転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~・第1話と第2話
最初を見ただけで「うわー、ど派手な魔法で敵と戦います系かい」と思ってしまった。絵もそうだしBGMも完全にそっち系の物。そう言うのもう飽きたのでこれは駄目かなと思った。
第1話はその方向に沿った内容で、誰かに操られた魔物が1万体もファスタンの街に押し寄せて来る。いくら冒険者がいても数が多すぎるので犠牲を少なくしながら逃げるしかないと言う所で主人公ユージが提案。ドラゴンの骨がある。この骨からドラゴンの炎を再現出来る。これで魔物を一掃する。
ユージはテイマー。一応普通のテイマーではないが、そんな事が出来るのかと言われるが、それしか道がないならとその提案に乗る事になった。
ところでテイマーと言う名詞は初耳でWikipediaのこの作品の項目を見てたら「魔物使い」とあった。なるほど、それでスライムを大量に扱ってるのか。
ユージの作戦で魔物をひきつけておいて、冒険者のみんなが防戦し、街の周りに集まったところでドラゴンの炎を発動。これを陰から見てるギルドの受付嬢のリリーさん。何かするのかと思ったら単に「凄い」って持ち上げるだけだった。
それにしてもユージの魔法の発動って、どこからどう見てもAccessのデータベースリレーション。
ファスタンの街を守ったユージは別の街へ。次の街はキリア。ここでも冒険者登録しようとしたが、ギルドで属性を見せたらテイマーでは駄目だと言われてしまった。え?そうなの?今回ユージは特別だったけど、でも魔物使いって悪くないのでは?ともあれ、索敵能力があるなら無条件でOKだと言われる。索敵が出来たらパーティーの生存率が格段に上がるので。
そこに現れたロディス、ティナ、リーサ。随分都合よく出現したな。ロディスは最初テイマーじゃ使い物にならないと言っていたが、ティナとリーサがそう言うロディスは前回のクエストで仲間の冒険者がみんな居なくなると言う悪い噂があると言って、ユージを入れないとあんたも入れないと言われてしまったのでユージも参加出来る事になった。
ギルドの依頼はアース・ドラゴンの居場所の特定。相手は強力だから討伐は無理で発見だけ。移動中にさっそくユージの索敵が役立ってロディス達から見直された。
この後の野営でもロディスの配慮を聞いて、あれ?この男、実はイイヤツ?と思ったらとんでもない。冒険者をおびき出して盗賊団に売り飛ばすヤツだった。
ロディスの怪しい動きにティナとリーサが気づいてつけて行くと盗賊団の罠に嵌まる。この危うい所でユージの遠隔魔法で盗賊団が一網打尽。
夜寝ている間にユージは夢を見た。時折前世のプログラマーだった頃の場面もチラチラ出ていたが、何故かこの世界に転生して、そしてスライムとテイムしたのをきっかけに膨大な知識を得る事が出来て今に至る。
スライムが可愛いのは良いが、この後どんな話の展開になるのか。
単なるど派手な魔法使い物だったらがっかりで、その辺次第。
前世の恩恵はあまりなさそう。