まちカドまぞく 2丁目・第12話・最終回
ミカンが動揺すると周囲に災難がふりかかると言う呪いは最初に会った時から分かってはいたが、ミカンがシャミ子の学校に転校して、そして良い感じに迎え入れられたのに、この呪いのせいでその良き人達に迷惑をかけてしまって、ほとほと自分が嫌になったミカン。
それを何とかしようと夢魔たるシャミ子が眷属桃を引き連れてミカンの夢の中にダイブする為に川の字になって寝るぞと言ったのが前回。
そして桃を引き連れてミカンの夢の中に入った訳だが、どこにミカンが居るか分からない。今期シャミ子が手にした便利なフォークで方向決めの杖として方向を探る。気休めって言うけど、方向は正しい。
ミカンが黒い何かに包まれているので不用意に近づこうとするシャミ子。それを桃が引き止めて、相手が話が出来るかどうか確認しろと言う。でも菓子折りを手にして何故か英語で近づいてもその黒い物は攻撃をして来るのだった。桃がそれを祓うが、かと言ってこれを片付けるとミカン本体も危ういかもしれない。
このドロドロを何とか出来ないか。その時にシャミ子が思い出したのは良子が言っていた神話の矛。天沼矛。ドロドロの物は天沼矛でかき混ぜて個体化すれば良いのでは。でもそれで出て来たのは泡だて器だった。
そんな泡だて器で大丈夫かと思った桃だったが、見事に黒い霧が実体化。凄いぞずるい武器天沼矛。でもシャミ子、かき混ぜる時の音は「こおろ、こおろ」だ。
ただ、シャミ子は魔力を使いすぎて動けなくなってしまった。必然的にウガルルとの交渉は桃に任された。桃の発想は肉体言語での対話だったけど。
ウガルル、お菓子で話は聞いてくれそう。そんな時に杏里がミカンの家を訪ねて来て、三人が川の字に寝てるのを発見。ご先祖が何とか杏里に話をつけて夢へのダイブは邪魔しない様にした。
交渉が難しそうだったが、桃がウガルルに対してミカンから出て行けと言ったものの、ウガルルは出ていけないと言う。ミカンを守る為に召喚されたが、依代が不完全でちゃんとした形になれずに今ここに至る。そしてミカンを守る為と言うが、どう言う基準でミカンを守ろうとしたのか聞いてみたら、ウガルルは外が見えないからミカンの心が震えた時に攻撃をしたと言うのだ。なるほど、それでミカンが動揺した時に周囲に災難がふりまかれたのか。話は分かった。
でもそれではミカンが困っていた。それを理解したウガルル、言われたとおりに出て行くと言う。だが、出て行ったらそのまま消える。それを聞いてシャミ子がそれは駄目だと介入する。そう言われても心が挫けたウガルルは消えようとしていた。それを無理やり止めたのはミカン。ミカン、気が付いたの?
どうしたのかと言うと、ご先祖が杏里をうまく使ってミカンをちょっと揺すって起きるとも起きないとも言えない状態にしたおかげでミカンが夢の中で話せる様になった。ミカンの説得でウガルルは消えるのを思いとどまったが、かと言ってウガルルをどう実体化するか。
シャミ子達は目覚めてウガルルちゃん実体化プロジェクトを開始する。最初の召喚の時、魔法陣も依代も駄目だった。おまけにお供えがスカスカでレモン臭かった。肉にレモンあり得ない。
では正しい召喚方法でやり直そう。正確な魔法陣を書くにはやはり小倉しおん。しおんがまとめた結果、
・質のいい依代。
・正確な魔法陣
・魔力を含んだうまいメシ(お供え)
が必要。
正確な魔法陣はしおんが書けるとしても必要な物は今夜中には無理。上質な魔法料理が作れない。良い材料を魔力をこめて料理する。しかしシャミ子が思いついた。純喫茶あすらのリコに頼めば良い。材料は杏里の精肉店で調達。魔力料理には幻獣の尻尾の毛も必要だが、あすらのマスターが居るではないか。
と言う事で、あすらでお供えを作成。マスターが酷い目に遭って、でも最高の唐揚げが出来た。
質の良い依代を作る為には霊脈のある場所の土が必要だが、それもシャミ子が勝利の思い出として持ち帰っていた。凄いぞシャミ子。
こうして全ての準備が完了。三人の子も手伝ってくれて。そして召喚はシャミ子が行う。魔力不足は眷属が未だ残っている桃から注力。召喚成功。
ウガルルはミカンから離れて暮らそうとしが、ミカンは一緒に住めと引き止めた。あんたはもううちの家族。この街に仲間が増えました。
今期もまちカドまぞく楽しかった。
それにしてもミカンの呪いってこう言う形で解決して仲間も増えるって流れになるんだ。
この調子で是非とも3丁目の制作をお願いしたい。