はたらく魔王さま!!・第1話
9年の歳月を経て「はたらく魔王さま」が帰って来た。
一期があれだけ好評で、原作にもそれが波及したのにどうして二期の制作がこんなに決まらなかったのだろう。Wikipediaを見たら原作者すら諦めかけていたらしい「2021年3月に制作決定が発表された。原作者の和ヶ原は第2期を待ち続けた果てにあきらめかけていたところに制作決定を知らされて喜んだ」。
好きだったのでかなりよく覚えている一方で忘れていた部分も結構あった。魔王さまの声は覚えていた。なのにちーちゃんの声が東山奈央さんだったと言うのを忘れていた。ルシフェルが居候してたっけと言うのは見てから思い出した。さらに隣にクレスティア・ベルが居るんだっけと言うのも思い出した。
相変わらず魔王城の財政は厳しかった。エアコン無いし。そんな状態でよくもまあルシフェルは押入れに籠もっていられる。そのルシフェルにアルシエルが魔王城で生活するならちゃんとやれと細々と説教をする。麦茶の補充まで。あれを取り出した時はてっきりもう飲み物が無いというのかと思ったら補充の話だった。余計に細かい。隣のベルの部屋で聞いてるエミリアが呆れる。
ルシフェルに家事の一貫として洗濯の仕方を教えるが、今どき二槽式洗濯機なんてあるのかと言うが、あるんだこれが。二年前に昭和の時代から使っていたサンヨーの洗濯機が壊れて買い替えしようとした時、うちのマンションが古いせいで洗濯機置場の入り口の通路が狭く小さい洗濯機でないと入らなかった。大きさをメジャーでチェックして何とか日立のは入るのを確認。その時に二槽式洗濯機は厚みが薄いのでそう言う理由の需要もあると聞いた。
しかしその魔王城にヤツが侵入していた。ルシフェルが一番最初にその本体を感知する。もしかしてBlattella germanica(チャバネゴキブリ)ではないか。或いはPeriplaneta fuliginosa(クロゴキブリ)。
嫌々言ってる割にはちゃんと掃除機で掃除してるルシフェル。そこにBlattella germanicaが出た。さらにはPeriplaneta fuliginosaも。居なくなったと思ったら洗濯物に隠れていて、いきなり発見したルシフェルが驚いて騒動に。これひょっとしてアパートを破壊するんじゃと思ったけど、ベルの武器は力加減も出来て無事退治。
ちーちゃんがベルの所に持って来たお盆の送り火のセットで火をたきはじめると、上空に黒いゲートが出現。魔王さまがとっさにちーちゃんを庇う。まあこの中では唯一普通の人間だし。でもこれでちーちゃんが魔王さまに守られたとすっかり舞い上がってしまった。
ゲートから巨大なりんごみたいなのが落下。魔王と勇者の居る場所に異変とか何事かと言う場面で魔王と勇者の口喧嘩開始。最初にエミリアが魔王さまの服をけなした事で、魔王さまがおまえなんぞユニクロのスポーツブラで十分だまな板勇者とか、エミリアの心をえぐったせいでエミリア怒り心頭。
エミリアが振り下ろした聖剣を、あのリンゴが受け止める。中から今期のキービジュアルで出ていた赤ちゃん登場。誰だろうこの子はと、話しかけてみたらちゃんと日本語が通じた。通じたのは良いが、パパが魔王、ママがエミリアと指差しするので、魔王やエミリアが驚くが、それ以上に取り乱したのがちーちゃん。
何かの行き違いだとしてもこうしてゲートから出現しちゃった赤ちゃんを養育するのはやはり魔王城かな。エミリアは一人暮らしで働きに出てるし。