ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season・第4話
優待者当ての特別試験、終わってみれば単純なヒントが隠されていた。惑星が太陽系何番惑星かに応じて、そのグループに割り当てられた生徒の名字の順番が一致していたのだ。なんて話は作中の人物じゃないと分からない。視聴者には無理。作中でもほんの2か3例では確信は持てない。龍園は自分のクラスの優待者を知って大まかな法則を知ったみたいだ。ただ龍園とてCクラスを完璧には掌握出来ていない。
二学期が始まった。10月の体育祭まで体育の授業が増える。例によってポイントの移動があり、これは特別試験なのかとの質問に茶柱先生はどう捉えようが勝手だが、結果がクラスに影響あるのは確かだ。
取り敢えず各種目で上位3位に入ればポイントが入り、テストの点数への換算が出来る。一方で最下位などの成績だった者からはポイントが剥奪される。同じ理屈でテストの点数にマイナスの影響が出る。全員がどれかの種目に参加する他、推薦参加の種目もある。誰がどの種目に参加するのかは生徒で決めろ。ここが今回のチーム戦のポイントか。
因みにAクラスとDクラスが組んで紅組、BクラスとCクラスが組んで白組となる。
休憩時間の堀北の問いかけに綾小路は今回の試験は当日はもう体力勝負で決まる、だから今回の注力ポイントは事前の準備だと言った。何だかんだ言って堀北さん、綾小路に依存してるね。
早速どう参加種目を決めるのか、決め方で議論が始まった。昔からある戦略で自分の所で自分の点数を食い合わない様にと、堀北は上位になりそうな者と下位になりそうな者との組み合わせで選ぼうと提案した。得意な種目のメンバーの所に不得意なメンバーが放り込まれたら当然下位のマイナスポイントをひっかぶる事になる。それを予めクラス内で決められると言う事は、そこで切り捨てられると言う事だと言う不満が篠原から上がった。
堀北はクラス内で調整する事でそれをカバーするから問題ないとは言っても感情論ではあまり納得出来ない。ここで堀北が相手の感情を読まない発言をしてしまう。そもそもテストなど普段から点数を取っていれば赤点など気にしなくて良いものだと。バカは切り捨てたと言わんばかりの言い方。そこはそう主張するのではなくて、どうせ3位までしか得点出来ないのなら、他のクラスの誰かに勝てないのならどのみち同じ事だろうと言えば良かったのに。堀北はクラスをまとめる能力が無い。そりゃ綾小路が軽井沢を手駒にしたくなる。
と言う事で早速綾小路さんの指令が飛んだらしく、スマホをいじっていた軽井沢が挙手した。堀北の案はピンと来ない。当然堀北はその曖昧な反対は何だと怒った。そんな事でクラスが一丸となれるのかと言う軽井沢に、堀北はなれると思うと言うが、ここで何故か軽井沢は櫛田に振った。どう思うかと。櫛田はどっちの言い分も分かると中立な答え。みんなはどうなのと軽井沢がさらにふると軽井沢さんが反対なら自分も反対と手を挙げる子が出て来る。堀北ますますお怒り。あなた達本当にバカなの?
揉めて収集がつかないので平田の裁量で挙手による多数決となった。流石に堀北の提案には合理性があったので10対8で掘北案が採用された。でも綾小路は棄権。
そのあと、軽井沢はあの指令は何だったのかと綾小路を問い詰めたが、聞かれても答えるとは限らないとかわされてしまった。ただ、この先自分の言ってる事を信じさせる為の予防線として、今度の体育祭でDクラスから裏切り者が出る。その事も考えてあると言うのだ。
どの種目に誰がと言うのを決める為に体力測定でデータを取った。須藤の握力は80kg超え。須藤から握力計を渡された綾小路は基本は筋力勝負だろうが、筋肉の使い方で数値は変えられると思いつつ、須藤から男子の平均は60kgだろうと言われてその値を出した。でも60kgって凄いねと言われた。普通は40kgとか50kgだからと。これ須藤は単に適当に言ったのを綾小路が信じてしまってうっかり自分の能力見せちゃった場面かな。とは言っても基礎体力あるよね。
これで参加種目は決まる。平田からは情報が漏れない様にねと念を押された。
その上で練習が始まるが、掘北がいつもどおりに協調性が無い。遅いペースになど合わせられないと。いや、それじゃもっと勝てないだろ。理論的には二人三脚はペースをうまく合わせて行けば元の足の遅さは関係ないとの主張。じゃあやってみようかと綾小路が掘北とやる事にした。だが今度は掘北が綾小路のペースについて行けない。これで分かったかな、掘北さん。
ここで綾小路から掘北に依頼。明日白組の偵察に自分と掘北と櫛田で行くぞと。何故櫛田?それは地球グループの裏切り者が櫛田だったからだと。確かにあの時龍園は櫛田が優待者だと知っていたよね。どうしてかとは思ったが。