て丸呑みしてしまったのでザナックとしては魔導国が食糧輸送するのを認めざるを得なかった。しかもその食料を王国で販売する事も飲んだ。この都合の良すぎる話は魔導国が何かを企んでいるのだろうと言うのがザナックの見立て。帝国ですら魔導国への従属を選んだのだから。

しかし王国も帝国の様に魔導国へ従属して安堵して貰うと言う手段は、王国内の貴族を抑えられないリ・エスティーゼでは出来ない相談だった。

ラナーが持ち出した彼女の望みは、部屋の外で立っていた金髪の若い騎士の事。確かラナーに誠意を尽くしていた騎士がいたよね。またwikipedia見たら、なるほど確かにラナーの為にセバス・チャンに鍛えて貰ったと言う話もあった。
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場面変わって酒場で飲んだくれている松岡さん声の男。ああ、第2話で転がり込んで来た爵位継承に浮かれて王国を訪問したアルベドを招いて宴席を用意してアルベドに色目を使った男爵だ。あの時よくもまあアルベドに殺されなかったものだと思った。

そのモチャラス男爵が色々うまく行かないとやけ酒していた所にデルヴィ男爵とロキルレン男爵が声をかけて来た。領民どもが自分の指示を全く聞かない。どいつもこいつもバカばっかりだと。

デルヴィはモチャラスがアルベドと手紙のやり取りをしていると聞いて、では魔導国の話はご存知かと聞いて来た。今や魔導国は王国に匹敵する食物生産をしている。労働力はアンデッド。聖王国支援の食料が王国を通過しているが、一部は王国の倉庫に保管され、それが廉価で販売される可能性があると言うのだ。それを聞いてモチャラスがいきり立つ。それでは我が領土の食料が高く売れないではないか。

モチャラスは無い頭で魔導国の食料をどうにかしてしまい、魔導国に正義の鉄槌を下す方法があると言い出した。なんだそれ。あとでそれが分かるが、いや、どこからどう見ても最悪の手だった。

それがアルベドの所に報告書として上がって来た。「聖王国への支援部隊に関して起きた問題」ってまるまる日本語かよ。

中を読んでアルベドが驚愕。アルベドはアインズ様も含めてナザリックに階層守護者全員を集める。何だそんな大事件だったのか。

魔導国が聖王国へ送る途中の食料が王国にて奪われた。やらかしたのは王国貴族。え?モチャラスの良い考えってまさかこれ?アルベドは続ける言葉に詰まっていた。アインズ様はこれって社長がやらかしたミスを指摘しようとしている社員かなと思い、ためらわずに言うが良いとアルベドを促す。

アルベドによるとやはりモチャラスがしでかした事件らしい。まさか王国が背後に居るのかとも思われたが、そのモチャラスを管理していたヒルマが呼び出され、一部始終を報告する事になった。あまりの失態にどうにかされるのではと震え上がるヒルマ。

アインズ様はヒルマを調べて嘘は言っていないのを確認。そこでアインズ様はヒルマを無罪としたが、アルベドがそれでは示しがつかないと言う。部下の失態は上の者の責任。そう言い出したアルベドをアインズ様は止める。それを言い出すと最終的に私の責任となると。それには恐れ入ったアルベドが引き下がる。

そう言ってアインズ様はヒルマには再発防止策を考える事で放免とした。王国に戻ったヒルマはアインズ様の慈悲深さに感動して以降は誠心誠意尽くして行く事を誓う。

さて、では王国に対する仕置はどうするか。当初立てた王国に対するアメとムチ作戦は、そもそも王国のある人物からの提案だった(ラナー?)。この作戦は不満を抱いたバカが王国に反旗を翻すのを予定していた。だが王国ではなくて魔導国に反抗してしまった。

デミウルゴスはひょっとすると王国の智者が暴発を魔導国に向けさせたのではと思った。するとそれに踊らされるのはよろしくない。一方アインズ様はただのバカが暴発したのではと言う。アルベドから見たらいくらバカでも魔導国にわざわざ歯向かうかとの意見。こっちもモチャラスの良い案がまさかただ単に魔導国の物資を襲う案とは想像もしなかった。これに対してアウラがアインズ様が言うのだからそうなのではないかと。それに他の階層守護者も同意する。

バカがしでかしたとして、ではどう対処すべきか。アウラは歯向かった者は殺そうと提案。アインズ様思わず「え?」となる。しかもシャルティアに至ってはそのバカの上の者も同罪で王国を皆殺しにしてしまえと。

アルベドもデミウルゴスもそうは思ったが、以前アインズ様が言った言葉を重んじる。力で征服するのは容易いが廃墟を占領しては魔導国の名が廃る。デミウルゴスはこれでは今回の計画は失敗として修正せねばと言うが、アインズ様は本当に失敗なのかと問う。

ここでいつものデミウルゴスさんの勝手な先読み発動。なるほど、帝国を支配下に置いたのは国家レベルでのアメとムチを考えていたのですねと。逆らった王国にはムチを、従った帝国にはアメを。また先読みされちゃったアインズ様。
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王国では魔導国から来た問責の書状に関して宮廷会議が行われた。問責の書状には魔導国は勿論、賛同した帝国と竜王国とドワーフ国と聖王国と顔なしの印が押されていた。

襲撃の主犯がモチャラス男爵だと言うのは判明している。ザナックはたとえモチャラスが唆されたとしても実行犯であるのは違いないので、モチャラスの首を魔導国に差し出して赦免して貰おうと提案した。だが、これに父王ランポッサⅢ世が怒る。罪なき貴族を差し出すのかと。いや、罪あるじゃん。

王子と国王の対立に内務尚書がいっそ帝国と同じ様に魔導国に服属してはと提案したが、やはり他の貴族からは大反対が起き、ランポッサⅢ世もそれではこれまで尽くしてくれた者に顔向け出来ぬと反対した。あーあ、チャンスだったのに。

そこに魔導国からの先触れあり。魔導国宰相のアルベドが到着すると。ランポッサⅢ世はすぐに会う準備をさせた。アルベドが王に対面したところでランポッサⅢ世はザナックに妙案がると言ったのを実行した。自分の首を差し出すのでそれで赦して欲しいと。
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