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シャインポスト・第1話

まーたアイドル物かと思った。一時期異世界物が判で押した様に同じ物ばかりで、異世界と聞いただけで見るのやめようと思った時期があった。それが近年は流石に工夫をこらした物も出る様になって、大変面白い作品も出現している。アイドル物は現時点では未だ判で押した様な物がほとんどで、「憧れのあの人の様なアイドルになりたい→頑張る→歌を歌う」以外の物語がほとんど見られない。アイドル物である以上根幹はこうかもしれないが、それを動かす物に工夫が無いといけない。

ただ、開幕早々に絵はイイネと思った。あとは内容。冒頭で絶対アイドル(と言うらしい)の蛍の輝こう(これ、意味あった)に憧れる少女達。ああ、ここに出てる子達がみんなアイドルを目指す話なんだろうなと思った。

案の定、その何年か後に青天国春と玉城杏夏と聖舞理王はTiNgSと言うグループでデビューしていた。結成6500時間(時間、かよ)記念ライブ。凡そ271日、凡そ9ヶ月。でも観客は数える程しかいない。アイドルに向いてないのかなと思う春。
参考資料

でもある日、その日は朝から絶好調の幸運の連続だった。これは来てる。凄く来てる。いや、そう言うフリがあると絶対その反動が来るのが常だ。LINEで「優希さん(事務所の社長)が、私たちに何やら素敵な話があるとのことです」と杏夏から連絡があって喜び勇んで社長室へ突撃。

「君達TiNgSには解散して貰おうと考えてるんだ」
ホラキタ

結成して9ヶ月、未だに専用劇場100名を埋める事も出来ないからだと言う。9ヶ月でこれか。ちょっと厳しくない?三ヶ月後の結成一周年コンサートの会場を満員に出来たら解散しない事にしよう。

で、その場所は中野サンプラザ。定員2000名。
いや、100名も埋められないのに中野サンプラザかい。あ、分かった。再開発で中野サンプラザを取り壊しにするから「仕方ないなー、もう少し続けるか」ってなるんですね(違う

流石に「じゃ頑張ってね」で終わりではない。社長はTiNgSに凄腕のマネージャーを用意したと言うのだ。彼なら大丈夫。但し難しい性格をしてる。春と理王は単純にそれなら大丈夫と言うが、杏夏だけは心配していた。

優希に呼ばれたと思われる男がブライテストに向かってやって来る。三人は噂のマネージャーが来るのを事務所の外で待ち構えていて、春は彼を見てきっとそうだと認めて三人は挨拶をしてさっそく事務所でご挨拶と言う事になる。

このご挨拶で三人の中で一番まともだと思った杏夏が寒いギャグ飛ばすんだよね。

彼は日生直輝と言う。後の会話で分かるが優希社長の従姉。その彼はマネージャーなどやらないと言う。この会社には事務職だけやると言う社長との約束で来たのだ。だから君達のマネージャーは出来ないと言って断る。

ただ直輝がマネージャーをやらないと言った理由はあるのだ。以前の事務所で直輝の担当したグループがダントツで成績を上げていた。それにはある特別な理由もあった(腕もあったろうが)。どうも直輝は相手が嘘を言ってるかどうかの判定が出来るみたいだ。嘘と言うか、本心ではない場合だろうか、その時に相手が輝いて見える。

これが以前の事務所で軋轢を生んだ。そして社長から今のままだと君も周りも共倒れになってしまうと言われて退職した。だから自分が関わるとみんなが不幸になると言うのだ。それをひろったのが優希。

春達は直輝の説得に向かう。三ヶ月後に中野サンプラザを満席にしないと解散になっちゃう。直輝はそれを聞いて驚いたがそれでも出来ない。じゃあ自分たちの歌を見て欲しいと直輝を練習場へ連れて行く。

ひと通り見終わってTiNgSの実力は分かった。直輝はひとりひとりにどんなアイドルになりたいのかを聞く。絶対嘘は言わないでと。
参考資料
来たな、嘘を見抜く力、そして付き合って行けるのかどうかの鑑定。

理王と杏夏が答えると輝く。あれ?それ本心じゃないの?
でも春は違う。シャインポストになりたい。君は輝いていない。

普通「輝いていない」は否定的な言われ方だから春はがっかりするが、でも直輝はまずは100から始めよう。専用劇場を満席にする所からと。本心で向かって来る春に直輝はやる気になったか。

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