このヒーラー、めんどくさい・第12話・最終回
ドワーフの村のご神体を暗黒大魔道士のドルマンが狙っている、助けて!と言うメッセージを受け取ったアルヴィン達がドワーフの村へ向かった。
村には誰も居なかった。既にドルマンの手によって襲撃があったと思われる。どこに連れて行かれたのだろう。行き先はカーラの魔法によって探る事にした。何しろこう見えてもヒーラー、弱っている人を探知する力がある。でもそれによって出て来た探知精霊が不気味。そして探知精霊はアルヴィンの上空をくるくる回るのだ。いや、アルヴィン、身体は丈夫だから。
連れて行かれた先が分からない、と思ったらドワーフの子が聞いていいた。城の牢屋へ連れて行けと言う会話を。見てみたらいかにもな城がすぐ近くに聳え立っていた。
アルヴィンとカーラが偵察に行ったら魔術使いらしき男が二人門の前に立っている。そして出て来たのは冒険者ギルドでアルヴィンを見下してカーラに酷い目に遭ったブリガンだった。こいつ冒険者のくせしてドルマンの手下になっていたのか。しかもドワーフを売り飛ばそうとしてるし完全に悪人じゃないか。
偵察にりょう子さんが大活躍。ひっそりと潜って城の中を見てドワーフ達が囚われているのは牢屋らしき場所があるのを確認。新月を利用して中に入ろうと。りょう子に収納して貰ったら城の中にも入れる。え?そこに?
カーラが止めてカバンの中に入る事になりました。
牢屋の前に出現。でも牢屋には暗黒魔法の魔法陣が書かれていてりょう子は入れない。アルヴィンとカーラが自力で入る事に。中に入ったらドワーフ族が牢の中に閉じ込められていた。村長と会って、あの手紙を見せて救出に来たのを納得して貰う。でもカーラがまたぞろ人に物を頼むならと言い出した。慌ててアルヴィンが止めるものの、ドワーフ族はカーラに言われたとおりに頭を下げた。
村長の指示どおりに城の奥のご神体の方へ。カーラがちゃんと言わないせいでアルヴィンがものの見事にトラップに引っかかる。アルヴィンも懲りない奴で自分で先に村長の指示を読んでおけと。トラップにひっかかりながらもご神体の所に到着。冠だった。しかしそこにドルマンもやって来た。ダークエルフの魔力を感じてあとをつけて来たのだ。
流石の暗黒大魔道士ドルマン。杖をひとつ叩くだけで魔兵士が出現。あっと言う間にカーラが囚われた。でもアンナも参上してこの魔兵士を一瞬で片付ける。さすが元盗賊。
アルヴィンがご神体の冠を被り、ご神体の加護でドルマンと戦おうとしたが、やっぱり駄目。カーラはブリガンに捕まっちゃうし。
りょう子がアルヴィンを連れて一旦脱出。捕まったカーラからドルマンがメダルを奪う。ドワーフの村長がそんなに大事な物だったのかと聞くと、カーラが「そんな事ないでギク」とか大動揺。
アルヴィンは城から2km程離れた場所へ脱出。あれ?こんなに離れたのにカーラの呪いが発動しない。呪いが発動しないならいつの間にか消えたキノコのオルテガイアみたいに逃げても良いかなと思うアルヴィンだったが、その時にご神体が喋りだす。
今日は新月で力が出なかったが、ヒーラーに回復魔法をかけて貰えれば力を最大限に発揮出来る。そしてアルヴィンにかかった呪いはご神体の聖なる力で解けたのかもしれない。そしてアルヴィンとカーラは半世紀前にエルフ族の恋人同士だったが、暗黒魔道士のせいで別れ別れになり、縁によって再会したのだ...いかにもでまかせみたいな感じだなとおもったらでまかせでした。だってカーラはダークエルフで既に72歳。
でもでまかせは別にしてアルヴィンはカーラ救出を目指す。ご神体を牢屋の魔法陣の上に置いて、魔法陣を解除しようとしたが、魔力不足で消しきれない。仕方ないのでアルヴィンが掃除道具で魔法陣を物理的に消す事に。これで牢屋の中でも魔法が使える様にはなった。
魔法陣が消えたのでりょう子が牢の中に入れる。中に入ってカーラを呼び出した。これでご神体に回復魔法がかけられる。信じて良いのだろうか。少しはマシになったかもしれないが、やはり魔力不足。
そこをドルマンに発見されて魔兵士に囲まれた。りょう子も束縛されて進退窮まる。カーラも土下座してくれたドワーフ族の為に戦う決意。
誰か助けてと言うりょう子の呼び声にオルテガイアがシリーズの登場人物を全部引き連れて来た。オールキャストで最終回らしくなって来た。まさかこの作品でこう言う演出が出るとは。牢の方はオルテガイアがあの腕力で鉄格子を開けるし。ドリアードとメデューサは鞭をふるうし。
応援は活躍するものの、魔兵士の数が多い。大元を叩かないと駄目だ。アルヴィンがドルマンの方へ向かった。でもご神体の魔力が未だ足りない。魔力を増幅すれば良いと聞いてオオムネクマから提案。
以前カーラにあげた杖には魔力の増幅する力があったのだ。アイテムゲットだぜな雰囲気あったけど、最終回で役に立ったか。流石ご神体。魔力がみなぎったらあの弱っちいアルヴィンですら強力な戦士になった。
でも元が弱いから苦戦。それにカーラが応援する。強化魔法をアルヴィンに向けて撃った。いや、それまずい奴では。それを知らずにその強化魔法貰ったとばかりにドルマンが受けて大ダメージ。こうしてドルマンは退治された。
カーラはアルヴィンとの思い出のメダルを取り戻す。ご神体はドワーフの所へ戻った。呪いが解けて助かったと思ったアルヴィンだったが、カーラがご神体を睨んで拝む。それを察したご神体はあれはわしの勘違いだったかもしれぬと言ってくれた。
こうして最初はアルヴィンとカーラだけのパーティだったのがだんだん大所帯の楽しいパーティになって来た。
第1話を見た時はカーラのキャラが腹立つなあと思ったけど見てるうちにあのキャラに慣れて来て楽しくなって来た。そして最終回はオールキャストで良い最終回でこれは良作だったと思う。