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異世界おじさん・第6話

グランバハマルに転移した直後のおじさんはその顔からオークと間違えられて冒険者達になぶりものにされた挙げ句、神様に言葉が通じる様にと祈ったらグランバハマルの人族の言葉が話せて、今度は人族の言葉を話せるオークとして見世物小屋に売られてしまった。但し銅貨3枚。

見世物小屋の主人曰く、こんな瀕死のオークこの程度だと。冒険者がやった事だから仕方ない。ついでにタワシがあったのでこれを売ってみたら(何故見世物小屋でタワシを売る)銅貨120枚になった。きっとタワシはおじさんの価値がどれだけ低いかの比較の品だろうと思い、銅貨4枚とか6枚かなと思ったらもっと遥かにタワシの方が高かった。

あまりの事におじさんはショックで記憶の精霊にこの記憶を消して貰い、メモを見たたかふみも消されたがこの映像を見て思い出してしまった。思い出す時に記憶の精霊から警告の鼻血を出されてしまったが。

おじさんは地下牢に入れられて見世物小屋の主人から忘れられてしまっていた。たまたま三日目に降った雨の雨漏りで生きながらえていた。そして一週間後。正気を保つ為に月の光に話しかけていた時にそれは起きた。

光の精霊と話が出来た。そして月の光はライトセイバーになった。これがおじさんが初めて使った魔法。前回神に言葉が通じる様にと祈った時に、さてはこれで精霊とも話せる様になったから魔法が使えたかと思ったが、その通り。藤宮とたかふみはここで気がついた。でもおじさんは今気がついた。思わぬ事でチート能力を身に着けていた。
参考資料

おじさんはライトセイバーで檻をやぶり、ついでに捕らえられていた小型の魔物も開放してやった。そうして外に出てきたらウサギ型の魔物がやって来る。ぴょんと肩に乗って、これって普通の異世界物だとお付きの小動物になるのだろうが、この時点でおじさんの世界だと逆だろうと思ったら案の定。正確に頸動脈を狙って来る魔物。

助けた魔物に一斉に襲いかかられて、これってヤバいのでは。店主も外に出て来て「東大陸選りすぐりの魔獣が!」と襲われつつ叫ぶ。すんでのところで立ち上がって魔物をライトセイバーで一掃。やられかけた店主も助けたものの、血みどろのおじさんに店主は悲鳴。そして負傷転送したけど、これはいきなり新しい魔法使えたね。

おじさんは倒した魔物を焼いて食べて一週間の空腹を満たす。
これで最初はかなり良いスタート。うん、まあ悪くないのでは。

気づいてみたら18:30。藤宮はもう門限近くで帰ろうとした。と言う事で一旦記憶再生は終わりにしようとしたが、この後はろくでもない事ばかりの内容が、あのツンデレエルフを竜から助けたところと言われて藤宮が俄然見たくなる。

と言う事で藤宮は唐揚げをキャンセルして続きを見る事に。おじさんは竜に襲われていたエルフを助ける為に竜に攻撃。一撃で竜は倒れた。これ、唐揚げキャンセルした甲斐が無いのでは。

ただ、一撃で倒せた理由は、既にエルフが竜に対して一点攻撃をかけていて弱くなった部分があってそこをおじさんが突いたから。エルフ、もう少し頑張っていれば竜に勝てたかもしれない。

エルフ、最初は今度はオークがと思ったけど、おじさんがパーカーを与えたので様子が変わる。それにしてもどうしてエルフはチャックの閉め方が分かったんだ。あれは高度な知識が無いと無理だぞ。

竜から助けられてパーカーまでくれたのでエルフは剣士様ありがとうございますと口では言ったのに、許されざる醜さだと言ってナイフを向けて来る。感情がバグってしまったエルフ。しかしおじさんに声をかけられて正気に戻る。そしてナイフを身体にしまうのだが、その様子はどう見てもナイフを自分に突き立てたかの様。

おじさんが刺さってしまった!と驚くのも無理はない。そして大丈夫かとパーカーをめくり上げた所から確執が始まる。そりゃ素肌見られたから。こうしてエルフはこの淫乱オークめと罵声を浴びせて逃げてはつきまとう生活が始まる。

あのエルフ、凍結封印された時も助けてくれなかったと言うので、藤宮が思い出す。あそこからどうなったのか。あの後、おじさんは身体が動かない状態でベッドの上で目が覚めた。覚めた...なんてこったい。
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ツンデレエルフさん、流石にこの状態を見られて狼狽して、北方では獣の内蔵で暖を取る風習があるからそれと同じ事をやっていたと言う。たかふみと藤宮はこんな言い訳通るかと思ったがおじさん納得。未だ寝ると言うおじさんにツンデレエルフは自分もと言うとおじさんが勝手しろと言うのでやたーと思ったツンデレエルフさん。
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ところがメイベルがおじさんに抱きついて行く。かあさん、かあさん、嫌と言いながら。これは何か事情がと思ったのに、メイベルは凍神剣さえあれば働かなくても生きていけると言ったのに違ったじゃん、働くのは嫌と。

働きたくないなら指輪を売ればいいじゃないかと言うおじさんにツンデレエルフも同意。そうなのだツンデレエルフはメイベルが指輪をしてるのが黙っていられないのだ。でもメイベルはこの指輪は手放したくない。どうしても餓死しそうになってからと売ろうとしない。

朝食をとりながら自己紹介。ツンデレエルフさん、エルフで良いと。そしておじさんはウルフガン・ブラッドだと名乗る。ウルフガン・ブラッド・デイズがかな漢字変換で出て来たから何か元ネタあるな。

朝食後、ツンデレエルフはイコザの街に行くと言う。実は焦ったツンデレエルフさんが指輪を買い戻しに行くのだ。メイベルが指輪貰っちゃったから。おじさんは近くのダンジョンに伝説の勇者が行ったと聞いたので見物に行く。メイベルも一緒に行きたいと言うものの、夜型で昼過ぎに起きるから夕方迄待ってと言い出す。流石にそれは無理で、三人はここで解散した。

そんな話をしていたらもう大分暗くなって来ていた。藤宮を送りがてらラーメンを奢ると言うおじさん。でも財布を見てちょっと間があったのでこれはと思ったら、やはり三人分は不足していた。

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